21.誰もが指摘するように、マリオン・コティヤールがすばらしい。フランスを代表する美人女優さんの1人だと思っていましたが、そんなイメージを良かれ悪しかれ一掃するような迫真の演技でした。特に終盤の老いた姿(といっても40歳代)は、嫌が上にも死期が近いことを感じさせてくれます。人間はこうやって萎れていくんだなあと。 ただし、ドラマとしては今ひとつ。主人公の再現に力が入っている一方、ストーリーらしいストーリーはないというか。だいたい、いろいろな人物が入れ代わり立ち代わり登場し、特に後半は取り巻きのスタッフも大勢いるわけですが、顔と名前を特定できたのはほぼ「マイケル」のみ。私の注意力散漫のせいでもあるでしょうが、1人を除いて誰とも深くは絡んでいない感じがします。そのマイケルの登場も、長い上演時間の一部でしかありません。それだけ孤独な人生だった、という演出かもしれませんが、何か物足りなさが残ります。 それを補って余りあるほど、マリオン・コティヤールがすばらしかったと言えばそれまでですが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-08-24 02:59:49) |
20.その演技と歌唱力で納得のアカデミー主演女優賞。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-06-05 21:04:37) |
19.アメリカ制作だったら有り得ないほど復元率高いあの眉毛が一番印象に残る。作品としては実話に基づく、特に伝記物は勝手な創作物なので苦手なジャンルでシリアスな作りなほど入り込めません、超個人的。ピアフさんはそういう感じだったのかなぁ、くらいの、そんな感じ。でもマリオンは熱演だったと思います。好きな人は好きな映画でしょう。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-03 22:54:32) |
18.「ばら色の人生」「愛の讃歌」「パリの空の下」 「私の回転木馬」「水に流して」など多くのシャンソンを歌ったエディット・ピアフ。小さな身体で独特の巻き舌でスケール大きく歌うピアフ。歌もさることながら、47年の生涯はまさに波瀾万丈の人生だった。 そのピアフを演じたマリオン・コティヤールはたいへんすばらしく、深く印象に残った映画だった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-04 21:52:47) |
17.伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた伝記ドラマ。 劇中の歌のほとんどがピアフ本人の音源を使用しているようで、 思っていた以上にしっかりとした作り。いかにも波瀾万丈といった人生を歩み、 ドラマとしての見応えもあるのだが、後半は彼女の状況からもう先が読めてしまい、 正直重苦しかった。ピアフ役の女優さんは、気合いが入っていて良かったと思う。 【MAHITO】さん [地上波(字幕)] 5点(2011-08-23 20:51:36) |
16.エディットピアフが歌の力で地位を築いたのがよく分かりました。前半は彼女が辛い環境ながらものし上がっていくところに面白さがあって、後半は彼女の波乱な人生とそれを表現しているような歌の素晴らしさに見せられました。 子供の頃のフランス国歌?を歌うところが印象に残ってます。父親は無茶振りしたくせに絶賛されたら「私の娘です」とか言ってるし(笑) 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-16 23:49:49) |
15.エディットピアフのことはしらずに観賞。映画のセットなどは素晴らしく見ごたえがあった。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-06-12 06:00:07) |
14.迫真迫る演技と、ピアフソックリの特殊メイクに脱帽。各賞受賞に、誰もが納得の文句ナシ作品。 コティヤールの女優魂が、ピアフの激しい生き様に重なるかのような錯覚さえ覚えます。 ドキュメンタリータッチの手法で、過去と現在が交差する構成は、少々戸惑いますが二度目には 把握可能な範囲に収まっている。数々の名曲が随所に、効果的に、散りばめられ堪能できます。 恋人マルセルの事故死を知らされるシーンはあまりにも悲痛で、胸が締め付けられます。 ピアフのエキセントリックな人物像を、コティヤールのコケティッシュな魅力でうまくカヴァーして 波乱万丈でありながら美しい伝記映像として成功しています。 【ラディッシュ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-02 00:04:26) |
13.たった47年という短い生涯なのに良いことも悪いことも、よくもまぁー、こんなに色々な出来事が起こりますねアッと言う間に駆け抜けて行った人生でした、主演の女優さんは似てるのは似てますが本物を漫画にしたようで少しコッケイでしたがアカデミーもうなずけます、巧かった。フランスの雀は日本では、ひばりです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-17 23:46:13) |
12.久しぶりに名演技を観た!って感じです。最近はあまり新しい作品を観る機会がなくマリオン・コティヤールが主演女優賞を受賞していることは知りませんでしたが、 納得です。波乱に満ちたエディット・ピアフの人生を見事に演じきっているマリオン・コティヤールは圧巻です。 【MINI1000】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-12-15 12:35:49) |
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11.マリオン・コティヤールの演技に圧倒されました。これはオスカー獲ったのも納得です。内容は感情移入があまり出来ず長く感じました。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-24 19:47:33) |
