20.現代を生きるごく一般的な高校生が最も嫌う事は“努力”し“妥協”しない、という事。ましてや夏休みの補修に参加させられる程の女子生徒達が“努力”し“妥協”しないなんて事はまずありえない。その証拠に、補修をサボる口実に吹奏楽部に弁当を届けるという場面でも数多くの“妥協”を繰り返し、“努力”などまったくと言って良いほどしていなかった。さらに弁当を摘み食いし、その弁当を腐らせ、石を詰め、さらには補修をサボる口実にジャズを始める始末。ここまで振り返ると、彼女たちは面倒な事はそっちのけで、楽な方楽な方へと逃げ(これが妥協)、結局何一つきちんと成し遂げてはいない(努力ゼロ)。そんな彼女たちも徐々にジャズの魅力に引き込まれて行く。が、やはり妥協の彼女たちは何をやっても中途半端。楽器代を稼ぐ為に始めたアルバイトも練習も路上ライブも。どれもこれも見苦しいほど中途半端。しかし、徐々に彼女達のジャズへの直向きな情熱が表へ出てくるようになる。自分達から積極的にジャズの先生を頼んだり、壊れた楽器の修理をしたり、他にも自主練習をしたり、衣装を作ったりと様々な所で積極性や努力が見られ、そしてその成果はきちんと音として現れていた。冒頭であれほどまで雑で、適当で自己中だった彼女達が、ここまで上達し成長し、結果を出たしたのには素直に感動し、清々しい気持ちになれた。そして彼女達のやる気の源になった物は、彼女達のジャズへの深い愛と、ジャズを心から楽しもうとする彼女達の直向きな純粋さが結果をもたらしたのだと僕は思った。そんな彼女達に僕は大きな拍手を送りたい。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-26 22:14:40) |
19.なかなか楽しい映画でした。初心者があんな短期間で楽器演奏が上手くなるなんてありえない!というツッコミはとりあえず置いておきましょう(ある意味ファンタジー作品なのか?)。「ウォーターボーイズ」に続き竹中直人が出演していますが、今までの彼のクドすぎるほどに過剰な演技に飽き飽きしていたので、今回のやや抑え目な先生役はなかなか新鮮で良かったです。 【ライヒマン】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-08 18:19:59) |
18.ウォーターボーイで「いつのまに全体練習したの?」と思った時と同じ場面がありましたねぇ。でもやはりそれがなくちゃ話が前に進まない。いてまえ!そしてラストに突入。みんな青春してますね。自分ひとりじゃ小さいけどみんなとあわせるとこんなにすごい事ができる。時々こういう映画は見るべきですね。 【ぼちぼちさん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-02 01:16:22) |
17.今回はメインキャラが皆そこそこ顔が良い(美男美女系)であり、竹中直人の演技も抑えてしまっているため、従来の“矢口作品”と比べ、今ひとつパンチ力不足であったように感じた。ただ、“この素晴らしき世界”(猪)のシーンはさすが面目躍如というか、マイッタ! 【いわぞー】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-01 20:58:28) |
16.演奏シーンがやっぱり山場で見ごたえはあるけど、その前にメイキングを見てしまって、彼女らのゼロからの奮闘ぶりや、苦悩の日々が背景にあることを知って、さらに感動してしまった!即席バンドなので必ずしも上手くはないけど、上手く見せるのが目的じゃないしね。ある程度演奏の部分が完成してから、撮影に入ったと思うので、バンド組み始めた時のような、「へたくそ」に演奏するところなんて難しかっただろうと思いますね。 【ブッチ・ハーモン】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-05-01 09:11:43) |
15.まんま「ウォーターボーイズ」じゃんという意見はわかります。しかし、笑いも前回(ウォーターボーイズ)より劇中に馴染んだ笑いだと思うし、全体のテンポも良く、最後まで時間を気にすることはありませんでした。そして今回また竹中直人が出ていますが、コレもまた前回のように邪魔というか浮いた感じもせず、けしてでしゃばらず、物語にシッカリ馴染んで良い存在になっているんじゃないでしょうか。口ばかりだし出来そうに見えて出来ない、コレがやっぱり竹中直人だと勝手に思っていますから。このように、まんま同じような話でも確実に1ランク上の作品にしてくれるのであれば、わたしは大歓迎ですね。それにしても関口さん、ほんにいがったなぁ~おれは惚れたずう・・・で、良いのかな。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-27 22:36:35) |
14.Wボーイズ的を求めて見るわけだし、以上の物ではなかったが楽しかった。 |
13.ウォーターボーイズと決定的に違うところは、朝の連続テレビ小説でも通用したであろう長閑さと純粋さ&東北弁。登場人物もかなりNHKっぽい。かと言って湿気っぽさなどは無く、全面カラッとした雰囲気で安心して見れる作品でした。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-03-31 05:02:35) |
