1.不倫を題材にした映画。古い映画なので、起承転結の承の部分は抜け落ちてます。
音楽を通じて二人の距離が近づいていくシーンや、原題の「間奏曲」がキーポイントと、
クラシック音楽を小道具代わりにした演出には、とてもセンスの良さを感じた。
バーグマンはうっとりするほど美しいし、全編に渡って流れる音楽は心地いいし、
彼女のピアノの先生はいい事言うわで、こりゃ不倫映画の最高傑作になるかなと思ったのだが。
ヒロインの描写はまったく問題ないのに、男性側の描写があまりにも薄っぺら。
特にあのラストでは誰も納得しないだろうし、せっかくいい感じできてたのに、
これじゃすべてが台無し。嗚呼もったいなや。邦題もいただけない。それらの点を除けば、
いいシーンはたくさんあるので、興味のある方はご鑑賞あれ。