24.面白いアイデアだと思う。 普通のコメディ映画かと思ったが、そうではなく、半ドキュメンタリー的な作りになっている。 ヒトラーのそっくりさんが、ヒトラーになりきって一般人と接していく。 中にはよく思わない人もいる。 ヒトラーの考え方と、歴史を楽しく学ぶこともできる。 こういうことは、おそらく日本では無理だろう。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-07-19 22:06:12) (良:1票) |
23.こういう題材だから、ウィットに富んだ風刺がいっぱいあるのかと思ったがほとんどない。ヒットラー最期の12日間の有名シーンを、まさか自社でもパロディしてきたあたりくらいはクスリとしたけど、それ以外何一つ笑いどころはない。 政治的なメッセージもいまいち感じ取れない。 ストーリーはあってないようなもの。 いやほんと、何がしたいのか、どの部分を面白いと思わせたいのかってのが全然分からないまま終わってしまった。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 2点(2020-11-16 00:18:33) (良:1票) |
22.コメディーのようですが、ドイツ人の敵は、かつてのユダヤ人から移民と変化し、再びヒトラーのような人物の登場を許す土壌ができているというお話ですね。 【毒林檎】さん [インターネット(吹替)] 7点(2020-07-24 16:09:49) |
21.人々の不安を煽り社会を混乱させていけば、そのなかで変革を主張し分かりやすい計画を示した者が国民の支持を集めていく。初めは連立政権の一員となり、やがては政権を奪取する。現代日本で今まさに進行中の事態であり、既に和製ヒトラーが街頭演説を始めているように思える。「帰ってきたヒトラー」は単に現代ドイツへの警鐘というだけではなく、この日本に対する強い警告として訴えかけてくる。 しかし、映画ではヒトラーが知的でいい人のように描かれており、実際のヒトラーもそうだったのではと誤解させることになりはしないかと心配だ。また、ドイツ人でなければ分からないような政治ネタや細かすぎるギャグが多数出てくるので、コメディー要素は半分しか楽しめなかった。このため点数は1点引かせてもらった。 【駆けてゆく雲】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-28 19:23:24) |
20.よくできてる。ヒトラーはとても魅力があって惹きつけられる。でもそれこそがドイツを手中に収めた原動力だから十分説得力ある演出だった。独裁者や詐欺師は笑顔で近づいてくる。歴史のターニングポイントはお給料や視聴率みたいなほんの個人の利得から始まる。お婆さんの一喝にこちらもハッとさせられる。芸人としてのキャラを消費&使用するメディアやネット。このあたりも現代風。十分に風刺が効いているし、これからの我が国や世界が進む道かもしれない。良作。 【タッチッチ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-09-05 13:03:58) |
19.原作を読んだ後に見たせいなのかもしれないが、終盤までストーリーにメリハリがなく淡々と進んでしまい、盛り上がりに欠けた。 また原作だと登場人物に不幸になる人もいなく、”過去に間違った不幸な事があったけど良い事もあった”と結び、ヒトラー賛歌ではないが前向きなラストに対し、映画だと不安を煽るラストなのが気になった。 やっぱり今だヒトラーの描き方に対しては、原作があっても自由に描くという訳にはいかないし、それだけの事をしでかした人物なんだなと改めて思った。 映画はいまいちでも、原作は面白かった。 【miso】さん [地上波(字幕)] 4点(2019-07-02 22:55:19) (良:1票) |
18.ただのコメディ映画かと思いきや、社会風刺も適度に加えられており見応えがある。政治的な皮肉やパロディにもセンスが感じられ、非常におもしろい。ドイツではナチスやヒトラーはもっとタブー視されているのかと思っていたが、この映画はかなり際どいとこも攻めている。 邦画にも、このくらいセンスのある風刺映画がもっとあれば良いのだけれど。 【アクアマリン】さん [地上波(吹替)] 8点(2019-03-17 17:51:29) |
17.ヒトラー本人にも問題はあったのだろうが、それよりもヒトラー的なものを求め、生み出した人々の心情こそに問題があるわけで、それが現代社会にも存在している(EUの移民問題のゴタゴタでさらに民族主義が強まっている)というパロディーというか完全な社会風刺になっていて大変面白かった。「私はあなたの心の中にいる」という台詞がそれを象徴していたと思う。第2のヒトラーが誕生する可能性は大いにあるという事だろう。実際、ミニヒトラーみたいのが登場してきているし。 ただし、演じた俳優が大柄なのと、ラストでやや説教臭くなってしまったのが残念。 それにしてもドイツはよく製作したな。日本で言えば、東条英機か近衛文麿に該当するのだろうが、とても無理だろう。 |
16.途中やや中だるみ。いろいろ突っ込まれても、本物は少しも揺らがない感じはとても良かった。いち芸人という認識から、感化されてもう少し政治的な動きが出てくるとよかったかな。その方が、このまま暴走させてはまずいというラストに現実味を与えます。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-12-23 20:20:28) (良:1票) |
15.傑作です。コメディでもSFでもなく、もしヒトラーが現代に蘇ったらどうなるかという、思考実験のような映画でした。それも一方的な見方に偏らず、さまざまな立場の人物を登場させて反応させるのがいい。そのリアルさが、笑えるようであり、恐ろしいようでもあり。「スタルバック氏」とか、「最後の12日間」のパロディとか、制作者は頭いいなぁという感じです。 ポピュリズムが妙な怪物を作り上げるというのは、現代でもおおいにあり得る話です。特に大メディアの責任は重大です。その流れに警告を発する者が狂人扱いされるというのも、よくある話です。「あなた方がこの私を選んだのだ」としきりに強調していましたが、それこそこの作品の一番のメッセージなのでしょう。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-10-19 02:44:34) |
