100.わかる、わかるけど、離れて暮らす者と一緒に暮らす者では見えるものが違うんだね。親孝行ができる子って、いるんだろうか。 【Skycrawler】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-02-12 02:45:13) |
99.夫を亡くしてもなお夫の両親や親族に献身的でいい嫁を演じる原節子さんに感情移入できないのは、自らの当時の空気に寄り添う姿勢の欠如でしょうか。登場人物の人間関係を把握するのに時間がかかりましたが、それにしても長男・長女役とそれほど年も違わない笠智衆さんの老け方は見事でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-23 23:56:44) |
98.原節子さんをしのんで観賞。 映画として、かなりの出来だと感じる。この世界観は普遍的なものだろう。それでも、作品の出来が良いとしても観る時の心理状態と合うかどうかが評価のポイントになってしまう。 泣けそうで泣けなかった、それが気になる。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-28 19:38:09) |
97.もっともっと期待してたけど、21世紀の今これが公開したと考えてみるとまぁこんな感じかな。 |
96.親の死、葬式という儀式の中での人間模様を極められた映像、語りで描写されている。 この表現力において、並ぶもの無し。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-08-04 23:06:29) |
95.まず驚くべきはこの時の笠智衆さんは49歳だったという事。お爺ちゃん歴ながっ!!いま観ても遜色無い、いや逆に更に核家族化し親戚づきあいの減った現代の方がしっくり来るお話かもしれませんね。この作品は若いうちに観てもピンとこないだろうが、親が死にうる歳であったり、子供が手を離れてきたあたりの方には感慨深いと思う。映画の中で冷たく見える実子だけれど、多少デフォルメされてても実際あんな感じなんだろうな。事実、私も4人兄弟の長女でありますが、実親には細かくてキツイ性格の娘だと言われ、義親には正直で優しい嫁だと言われています。そんなものでしょう。孝行したい時に親は無し、、、か。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-04-01 21:54:35) |
94.はるばる田舎から出てきたのに、実の子供に敬遠される夫婦気の毒。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-22 13:39:40) |
93.とても静かで地味な映画なので全然好みではないけれど、なんだか不思議と印象に残っている映画。 老夫婦が上京した際の子供達の扱いに、こちらまで胸が痛んでくる。 親子の関係は誰にとっても一番基本的なものだから、心にじんわりと沁みてくるようで…。 老夫婦の姿は哀愁があって切ない。 この映画は時を経ても色あせることがなさそう。 学生時代に見れば退屈な作品だろうが、年齢を重ねて見直すごとに味わいが増していきそうな気がする。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-01-11 00:14:53) |
92.周吉ととみの会話において 二人が子ども達を愛していることがすごくよく分かる 実際のところ 周吉が 「正直なところ、わしゃ、孫達よりも子ども達のほうが、やっぱり かわいいと思うんだわ」 みたいなこと言ってた事でもよくわかる。 しかし、哀しいかな 子ども達のほうが父母を愛し敬い普通に優しい心で接しているという様子がさっぱりみてとれない 兄妹間で交わされる台詞や映し出されるシーンにおいて、とにかく愛を感じられないところがかなり辛く感じられますよね それがこの作品の狙い目なんでしょうけど。 淡々と進んでゆく進行過程とは裏腹に 親の思いとは如何ほどか 子側の心境とは如何ほどか いやぁ、濃ゆいですよね~ 沁みますね~~ 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2012-06-20 20:23:53) |
91.子を思う親の気持ち、親を思う子の気持ち、何かをしてあげたくても日々の生活に追われて満足に出来ない。今でも変わる事のない親子関係の多くのものを含んだ名作ですね。じわじわと色々な事を考えさせられます。しかし笠が公開時49歳とは驚きました。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-06-17 13:26:44) |
|
90.今でも通用するようなお話に、思わず苦笑。目のつけどころがとてもいい作品。 この監督さんの作品は、家族という集合体を通して、 ありふれた日常の中のペーソスに焦点を当てているものが多いのだが、 決して人情物というわけではなく、淡々としたストーリーの中に、 人間の悲哀さを描写してくるのがとてもうまい。そこはかとなく飛び出てくるセリフも絶妙。 こちらのほうでは大いに笑わせてくれるので、本作でも肩の力を抜いて鑑賞できた。 杉村春子の娘役はちょっと・・・。お父さんとお母さんは、やっぱりかわいそうだったな。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-12 21:21:34) |
89.老夫婦が子どもに会うために東へ行き、子どもたちが親を送るために西へ行く、というシンプルな二つの移動の物語で、しかしその移動はほとんど描かれず、ただ西から東へ帰る紀子(原節子)の姿のみが最後に置かれる。描かれているのは人の世のむごさだが、しかしそのむごさは改めたり正したり出来る「あやまち」といった類いのものではなく、「そういうふうになってるもの」として提示されているがゆえにより沁みる。以前は、最後の京子(香川京子)の憤懣がちょっと剥き出しで、この繊細きわまる傑作の唯一のほころびかと思ったときもあったが、あれはただ本質を見つめられない「若さ」を客観的に描いていたのかもしれない。紀子によってフォローされているのだし。その紀子と京子が時計を介して照らし合わされ、移動する車中の紀子で閉じられていくことは、ここで初めて西と東が連続しようとしているようにも思われた。おそらく京子はここを通って東に行くだろう。しかし老父の葬儀までもうここを西に行く家族はいまい、という幕を引くための移動のようにも思われてくるのだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-04-15 09:43:53) |
88.恥ずかしながら、初小津映画でした。 少し歳をとった今見てよかったかもしれない。間と穏やかな台詞まわしと。原節子の美しさも際立ってます。 映画の素晴らしさもそうですが、大人の気遣いだったり、大人の礼儀だったり、現代から見ると、はっとさせられるものが色々とありました。美しい。 【しゃっくり】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-01-06 22:27:34) |
87.地味な話ではあるが、人間模様の描写が絶妙である。会話のキャッチボールのテンポも絶妙。もう十年もしたら、更に評価が上がる作品であることは間違いない。評価が結構分かれているのは、写された情景が記憶にある人とない人の違いであるような気がする。懐かしめる人には高評価を得ることが出来るように思える。 【円軌道の幅】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-06 23:38:08) |
86.若い頃に見て面白くなくても、歳を重ねると良さがわかってくる作品というものがある。 私の場合は本作がまさにそういう作品なのです。ごく普通の家族や親戚をごく自然にリアルに演技していて好感がもてますが、大坂志郎の大阪弁は少し違和感あり。 【きーとん】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-24 17:57:44) |
85.いかに言を尽くしても語ることができない、そんなことってあるのか。始まったものは必ず終わる。命も(たぶん)、映画も。無常ってなによ、不条理な存在ってなによ。只々ことばを呑み、滂沱。愛が永遠だって誰が言ったんだ。みんな耐えられずに死んでしまったのかな。中也も太宰も。でもやっぱりずっと俗っぽく愛してますと、それが肉体、少なくともわたしは今は、まだ生きてます。 【ただすけ】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-01-31 20:27:45) |
84.決して長男長女らのドライな対応を笑えない。若いころに見てもわからなかったんだろうなぁ。小津マジックにハマった気がする。 【わさび】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-06 03:28:01) |
83. とても胸が締め付けられた。 原節子さんはこの物語の良心。 全ての人間の身の周りで現実に起こっているような話を、親しみが込められる撮り方で撮っているからこそ、強く心に沁みた。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-10 00:44:08) |
【オニール大佐】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-08-09 09:13:40) |
【なますて】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-17 23:09:36) |