7.ストーリーが進めば進む程、
哀れな被害者の主人公の『行動や選択』も、
危険で気持ち悪い加害者の村民の『行動や選択』も
『自分』に置き換えられない展開で、感情を移入出来ません。
私は観客の際、展開される映画中の登場人物らによる『行動や選択』を
『自分』も、体験し得る可能性を感じるからこそ、観ている映画に感情を移入し、
興奮し、発見を得ると考えます。
本作内で見られる『行動や選択』は、
観客へ『気持ち悪い」感情をただ、投げかけているのみに感じ、
かと言って突き抜けた「気持ち悪い」でもなく、凡庸で......。
そのダラダラ「気持ち悪い」をアヘン的に提示してるってことなのか?深読み?
サブカル風味で外面を誤魔化した、しょぼホラー映画なんでしょね。
自分も体験したくなっちゃう『変態』出して欲しかったなー。