12.川を挟んで『A列車で行こう』を演奏しているシーンはほんといい。 あと、最後の演奏シーンはほんとがんばってる。観客の手拍子が裏打ちになっていくのとか、どんどん盛り上がっていくのとか、自分があそこに座ってるみたいな気持ちになって心地よかった。 あといなせなのはエンドロール。『L-O-V-E』に合わせて出てくるあの映像が実に楽しそうで。女の子たちはモロに青春しててそれが映画になっているわけだけど、製作現場もそれにつられて青春な感じでやってたんだろうなあと思って清清しい気持ちになった。楽しげに作られたものを見るのは楽しいです。 【コダマ】さん 7点(2005-03-24 18:48:55) (良:1票) |
11. 音楽をやっていた人間としてはとても懐かしかった。いろんなことを思い出しちゃった。やっぱり音楽っていいよね。 【ひろすけ】さん 7点(2005-03-22 15:01:26) |
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10.仮にもこのワタクシにもガールズと呼ばれる時代がありまして・・・女子高校生時代っていうのは結構その時代特有のドロドロしたものも思い返されたりするものですが(制服と学校の匂い/臭いまで思い出されます)これは素直に楽しめました。イノシシシーンは久々映画館で腹を抱えて笑いました。ただ、もうね、お腹いっぱいなんですよ。なにがって、あのT中さんの演技。もうそろそろアノ手の役どころは他の役者サンでいいのではないかと・・・ 【宝月】さん 7点(2004-12-01 01:35:10) |
9.先生死んじゃったのか~?のおばあさんいいね。竹中直人らしさができってない感じが残念でした。けど普通に楽しめたかな。ビデオでもいいけど。 |
8.まあ、ツッコミどころは満載なのですが、それは置いておいて・・・・。もう上野樹里ちゃんが可愛いから許しちゃいます! 女の子も可愛いし眼福・眼福。(・・・って私、女なんですが) 【あずき】さん 7点(2004-10-07 17:09:19) |
【ぷりとさね】さん 7点(2004-10-01 21:21:45) (良:1票) |
6.う~ん。前作を7点にしてしまったので本当なら6点のはずなのだが、それほど低くもないかな~ということで。せっかく厳しい練習までさせて、本当に吹けるまでになった彼女達なのだから、その途中経過と努力の跡を、ドキュメンタリーとはいかなくても、もっと出してあげればよかったのでは? そうすれば、ラストのカタルシスはかなりのものだったろうに。吹奏楽部に追い出されて思わず悔し泣きするシーンのような彼女達の姿をもっと見たかった。今時の女子高生だって、ここ1番の情熱はあるんだべさ。しかし「てるてる家族」では才女役だった秋ちゃん(上野樹里)は、こんな役をしても見事に可愛いですねえ。サックスを構えるすらりとした容姿のなんと美しいこと! 【showrio】さん 7点(2004-09-29 21:17:20) (良:1票) |
5.どなたかも書かれていましたけど、金管楽器ってああ簡単には吹けないように思いますね。知り合いもトランペットをずいぶんしていますが、未だに映画のように吹けません。しかし、映画としては非常に心地好く、それでいて少し笑え(笑いの趣味が少し合わなかった…が、擬似静止画は爆笑した。)邦画にしては個人的に高得点です。まさに家族で安心してみる事の出来るテレビ的な映画です。カップルで鑑賞するにも良い意味で無難でしょう。 【クルイベル】さん 7点(2004-09-26 16:38:26) |
4.青春コメディいぐね、いぐね? でも、期待しすぎた感もあったず。正直、ラストはもっと入り乱れるくらい大ハシャギしてくれたほうが盛り上がったかもず。次回作は○○キッズだと思うけど、楽しみにしてるず! 【小僧】さん 7点(2004-09-20 01:28:05) |
3.前半の大げさなくらいのギャグのような部分は秘密の花園、後半の仲間たちと一致団結、感動というか圧倒される演奏シーンはウォーターボーイズとこの監督のいいところを足したような映画でした。とにかく、あんまり深く考えずにただ単純に楽しめます。最初のやる気のなく、下品な女子高生っぷりは、見ていてちょっとイライラさせられるところもありましたが(反省)、最後の演奏ですべてが許せてしますほどです。青春ですね。自分的にはウォーターボーイズほどの衝撃はなかったものの、割と好きでした。けど、この作品もドラマ化とかされるのかな~。 【シュシュ】さん 7点(2004-09-19 01:52:59) |
【ヒロヒロ】さん 7点(2004-09-14 14:47:57) |
1.日本の女子高生、しかも集団となれば、恐らく世界一エネルギー溢れる生き物なのではないか。そんな彼女らが大真面目にジャズやるんだから、唐突に上手くなろうが、練習シーンが少なかろうが、そんなことは全くおかしくない。漫画なような物語も、ベタな笑いも、山形弁に包まれれば全く不自然じゃない。 加速する車輪のように、物語が進むにつれテンションが上がっていく快感。近くに座っていた子供が送っていた拍手。大エンディングの気持ちよさは至福のエンターテイメント。 青春ってなに?と聞かれたら、「それはスウィングだ」と答えよう。彼女たちは青春の伝道師。その輝きにはもう嫉妬すら覚える。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-09-12 21:28:40) (良:1票) |