3.今では伝説となったプリンセスを演じる。誰もが知っている人物だけに、容姿も含め難しい面があると思います。
近年では「ダイアナ」で主演したナオミ・ワッツを少し思い出しました。
グレース・ケリーとニコール・キッドマン。やはり似てはいませんが、
ニコールの醸し出すオーラやゴージャスさはさすがに演じる役にはまっていたと思います。
「上流社会」を最後に映画の世界を去りモナコに渡り大公と結婚し、モナコ公妃への華麗なる転身。
女優引退後の彼女に関してはそんなイメージがありましたが、
やはり国を守っていく立場になるということは大変なことです。
隣接する、というか周りを囲まれた大国フランスとの駆け引きを描きながらも家族を中心としたドラマでもある。
ラストの彼女の演説が意外に盛り上がらないのは惜しいところ。
モナコという小国と大国との駆け引きと、その駆け引きの中にいる、
ハリウッドからやってきた公妃を巡るサスペンス的要素がもう少しあっても良かったと思います。