1.マスターズ・オブ・ホラーのジョン・カーペンターの作品。かなり「リング」っぽい内容でしたが、観たら気が狂う映像って設定の映画は「リング」以前にもあったので、いちがいに「リング」のパクリとはいえません。しかも、この映画は観たら気が狂う幻の映画を探す男の話なんですが、ホラー映画を作ってる人だからこそ表現できた部分も多く、「ハリウッドのおかげで物語は死んだ」などのハリウッド批判なんかも随所にいれてきてます。監督はハリウッドに恨みがあったんでしょうか。映画好き、特にホラー好きには、ニヤリとしてしまう描き方がうまく、ありふれた設定ですけど結構引き込まれました。観たら気が狂ってしまう映画の内容も、変にごまかさず、こんな映画があれば、気が狂うかもねって、なんとなく納得させてくれましたわ。ちなみに、首切断をしっかり見せるなどの結構レベルの高いグロ表現がありますので。