10.伝記ものというのは、主人公のキャラクター性や展開のドラマ性が一定程度保証されているというアドバンテージを有しているはずなのですが、この作品は見ていて面白みがありませんでした。過去と現在の行ったり来たりは人生の軸をぶれさせていますし、ゆらゆら揺れるカメラも、かえって作品の焦点をぼかしています。何よりも、人間関係や事件関係にとらわれすぎて、歌うということそのものに対する彼女の喜び、誇り、哀しみ、苛立ちという感情がほとんど表現されていないのがよくない。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-05-29 23:34:37) |
9.マリオン・コティヤールは素晴らしい演技力でした。マリオン本人の顔とか体つきとか全然違うのに、ピアフ本人の映像と間違える程素晴らしかった。彼女の人生のなかで一番衝撃的なマルセル・セルダンの墜落死を大々的に焦点を当てるのではなく、彼女の人生の中の1ページのように作っていることが、余計に胸を打ち、辛くなった。 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-12 14:11:52) |
8.ピアフについての予備知識なしで見ました。日本で言えば美空ひばりという感じなんでしょうか。大体予想どおりの展開でしたので(こういう人は凡人とは違う波乱万丈人生を歩む事は事前に承知)、大きな感動とか驚きはありませんでした。映画の出来としては悪くなく、まぁ良かった方だと思います。時間軸が進んだり戻ったりするのもさほど気にならず。主演のマリオン・コティヤールは「プロバンスの贈り物」で凄く綺麗な人だなという印象でしたが、今回はメークで別人となりピアフになりきっていました。特に晩年のピアフはまだ40代ですが、70代くらいかと思うくらいやつれていました。マリオン・コティヤールについてあまり知らなくて、容姿だけが売りの女優かと思っていたら大間違い。迫真の演技で、アカデミー賞主演女優賞受賞は妥当かもしれません。ピアフについて知識や思い入れがあればもっと楽しめる映画でしょう。 |
7.映画全体としての印象を一言で表すならば「バラバラのまま組み込まれたパズルのピース」。少し駆け足な感じはあったにせよ、個々のエピソードに関してはしっかり描かれていたと思います。だけどあまりにも時系列をいじくりすぎてそれらのエピソードが一つの物語として成り立っておらず、映画としての全体的なまとまりは悪かった印象です。それでも、見終わった後に確かな満足感が残るのは、音楽の素晴らしさと、マリオン・コティヤールのまるでピアフが乗り移ったような・・・・・という表現さえも陳腐に思わせる素晴らしい熱演のおかげに他なりません。若かりし少女時代から、死が目前に迫った晩年まで、エディット・ピアフという人物をまさに怪演とも言える全身全霊の演技で演じきる姿には、まさに「『女優魂』を見せて貰った!」という感じです。最後にマリオン・コティヤール。アカデミー賞主演女優賞、おめでとうございます。m(_ _)m |
6.本人については「知ってるつもり?」程度の知識しかなかったのですが 非常に良い映画でした。 ピアフをよく知らなくても女性なら感動しちゃう方は多いと思います。 純粋なひとりの女性の物語としてもいい映画だと思います。 映画が終わってから娼館の女性たち、父と旅する10歳の少女時代、街で自由に歌う10代・・と色んな光景が浮んできて、「人生を観たな・・」と思う映画でした。 しかし47歳で亡くなっているということに驚き・・。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-02 00:42:20) |
5.マリオン・コティヤール目的で観たのに、あのかわいこちゃんはどこにも出ていません。ピアフのドキュメンタリー映画の様でした。「エディット・ピアフ」という金字塔は、それ程のリアリティーとクオリティーでなければ表現するべきでないというフランス人の責任感が良く表れていましたね。マリオンに拍手を! 【ちぇぶれもん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-26 18:06:14) |
4.エディット・ピアフのことを全く知らずに観た私の第一印象は、わがままな性格と変な眉毛。映画を観終わってもそれは変わりませんでした。歌と愛に全てを捧げた生き方は純粋に凄いなと思いましたが、彼女に魅力を感じなかったので最後まで感情移入できませんでした。それでも主演のマリオン・コティヤールの熱演ぶりは素晴らしかったし、愛の賛歌をはじめとしてピアフの歌声は鳥肌ものです。そこだけでも観る価値はあったと思いますが、事前に彼女のことを知ってから観ていれば作品に対する理解がぐっと深まったのかなと思います。 【Trunk】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-01-17 23:04:50) |
3.エディット・ピアフさんは、愛に生き命を懸けた人だったのだなと、胸にじ~んときました。 物語にすっかり入り込みました。 ピアフ役のマリオンさんは「Taxi」に出ていた綺麗な方と知り、またまたビックリ! そのなりきりぶりは賞賛に値します。 素晴らしい。 もう一度浸りたい作品です。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-14 15:02:10) |
2.私にとってエディット・ピアフの歌は、1,2曲聴くぶんにはとても良いと思うものの続けて聴くとなんかしんどくなってくる。ピアフの不遇な生涯が歌ににじみ出ているせいなのでしょうが、この映画を見るとそのことが再認識されました。そんな不遇な生涯を映画を描いた作品なだけに見てて辛い映画であろうことは予想してましたが、ピアフ自身の問題点もこれだけ描かれていると感情移入もできず、やはりあまり後味はよくないですね。 ピアフを演じたマリオン・コティヤールの演技が素晴らしい(完全にピアフになりきっていて、その前に見た「プロヴァンスの贈りもの」とはまったく別人で全然気づきませんでした。)だけに逆に見ての辛さを強める結果になってます。おまけに時間軸が飛びすぎるので、登場人物の対応を取るのがたいへんなのも余計疲れる原因になってます。ピアフに興味のある人は一度は見て良い映画でしょうが、朝っぱらから見ると一日中暗くなってしまうので、なるべく夕方以降見た方が良いでしょう。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-11-03 21:45:44) |