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14.もう少し華奢な俳優さんだったらリアルだったのに、ちょっと残念。アレクサンドロス、カエサル、チンギス・ハン、ナポレオン・・・生まれた国で彼らが英雄であるように、ヒトラーもドイツで偉人となる日がくるのでしょうか?たっぷりと皮肉が込められたコメディですが、喉元過ぎて歴史を繰り返すみたいな人間のサガにちょっと背筋が寒くなります。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-10-10 21:06:08) |
13.ちょっとコメディーとしては不発か(ドイツ人にしかわからない?)と思う一方、いろいろ考えさせられる。 「最期の12日間」のパロディーシーンがあるらしく、同作品を見ていないのでこれから見ようと思った。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 5点(2018-10-08 22:23:53) |
12.B級のコメディ作品かと思いきや、意外に面白い。特に終盤に向けてコメディ色が消えてきて引き込まれる感すらある。 娯楽作品ではあるが、良くできていると思う。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-10-08 10:47:19) |
11.もちろんドイツでヒトラーはタブー。でもコメディであることを丁寧に繰り返し強調することで、映画として成立させている。 現在の右翼政党が、党首も党員も思想的に薄っぺらいという皮肉も混ぜている。 翻って日本はどうか。A級戦犯はタブーというより 忘れ去られて、若い人中心に知らない人も多そう。 同じようなコメディは興行として成功しないだろうし、作ったとしても必死で上映止める勢力との戦いが辛そう。 二度と戦争を起こさないという点において、現在の両国の違いを考えさせられる。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-01 00:13:13) |
10.評価の高い本作..予告編を観て気になり、鑑賞..観ていて途中で、飽きてしまった..凡作... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-02-18 14:35:09) |
9.ヒトラー激似のおじさんに興味が湧いて野次馬根性が働いたのは観衆も私も同じことですね。まんまとドツボに嵌った訳です。 笑顔で彼を迎え入れる国民が最初は可笑しかったのですが最後はホラーに。出オチみたいなところは否めませんが鑑賞後にヒトラーが作り上げた一時代について考えさせられます。ドイツ内政事情について知見のある方ならより楽しめると思います。日本じゃ同じ様な作品は絶対にできないでしょうね。 【Kの紅茶】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-15 23:23:19) |
8.このヒトラー役のオリヴァー・マスッチという俳優は、わかる人にはわかるんだけど生前のヒトラーの所作をよく研究していると感心しました。『最期の12日間』のブルーノ・ガンツよりもはるかにリアルだと思います。でもこれほど可笑しいけどだんだん笑えなくなってくる風刺映画には久しぶりに出会った気がします。『博士の異常な愛情』を初めて観たとき以来の衝撃かもしれません。あの女性局長は、ゲッベルスとレニ・リーフェンシュタールを合体させたようなキャラですね。こういうわき役たちもけっこう面白いけど、実はこの映画で最もキャラが立っているのは、ドキュメンタリー風に画面に登場してくる現代ドイツの大衆たちなんですよ。ヒトラーの「私を選んだのはお前たちだ」というセリフがこの映画の究極のテーマを判りやすく説明しているんじゃないでしょうか。この史実こそがドイツ人には耳が痛く、そして都合よく忘れようとしてきたことなんです。そういう視点で観ると、ヒトラー後のドイツ人の偽善をこれほど赤裸々に揶揄した映画はなかったんじゃないでしょうか。そう考えると、冷戦があったとはいえ戦後のドイツは狡猾に国際社会で立ち回ってきたものだと思います。組織の末端だったとは言っても東独の共産党政府の一員だった女性が、今や宰相として君臨して欧州の女帝とまで言われているんですからねえ。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-13 23:15:44) (良:2票) |
7.もし“あの人”が今の時代に復活したらの“あの人”ですね。 メッセージ性の強い作品と感じるかもしれないけれど、個人的にはとても面白かった。 【イザナミ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-07-06 15:46:53) |
6.ドイツの俳優はえらく自然な演技をするんだな~→半分はドキュメンタリーでした。今どきドイツ人のヒトラーに対する感情が垣間見えて面白かった。腫れ物という感じはそれほどなく、意外と笑顔が多かったな(良い悪いではなく)。近年、経済においては好調なドイツだが、移民の多さには不満が渦巻いている。でも過去のことがあるから強く言えないっていうのは、同じ敗戦国の民としては同情する部分もある。ドイツに限らない世界の今を「好機到来」とヒトラーに言わせて映画は終わるわけだが、どうも直接過ぎておしゃれじゃない。コメディを忘れない締めくくりであってほしかった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-26 18:41:43) (良:1票) |
5.ああなるのでは、とか、この伏線がこうなる、とかほぼ予想できるストーリー展開。 街の人達のリアルな表情、どのようにして撮ったのだろう。とても日本では作れない タイプの作品だ。東條英機が蘇える映画作っても、どうやって笑えようか。 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-27 01:28:07) |