2.《ネタバレ》 呪いのビデオを探し求めるうちに、だんだんと非現実的な世界に迷い込んでしまう。
そのビデオが危険なものとして扱われているのが良い。
そのビデオの存在が独特の雰囲気を放っている。
それだけ影響力があって危険な映画が本当にないものだろうか。
この監督の「映像」に対する考え方が現れている作品なのかもしれません。
ジョージカーペンターは一見地味だが、後々印象に残る場面が多い。
何度も繰り返し見ると、意識の深いところに残ってそれが離れない。
それは観れば観るほど凄くなっていく。
表面的なものでなく、奥のほうで渦巻いているのである。
淡々としていて退屈だがリアルというか。
個人的だが、その点ではトビーフーパーと共通しているように思う。(ちがうかな?)