44.基本プロットを無批判に受け入れ、映画として楽しんでしまった(という訳でもないことは後述)ことを反省したい。と言うと、傲慢かもしれませんが。 「リベラル白人の亡命劇に移行してしまう」「しかも長が過ぎる」「いや、映画の成立上止むを得ない」等の皆さんの考察に大きな示唆を受けました。感謝。 見ていて、あまりの理不尽さに怒りがふつふつと湧いてきます。ぶっ殺してやる、みたいな。というわけで、実力抵抗はなかったのかと調べたりしましたが、軽く調べただけではあったことは分かりましたが十分な情報は得られませんでした。情勢決定要因にはならなかったということでしょうか?。 【傲霜】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-01-27 22:07:53) |
43.たぶん私の不勉強のせいですが、アパルトヘイトの実態がわかるようでよくわからない。単に警察による嫌がらせや弾圧みたいなシーンばかりで、その目的が判然とせず。「斬り捨て御免」の世界のようでありながら、黒人も法廷に立つ権利はあるようで。その差別の温度感が伝わってこないのです。 結局、警察が映画的にわかりやすい悪役として描かれるだけ。彼らには彼らなりのロジックやメリットがあるはずで、そこを掘り下げて描いてくれたら、もっと問題の根深さがわかって、もっと絶望的な気分に浸れたような気がします。 また他の方も指摘していますが、後半の逃亡劇はオマケ的な感じですね。さして緊張感があるわけでもなく、感動があるわけでもなく。 まあ今なら原稿もメールに添付ファイルで匿名を条件に米英メディアに送るとか、SNSで発信するとか、いくらでも方法はあるわけで。混迷だとか戦前だとかいろいろ言われていますが、われわれはけっこういい時代に生きているのかもしれません。この作品を見て、あらためてそう思いました。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-01-15 02:01:46) |
42.ビコの死が、あまりにもさりげなく流れていく。 それが時間の流れ、戦おうとするに思う気持ちを ぐらぐらと揺らつかせる。 正直いって、マスコミの男は出来すぎた男である。 出来すぎているがゆえに、 映画としては国内脱出に至るまで、緊張感が損なわれる。 とはいえ、真摯なスピーチを繰り広げたビコの姿。 ただただ、その姿を認めたマスコミという描写は 当時(はたまた今も)情勢を考えると異様なのだろう。 この映画のサビ/ピーク というものはわかりづらかったが、 人権の獲得に至る過程、その描き方としては これくらい分かりづらい経過が良いのかもしれない。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-15 21:43:45) |
41.後半が普通のサスペンスになってしまった。全体的に編集もぶつ切りで良くない。重大なテーマを扱っているのだからもう少し考えて作れないものか。 【akila】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-19 13:04:39) |
40.ドキュメントとしては最高だと思います。キリングフィールドと並ぶ作品だと思います。 【トメ吉】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-05-09 20:19:00) |
39.映像の悪さが気になった。1987年の映画にしては悪いと思う。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-09 22:58:39) |
38.この映画を見たおかげでビコという人物を知ることができた。パワーのある映画だ。 【雪駄】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-16 18:43:36) |
37.アパルトヘイトによって多くの人が犠牲になり、それを命を賭けてまで伝えようとした物語。ひとりでも多くの人が見なければならない。忘れられない、忘れてはならない事実。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-22 22:30:07) |
36.昔、映画館に見に行ったときは衝撃だったんだけど、今見直すとう~ん。難しい。人間がすれちゃったんだろうか。音楽は変らずよかったんだけど、何かが違う。これが時代背景なのかなあ。 【えんでばー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-08 03:33:56) |
【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-12 16:51:43) |
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34.面白くもあり内容的にも深い。監督の意図が伝わってくる。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-31 17:01:50) |
33.デンゼル・ワシントン、この頃から存在感抜群ですね。アパルトヘイトの悲惨さを学ぶとともに、今の南アの現状を考えると、非常に考えさせられる作品でした。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-30 19:57:12) |
