12.4人いる脚本家が銘々書いたものを繋ぎ合わせたかのような思わせぶりなブツ切りエピソードで、豪華俳優をもってしても高揚しません。冒頭のカラスの密命に至っては終わってみれば回りくどさがアホくさく、ラストショットも白けたまま見送っておりました。 なかなかに目立っていたお雪ちゃん役は三船敏郎の愛人だったそうで、御大、やりたい放題の作品でした。 |
11.ついでだから松竹からも誰か呼べよ!と言いたくなる、奇跡のスター共演作。まさに『レッド・サン』並みとでも言いますか(笑)。世界のミフネに、裕ちゃん、錦ちゃん、勝新、皆さん独立プロ持ってるからこういう事もできたのでしょうか。で、無理やりスターをかき集め、無理やり峠の茶店に集合させる、セリフもスターさんそれぞれに無理やり割り振って、何だか舞台劇以上に舞台っぽく、気の毒になるくらいギクシャクした作品になっちゃってます。しかし転んでもタダでは起きない、権謀術数の(というかラストは辻褄もヘッタクレもなくなっておりますが)楽しい作品でもあります。それにしても三船敏郎、ここで演じているキャラは“三十郎”を彷彿とさせある意味オリジナリティは乏しいですけれども、逆に言えばあの頃から雰囲気が変わってない、冒頭の石段を登る後姿からもう、貫録抜群。それに比べるとあとの3人、すでに顔がだいぶ丸くなってしまっておりますな。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-07-05 09:18:50) |
10.陰謀・復讐モノですけど、90分ぐらい密室劇が延々と続くのでちょっとダレル。が、ネタバレしてからは場面が動き出すのでそれなりに楽しめた。オールスターと言っても、私のスターは高倉健と渥美清なのでその2名が居ないんじゃ超豪華とは言えず、豪華メンバーくらい。そもそも両雄はこの手の作品には似つかわしくないし、その他大勢扱いされても困るし。 メインは勝新と三船でしょう。『風林火山』でも裕次郎はチョイ役だったので友情出演的なモノなのかと。錦之助の木っ端役人はイチバンオイシイというか、存在感を示しながらも出しゃばり過ぎず、勝新と三船をうまく引き立てていた。ルリ子は定番のヒロイン役だし、各々立場をわきまえており、全体のバランスは悪くない。ルリ子と同等扱いのちょっとカワイイ若い子は三船の愛人なんですね。コネ出演だったのでしょうか。演技も悪くないし、娘より愛嬌があるけど。こういう見られ方をされてしまうのも本作の欠点ではある。それにしても皆死んでしまったんだなあ。と感慨深い気持ちにさせられた。 |
9.いつもながら大根丸出しの裕次郎、目立とう精神溢れる勝新、よくこんな役を引き受けたなと思われる錦之助。やはり主演と製作を務めた三船の「三十郎をもう一度」の想いから作られただけのスカスカで退屈な独りよがりのお話し。そういえば茶店の娘役は愛人(三船美佳の母)を使ってたな。それと浅丘ルリ子を時代劇に使っちゃいかんでしょう。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-03 14:48:22) |
8.豪華キャストの極み! 浅丘ルリ子まで含めて5人が顔を合わせていく前半は文句なしに楽しめた。ピークは用心棒(三船)が「今夜中にもう一度やってくるぜ。今度は真っ向から襲撃だ」と言った瞬間かな。敵が押し寄せてくるのだろう、、これをどう迎え撃つのだろうか、、激しいチャンバラが見られるのではないか、、。そういった期待に反し何やらグダグダになっていくのが残念だ。盛り上がらないし、話も分かりづらくなっちゃって…。これだけのスターを集めておいて勿体無い。裕次郎どこ行った! 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-01-07 18:03:04) |
