3.3作目公開に併せて地上波放送してたので観たわけですが…
原作コミックもアニメ版も観ている人間からすると「実写版」にはそれらにないプラスアルファが欲しいわけです。
原作もアニメ版もすでに存在するわけですから、そこにない良さがないと実写映画化した意味がありません。
そう考えると1作目以上に「なんのための映画化なん?」という気分が抜けない2作目でありました。
人間が演じる以上外連味などはどうしても落ちてしまって見栄えはしないですし、しかも実写映画ならではの大人の事情が見え隠れするのも鼻白んでしまう理由の一つ。
一例を言えば劇中に橋本環奈が登場するわけですが、あの時点であんな場所に彼女がいるわけないでしょ。立場考えようぜ。
絶対にあそこにいるのはおかしいんですが、ナチュラルにさらっと居るわけです。
それは一回橋本環奈をキャスティングした以上なんとか出さないとダメなわけでその苦肉の策なのか…と。
そういう大人の事情的なのが透けて見えるのはやっぱり観ててしらけてしまうわけです。
「実際の人間が演じてないと!」とか「漫画やアニメはそもそも見ないタイプで実写のドラマや映画しか見ないんだ」なんていう偏屈なタイプの人用なのかな…と覚めた眼で映画を眺める2時間でした。
いや規模といい前提的に頑張って作ってるとは思いますけどね…ただそれだけです。
あとどうしてもだめなのが羌瘣役。
もちろん「動ける女優」という事からのキャスティングだと思うんですが、原作キャラの眼力、目の大きさ、あと背の低さを考えれば例えば今田未桜あたりがベストだと思うんですけどね。
動きはCGとかダブルでなんとかすればよかったのに…と。
まぁそのあたりは製作サイドとの拘るポイントの違いだろうし、そういうとこが合わない時点で自分には合ってないんだな…というのがわかるわけですが…