7.貧乏長屋でどん底暮らしの人々に、人生を悟ったようにささやかな安らぎや希望を与えるお遍路老人、そんな人でもいざとなるとケツをまくって逃げ出す始末。長屋の人々は相も変らずその日暮らしを続ける。みんな何をすべきかなんて自分で解っているが、苦しくとも楽な生活に慣れてしまっている。誰かが背中を押してくれるきっかけを待っている、本当にどん底から抜け出すためには自分自身の自己改革が必要である。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-11-18 11:55:00) (良:1票) |
6.これはねー、よくわからなかった。もとが舞台らしいが、映画にする内容なのかなぁ。登場人物が出たり入ったりしては喧嘩して、の繰り返し。意味のわからない私が未熟なのでしょうが・・・。 【のほほん息子】さん 0点(2003-10-24 00:48:35) |
5.言われたら言い返す、またやり返す。黙っているやつは出てこない。台詞のやり取りがとっても面白くて、リズミカルな言葉のアンサンブルに見事に引き込まれました。黒澤監督の演出力はもとより、役者の芝居のレベルの高さは一級品。個人的には、いわゆるマルチキャメラ撮影が、黒澤作品において一番効果を発揮している作品だと思います。 【スロウボート】さん 9点(2003-10-14 21:10:13) |
4.左ト全がいい味出してる。そしてあのリズム、デンデンツクデンデンツクデン、イヤーいいリズムだ。まー、内容はちょっと飽きるがな。 【たましろ】さん 7点(2003-10-13 20:56:15) |
3.山田五十鈴が壮絶。世界の三船もタジタジでやんす。 |
2. 黒澤明監督は1951年にフョードル・M・ドストエフスキーの「白痴」を松竹で映画化した前歴があったが、今回はマクシム・ゴーリキーの名作の映画化に挑んだ。余程ロシアというかソ連文学に造詣が深かったのだろう。原作を全く知らなくても役者の演技のアンサンブルが楽しめるという意味では佳作の域には充分達しているとは思うが、江戸の棟割り長屋に舞台が固定され、黒澤的なダイナミズムを求める向きには余りに躍動感に乏しいと感じるかもしれない。しかし、役者の演技レベルは高く、今日の邦画界にこれだけの芸達者な名脇役はとても揃えられまい。因業な大家役の中村鴈治郎が中でも出色の上手さ。黒澤らしからぬ超低予算&超短期間で作り上げた見事な手腕と出演者のハイレベル演技に…8点! 【へちょちょ】さん 8点(2003-02-13 17:55:38) |
1.映画を観たというよりは芝居を観たという気分になった。そのせいでどん底にひしめく人間達の人生のようなものは感じられなかった。舞台で見たらいい芝居ということになったのかも知れないが、もっと映画らしい黒澤映画を観たい(もう死んだけど)。それにしても千秋実はモト上流階級の人間とはとても見えない。 【アンドロ氏】さん 6点(2002-12-17 16:14:12) |