32.描かれる歴史的な事実は置いておいて、主人公とビコが静かに語り合うシーンなどが、置かれている状況と強烈に対比されていて、映画全体は静かなトーンなのに、すごい緊張感があって、すばらしいです。内紛もの(?)は、テーマがテーマなだけに、商業映画として作るのは難しいと思うのですが、うまくサスペンス映画の要素もとり入れて、成功していると思います。エンディングの、青空の中を飛びすぎていく飛行機の長いカットが映画の内容とともに、忘れられません。 【かねたたき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-02 19:02:20) |
31.こわーい映画でした。アパルトヘイト政策や、人種差別について学べる映画。 白人が好きなように黒人を利用する法律、又はその社会。その地域の白人も真実が語られず、差別がおこってると知らされていない。多数の考えは、少数の権力者、マスコミ、武力よって制御される。。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-30 13:01:46) |
30.書きたいことが浮かばない。書くべきことが浮かばない。だけどこの『遠い夜明け』のレビューに二つほど私の求めていた答えがあった。”こーさん”と”えりっくさん”の書かれたレビューです。これから書くことは私の勝手な推測でしかないのでかなり失礼になりますけどお二人のレビューがとても印象に残ったので書かせていただきます。まずご両名ともみんなのシネマレビューにおいてこの作品だけしかレビューを書いてらっしゃらない。そう、まるでこの作品を世に広めようとするだけにここに登録して書かれたかのようでその”想い”の強さというものが伝わってきた。こーさん曰く「考えなきゃ行けないことってあるんだと思った。」このことって全ての人に対するメッセージだと思う。ストレートな表現だけど一番ど真ん中をついている。私もかなり考えるべきものがあった。そして、えりっくさん曰く「先月南アに旅してきました。この映画はアパルトヘイト時代に製作されたものですが、現在もほぼ同じだという感触を受け深く考えさせられました。」2003年というごく最近に書かれたレビューにおいて南アではまだああいう状態が続いているのかと思うと言葉を失ってしまった・・・。今回この作品のレビューにおいて自分の意思というものを捨て紹介だけに留まらせていただきたい。この二人が多くは語らずとも核心を突いていると思うので私から言えることは「この作品をもっと多くの人に見て欲しい。」それだけです。 本当にそれだけです。 【tetsu78】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 01:00:42) |
29.名作である事は変わりないが、、ビコの後の話をもうちょっと詰めて先の話を織り交ぜて欲しかった。 |
28.マルコムXしていることがいしょと思ったです。差別をしている国は、やっぱ裏には、大きな組織がいるみたいです。老いぼれくそ爺とかね!!本当馬鹿みたいです。自分のことしか考えない奴どうにかしたいものです。 【はりマン】さん 7点(2004-08-12 19:07:20) |
27.一度は見て欲しい、素晴らしい映画。重くて長いが、出来としてはかなり良い。こんなに時間が経つのが遅い映画も珍しい。皆さん書かれているように、南アフリカの実話を題材にした映画で、出てくる登場人物達(特に若き黒人運動家ビコ)が人間として魅力的。長すぎる嫌いがないでもないが、こういう良質な社会派映画もあっていいと思う。ただし、どうでもいいが、DVDで出る警告画面が長すぎ。 【mhiro】さん 7点(2004-07-26 11:03:29) |
26.社会派作品の名作にして、良質のサスペンスの盛り込まれた一級のエンタテイメント作品でもあるところが、スゴイ、の一言。 珍しくこれは邦題も悪くないけれど、今となればやっぱり原題の「Cry Freedom」のほうが訴えかける力を持っている。普遍性を感じさせる。91年にアパルトヘイトは撤廃されて一応は夜明けが訪れたかのようだけれど、問題の本質が解決されたわけではないのだから。 アパルトヘイトに関心や興味のない人でも、おちゃらけケビン・クラインよりまじめケビンが好きな人、デンゼル・ワシントンの原点を観たい人、「大脱走」のビッグXの演技にしびれた人、みーんなにオススメします。 【おばちゃん】さん 9点(2004-06-16 11:45:35) |
25.1980年、ピーター・ガブリエルのサード・アルバムが全英1位となりました。このアルバムの最後に収録された曲が、アパルトヘイトを歌った「ビコ」。ロックアーティストのアムネスティ・インターナショナルへの参加が広がった時期で、1981年、イギリスのミュージシャンを中心としたシークレット・ポリスマンズ・コンサートによりネルソン・マンデラ氏の解放が実現しました。1994年、マンデラ氏による黒人政権が誕生したことで、(まだまだ南アに問題は残されていますが)アパルトヘイトは終焉を迎えました。本作が公開されたのは、1987年。1977年9月、治安警察により殺害された黒人覚運動の指導者スティーブ・ビコ、ビコに賛同する新聞編集長ドナルド・ウッズを描いた作品です。 |