5.破天荒で支離滅裂だが、娯楽作として実に豪華で面白かった。確かにツッコミどころを挙げればキリがない。なぜ“ともだち”にあれだけのカリスマ性があり、幾人もの信者が集まったのか。政府や警察などの国家権力をどうやって巻き込んだのか。米軍はおろか自衛隊が全く動かないのは何故なのかなどなど……。だがそもそもコンセプトからして「少年時代の空想が具現化される」というこの物語に、最初からリアリティを求めるのは野暮というものではないだろうか。原作を読んでいる者は原作とのそっくりさを楽しみ、未読の人間はスケールの大きい物語を楽しみ、豪華キャストに彩りを感じる。童心に返って頭を空っぽにすれば結構楽しい。羽田空港や国会議事堂の爆破、巨大ロボットの破壊、更にラストの新宿での大爆発など見どころも多く、個人的には物語世界を堪能した。要するに、こっちがどれだけ世界観を理解し、ノレるかが楽しめるかどうかのカギだと思う。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-26 20:11:18) (良:1票) |
4.予告でマスクをかぶった人を見てつまんなさそうだと思いながら観ましたが、なかなか見応えのあるないようでした。ストーリがよくできているなと感心して観てました。後から調べると、原作があったんですね。知らなかった。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-12-31 17:47:16) |
3.邦画はほとんど観ないが招待券で鑑賞。原作は未見。評判があまりよろしくなかったので期待せずに観たが結構引き込まれた。チープな作りなのは否めないが原作の力で最後まで楽しんだ。豪華な出演陣だが話題取りの配役もあり、ここはいらなかったかも。次回作も見たい。 【kaaaz】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-03 00:26:31) |
2.原作を忠実に映像化していますね。これはこれでいいと思います。下手にアレンジすれば「原作のイメージと違う!」となるからね。この作品を映画化しようとすること自体、無謀な気がしたけど、世界観が守られていて原作ファンとしては満足できる仕上がりになってました。未読の方は読んでみることをオススメします。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-24 20:59:23) |
1.娯楽として「映画」が好きか「漫画」が好きかによって評価が分かれると思う。原作を読んでいるか否かも重要だが、読んでいても原作(漫画)に対する思い入れが高ければ高いほど、それに反比例して本作(映画)の評価は低くなってしまうものだろう。私の場合「映画」も「漫画」も好きで、原作もそこそこな感じで読んだのだが、漫画原作の映画化にしてはかなり良かったと思う。現存する天才の内の一人である(と私は思う)浦沢直樹の超大作を、本人が大いに携わって作られた本作だけに、まんがの1コマ1コマがそのまま映像化されていて、二次元で見たお話の世界が現実になってしまったような恐怖を感じた。全く読んでいないと置いていかれそうな展開の速さ、一つの作品として楽しめるかと問えば、当たりはずれに関わらず最初から三部作と謳ってしまっている時点で端からそんなつもりも無い。一作としての完成度だけを測ると確かに完璧とは言えないが、原作が持つ謎めいた独特な雰囲気、ノスタルジーと記憶の矛盾のような歯がゆさは十分伝わってくる。三作全てを見終わってからでないと評価は出来ないのではないか。スタッフの皆さん、気を抜かずに最後まで頑張って作ってください。 【ちゃか】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-21 18:23:42) |