5.個人的に原作はかなり好きです。
この原作、小学館漫画賞なども受賞している良質でオーソドックスなスポーツ青春物で、映像向きの作品だと思うのですが、しかし一向にアニメ化の声も映画化の声も聞こえてこないのを不思議に思っていました。
そんなときに届いた映画化の話。
お、やっと映画化か!!と思ってよく見ると…まさかの乃木坂アイドル映画じゃないですか。
「そりゃないぜベイベー」
私の世代の場合、アイドル映画と聞くとどうしても「チェッカーズINたんたんたぬき」のようなものを想像してしまうわけで、なんか非常にガッカリしたのを覚えています。
当然映画を観る事もなかったわけですが、ふと見るとアマゾンプライムで配信されています。
まぁタダだしとりあえず観てみるか…と実際に見てみると、いやいや、これがそれほど悪くない。
確かに乃木坂のアイドル映画ではあるのですが、原作の癖の無さやオーソドックスさがいい方向に出ていて、アイドル青春映画としてはなかなか手堅くまとまった良質なものになってるじゃありませんか。
まぁびっくり。
期待してなかった分、いい意味で裏切られました。
逆に言えばとりたてて褒めるところもないのですが、しかしけなすところもないというのは立派なもので、アイドル青春物としてはほとんど満点の出来だと思うのです。
まぁアイドル青春映画として満点でも、ここで点つけると6点程度…というところがアイドル映画の限界だとは思いますが、しかし悪い映画ではないと思います、うん。