9.確かこれ、小説→映画の順で観ました。「ふぞろい」の流れから、当時の「ネアンデルタール」時任三郎氏はあの髪型も含め自分の憧れでした。ただ、この小説の主人公の役が彼に合ってたかと言われると???って印象でしたね。平凡な日常に入り込んできた「奇異」っていうのを描くのは、映像よりも小説のほうがやはり頭の中でも具象化しやすいと思います。でも根岸監督の演出は昔っから好き。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-11-12 10:30:39) |
8.ところどころに会話の妙はある。生活臭が感じられないってのは、この作品の場合悪口にはならないんだろう。暮らしてはいるが、生活はしてないんだから。おそらく映画として一番面白く出来そうなのは、自分そっくりのヤツがいろいろ面倒を起こしてる、ってとこだろうけど、それがずいぶん遠慮がちな描き方で、いづみちゃんがウロウロ身の回りをうろついてるあたりはいいんだけど、もひとつ盛り上がらなかったなあ。まあそこで大竹しのぶの「もっとこんがらがっちゃえばいいのよ」が生きてくるのかも知れないけど。でもこの主人公そう人間関係の鬱陶しさに悩まされてるって感じでもなく(婚約者にはウンザリしてたけど)、つまり状況のほうがこんがらがってくれないと、人間関係が動いてくれない、ってところに当時の「現代青年」像があったのか。部屋の奥で二人並んで神妙にモーツァルト聴いてるところなんかは、おかしかった。あと超ロングの右端で竹中直人が荒れてるとこかな。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-04-11 11:57:44) |
7.この映画は評価するのがむずかしいのだが、良いことには間違いない。恋愛、青春、サスペンス、日常、非日常、いろんなものが混ざっていておかしくなりそうなのだがおかしくない。 「いつまでたっても何かの半分って気がするんだよね・・」「俺は俺だから・・」 時任三郎と大竹しのぶの演技も良かった。 日本映画の青春もの映画としては間違いなくベスト1だ。 ラストシーンも、脚本もよく練られていて芸術的だ。 DVDが出ないのが唯一残念なのだ。 ちなみに小説も面白い。 【キャメル】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2010-03-08 00:41:12) |
6.当時、何も知らずに観たのだか..かなり退屈だった... 【コナンが一番】さん [映画館(字幕)] 1点(2005-06-07 12:19:59) |
【彦馬】さん 6点(2004-07-02 22:49:17) |
4.私も分かりませんでした。トレンディドラマを映画にしたような設定に感じてしまいまい、今一入り込めなかった。原作は読んでないけれど、文章の世界なら、このふわふわ感は心地よいかもしれないですね。 【もちもちば】さん 4点(2003-12-23 23:49:15) |
3.うーん、残念ながら私にはイマイチ意味不明な映画だった。どうも何が言いたいのか、伝わって来ない。 「自分とよく似た人間に迷惑を被るが、それによって自分の人生を考え直すきっかけになる」ということ?それにしては、「似ている」という設定が曖昧で、上手くストーリー上で機能していないので、何に焦点を絞って見るべきなのかはっきりしないもどかしさがある。 それに加え、全体的にダラダラとしていて緩急が無く、ストーリー展開の面白さや意外性にも欠けている気がする。タイトルもどういう意味なのか分からない。「2分の1」はまだしも、何が「永遠」なのか?言葉のイメージが優先していて、サスペンスなのかドラマなのか分からない中途半端な作品。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2003-11-14 21:05:17) |
2.僕も当時の日本映画ではピカイチだったと思います。原作者の佐藤正午は僕の好きな作家で彼の作品はほとんど全部読んでいるんだけど、映画の方を先に観たのも正解でした。<映画と原作本ってそういうもんだよね>ちなみに佐藤正午は短編がわりと良くって「人参倶楽部」とか「夏の情婦」なんてお薦めです。<このレビューとは関係ないけど。。。>まぁこの根岸吉太郎監督作品も小説とは違った意味で雰囲気のあるいい作品でした。大竹しのぶがわりと役にはまっていて、彼女の独白シーンはとてもリアルな感じでよかったですよ。 |
1.個人的に、日本映画のベストワンです。非現実的なストーリーなのに出演者のあの現実的な演技は何だ?無意味なシーンまで愛すべきものに仕上がっている。全編に施された透明感のある青色の雰囲気。いつまでもとっておきたい。 【阿佐ヶ谷】さん 10点(2001-05-28 01:57:37) |