2.半分くらいしか理解できない青森弁のガチンコっぷりは伝わってきました。
この題材、キャスト、設定なら感動の話にもできたろうし、おもしろおかしい話にも出来ただろうに、このわけわからなさ、伝える気のなさ、敷居の高さにビックリ。
隠喩が多く含まれているような物語も、伝わらなくては適当に作ってるんじゃないかとも取れてしまいます。
通常の物語なら、町子先生が過去のトラウマを払拭し、陽人君を受け入れるまでの流れなんかを一番の肝として描くと思うのだが、すべてのシーンは平等にほぼ同じ温度で非説明的に通過点としてあっさり流され、話は妙な方にコロコロ転がされ、観ているこちらの脳は混乱するばかり。
わかりやすい予定調和邦画ばかり見てる人がとっつきやすいラブストーリーと勘違いしてデートムービーに選んで後悔してほしい、微妙なヤバさで平熱を保つ一本。
どちらかと言えば好きです。