14.お気に入りのアンドリュー・ニコル監督作品なので期待して観たが面白かった。必要悪ってなんだろうと人の善悪について考えて悶々としてしまいました。こういう社会派で重く考えさせられる映画は好きです。ニコル監督次作も期待してます。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-17 16:37:46) |
13.まずはテーマの勝利でしょう。こういう職業にスポットライトを当てた段階で、成功はほぼ約束されたと思います(興業成績は知りませんが)。ただ、きわめて興味深い話なのに、特に前半は駆け足でポイントだけをまとめた感じでした。主人公の“語り”の多さが、その証左です。おかげで、ずっと予告編を観ているようでした。一つ一つの話を、もっとじっくり観たかった気がします。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-29 17:42:58) |
12.面白かった・・・でも弟が・・・最後、武器のあるトラックを爆破した弟の行動は正義やと思う・・・。戦争=金・・・・ 【ピエロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-19 23:34:45) |
11.<これは暫定評価です> 期待しないで吹き替えで観たので、予想外のおもしろさに「好い拾いものをした」って感じだ。もう一度字幕で観直す予定。 これは明らかな反戦映画だ。それもかなりレベルの高い。キーワードはAK47。「子供でも扱えるし、実際そうしている」(大意)って台詞は重いね。 【オオカミ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-08-18 23:10:21) |
10.重いテーマを含みつつも、娯楽映画として立派に成立している点に好感が持てました。我々日本人にとっては「戦争」も「銃火器」も馴染みが薄いですが、それを差し引いても色々考えさせられる重みがこの映画にはあります。 【K】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-08-17 22:04:58) |
9.社会派の映画であるが、ニコラス・ケイジが主役ということもあり重くなり過ぎず、娯楽映画としても最後まで楽しめる。銃問題を鋭く突いた内容であるが、結局犠牲になるのは一番貧しい人達で、その悲壮な様がブラックな描写で描かれている。流石に個人で武器商売というのは無理があるように見えるが。売るのは仕方が無いとしても、原住民にタダで配るのはゾッとする。子供もいるのだから誤って起こる大事故ぐらいは配慮して欲しい。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-29 07:01:30) |
8.わくわくどきどき、の類の話ではありません。(「アクション」分類とも思いません) ただ乾いたシニカルな視点でいながら、心に残る映画でした。観ながら、ザ・インタープリターやボーリング・フォー・コロンバイン、ブロウなどを思い起こしました。 特にすべてをあらわす冒頭が見事。「銃弾の一生とその使命」の映像にがっちり心をつかまれました。 【エメラルド】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 08:22:23) |
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7.最近見た映画の中では、かなり面白い部類に入ります。最終的には視聴者に考えさせはしますが、ボウリングフォーコロンバインより切り口は好きです。 【february8】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-01 21:57:43) |
6.私、少し賢くならせてもらいました。 主人公がアフリカの将軍と、 大量虐殺の兵器とタイヤモンドとを交換しているシーン、われわれ、そのダイヤモンドで、 永遠の愛を誓っているんですね。 みんな地獄にいるんだよ、ってか。 【オドリー南の島】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-18 13:20:23) |
5.乾いたユーモアはさすがだなぁ。って感じでした。 あまりに重いテーマで観終わって、ドッと疲れた。でも、嫌いじゃない。 【静葵】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-06-17 12:38:57) |
4.この世から武器を無くしたとしても、人々の争いが消えるわけはなく、人々は素手や棍棒で殴り合いを始めるでしょう。需要が有る所供給があり、利権が生まれる。世界はあらゆる要素が絡みに絡んでいて、何を糾弾すれば世の中から戦争が無くなるなんてとても言えない。武器商人は死の商人といわれるが、彼らだけが諸悪の根源であるわけも無い。そう思いながら観ていたが、アンドリュー・ニコルも当然そんなことは承知の上。ちょっと突き放してシニカルにこの世界を皮肉っている。感情露わに戦争反対を叫ぶ反戦映画よりもこんな映画のほうが僕は好感が持てますね。ニコラス・ケイジはちょっと悲しげな表情と猫背の佇まいが素晴らしい。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 9点(2006-06-16 21:45:40) |
3.実在の武器商人の半生をシニカルに描きつつ、根本として示されたテーマは、もはや「悪」ではなく、この世界の「常識」となってしまった武器流通の実情だった。 “戦争王”と呼ばれた彼の生き方は、決して肯定されるべきものではない。だが、この世界の現状を示されれば、彼の言い分に対して一方的に否定はできない。それが、世界の現実であり、絡みついた蜘蛛の糸のように決して容易に逃れることができない人間全体の問題だと思う。 絶対に否定すべきだが安易に否定できないものを、ひとりの男の人生を通して、彼自信に肯定させることで、強く否定してみせた挑戦的な映画だった。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-02 19:09:41) |
【たま】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-18 15:17:08) |
1.実在の武器商人をモデルにしたという、シニカルな「ブロウ」風の実録ドラマ。モノローグが多すぎるのと、序盤の事業拡大がとんとん拍子に進みすぎる(一体「仕入れ」の元手はどっから来たんだ?)のが玉に瑕ですけど、各登場人物が要所要所で喋る台詞も一々考えさせるものがありますし、国際情勢と武器拡散の非情な現実を巧みに娯楽映画に仕上げてあると思います。特に、生産・流通した武器がどういう結果をもたらすのかを、一発の銃弾の視点で追った「チャーリーとチョコレート工場」も真っ青のタイトル・バックが素晴らしい。ラストで主人公は、自分の商売を「必要悪」だと言いますが、悪を必要としなければならない社会システムを憂えずにはおれません。しかし、我々は正にこういう世界に生きているのです、7点献上。 【sayzin】さん [試写会(字幕)] 7点(2005-12-02 00:04:39) |