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太陽のない街

[タイヨウノナイマチ]
1954年上映時間:144分
平均点:5.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1954-06-24)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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監督山本薩夫
キャスト日高澄子(女優)春木高枝
薄田研二(男優)
永田靖(男優)高木
加藤嘉(男優)石塚
二本柳寛(男優)萩村
信欣三(男優)中井
玉川伊佐男(男優)守山
原保美(男優)宮地
神田隆(男優)眼鏡の男
多々良純(男優)黒岩
小田切みき(女優)房ちゃん
滝沢修〔男優〕(男優)大川社長
東野英治郎(男優)国尾社長
殿山泰司(男優)井上源一
三島雅夫(男優)古屋専務
北林谷栄(女優)松太郎の婆
宮口精二(男優)おきみの父
安部徹(男優)特高課長
高原駿雄(男優)演説する青年
原泉(女優)
花澤徳衛(男優)
西村晃(男優)
織本順吉(男優)
浜村純(男優)
小栗一也(男優)
音楽飯田信夫
製作嵯峨善兵
美術久保一雄
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2.ちょっとでも弱音を吐こうとすると、すぐ裏切り分子的に見て、採決もせず団旗を奪い、意気揚々と前進していくらスト、これは困る。「今ここで敗れたら、今までの犠牲者たちは浮かばれない」っていうの勇ましいけど、戦争後半での日本軍の考えそのものでもあるわけで、指導者にこういうのがいると迷惑するんです。原作はプロレタリア文学の古典だが読んでなく、作品の発想の責任がどこにあるのかは分からないけど、少なくともこの映画を作った人々は戦争後半の異常な「勇ましさへの熱狂」が国民の中にあったことを知ってるわけで、それを承知の上で「軍の興奮はけしからんけど、労働運動の興奮は正しいんだ」と思ってるんだったら、救いようがない(そうか、ソ連の水爆はきれいという発想につながってるな)。どんどん勇ましい考えのほうへ熱狂し興奮していくシステムをこそ突いてほしいのに、すぐ敗北主義とか裏切りとかいう言葉で捻じ伏せられちゃう。そりゃね、資本や官権の悪辣さはひどかっただろうが、こういう展開で描かれると「それならもう何度も聞いた」ってつい思っちゃう。もっと争議団内のゴタゴタやスト破りする人たちの苦衷こそが、新鮮なテーマだったはずなのに…、と不満を募らせたが、昭和もまだ20年代なら仕方ないか?
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2013-03-31 09:30:30)(良:1票)
1.労働争議を正面から取り扱ったという点ではとても貴重な作品。ただし、内容自体は、全体がそんなに切迫感や緊張感が溢れているというものではなく、むしろそれら組合構成員の日々の出来事を淡々と積み重ねているような感じ。もう少し神経を研ぎ澄ませるような使用者とのやりとりがいろいろあるのかと思っていました。しかし、表現テーマの価値は半世紀以上経った今日でも十分普遍的価値を有していると思うので、この点数。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2009-01-22 02:32:26)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.67点
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5133.33%
6266.67%
700.00%
800.00%
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