7.あの大傑作「無法松の一生」を撮った稲垣浩監督で出演者の顔ぶれが三船敏郎に石原裕次郎、勝新太郎に中村錦之助ってなんて豪華な、とても考えられないような個性溢れる役者勢揃いだことか!三船敏郎と石原裕次郎が1つの映画の中で一緒にいるなんて誰が想像出来る?それだけでも凄い事だし、そこに勝新太郎と中村錦之助だぞ!期待してしまうよ。しかし、何だか期待した程のワクワク感、ハラハラが感じられないのは何故だ?どことなく西部劇ぽい音楽と相変わらず、三船敏郎、勝新太郎は文句なくかっこいいし、中村錦之も二人に比べると出番は少ないのに貫禄十分で相変わらずの存在感、そんな中で石原裕次郎に時代劇てのはやはり違和感が残って仕方ない。女優陣では何と言っても浅丘ルリ子、この個性溢れる男達の中でも印象的な女性を演じている。寅さんシリーズのリリーに近い影のある女を演じていて、こういう女を演じさせるとピタリとハマルから凄い。そして、私が一番この中で見たい。見たかった俳優、それは渥美清である。渥美清と三船敏郎、渥美清と浅丘ルリ子、これぞ正に寅さんの世界だ。渥美清と石原裕次郎、渥美清と勝新太郎の共演なんて想像するだけで楽しい。渥美清と中村錦之助は「屈掛時次郎」で共演してるし、渥美清不在が残念です。それにしても三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎に中村錦之助、四人の共通点、四人共もう既にこの世にはいない。本物の映画スターがいた時代の夢のような共演作品として、後にも先にもこの四人が同じ映画に出ていた唯一の映画であるだろう作品です。 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-05-16 22:58:48) (良:1票) |
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6.大スターの共演が売り物の本作。中村錦ノ介の肝が小さい役人の演技だけがやけに印象に残った。その他、三船敏郎はいつもどおり、勝新太郎の悪役はハマってるがまあまあ、石原裕次郎はそもそもあんまり活躍しないというわけで、なんだかすっきりしない時代劇になってしまっている。 |
5.前半だけなら8点はつけれる内容。三船敏郎はまんま用心棒だし。裕次郎もかっこいい。ヨロキンはなんだかあんまりなキャラ設定だが勝新も加えてこの四人がそろい踏みというのはやっぱりワクワクする。顔ぶれ優先で脚本的に練りが足りなかったというところで期待せずに見ればそこそこの内容。 【Sean】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-08-07 11:38:27) |
4.もうちょっと脚本がなんとかならなかったかな、というのが正直な感想です。残念ながらストーリーは破綻しています。役者の顔合わせを楽しむ映画ですね。 その点は実にゴージャスです。 【ジャッカルの目】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-23 22:00:45) |
3.こんな豪華俳優4人の競演があったとは・・・裕次郎の役が解らない。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-05 20:45:06) |
2.三船、裕次郎、勝新、錦之助に日活で裕次郎とコンビを組んでいた浅丘ルリ子というキャストが豪華な稲垣浩監督の遺作となった時代劇。こういうキャスティングだと映画のスケールも壮大になりがちなのだが、舞台がほとんど一箇所に集中しているため、逆にシンプルなつくりになっていたのが良かった。三船と勝新の共演作を初めて見たけど、二人ともやっぱカッコイイ。股旅スタイルで登場した裕次郎にかなり違和感がある。この映画で役人を演じている錦之助なら旅鴉役はバッチリなので、役を取り替えたほうが良かったのではないかと思った。その錦之助は出番が少ないのが残念だが、さすがに存在感のある演技を見せている。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-01-22 16:06:50) (良:1票) |
1.浅丘ルリ子の顔は時代劇には合わないし、裕次郎の大根だったりマイナスの部分はあるが、この映画なんといっても三船と勝新がかっこいい。シーンのほとんどが峠の茶屋で進むがだれずに見れる。裕次郎ははっきりいっていらないかな 【アンダルシア】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-11 17:59:31) |