3.ロボとーちゃんの描き方がとても丁寧で、楽しい。
だからこそ、後半で明かされるロボとーちゃんの正体に驚かされるし、ベタなラストも暖かく受け入れることができる。
ところで、ふと今考えたのだが、世間一般の人は「なぜ、クレヨンしんちゃんの映画は毎年新作が公開されるのだろう?やっぱり、お下品ギャグはいつの時代も子供の大好物だからだろうな」と思っているのではなかろうか。
そういう人に、この映画をぜひ見てほしい。理由がわかるから。
この映画にも、もちろんお下品ギャグはあるけど、古くさいわ、聞き取りづらいわで、むしろ邪魔なくらい。
この映画は、物語の軸と演出がしっかりしているから、特に後半は「物語だけ見たい」と思ってしまう。
それに、「家族愛」をテーマにしているから、家族そろって見て、みんな満足して帰れること間違いなし。
特に、休日は休んでいたいお父さんが、無理して家族連れてって「やっぱり家族で見に行って良かった」と思わせる出来の良さがある。
だから、クレしん映画は毎年続くんです。