1.よくある青春もの。と、簡単に言ってしまうのが惜しいほどの力強い作品だった。
主人公の"レディ・バード"(と、自分で名乗っている。中二病ww)は卒業間近の高校生で、とにかく遠くの大学に行きたいという願いはあるものの、成績もぱっとしないばかりか周りに対してすぐ反抗したり、自分を特別だと思っている思春期特有の衝動にかられたごく平凡な少女だ。
後になって失敗したなぁという事ばかりで、それは通過してきた者にとっては誰もが共感できる所ではないか。
そんな彼女の無軌道ぶりを楽しみつつ、じっと成長して行く姿を見守るのが正しい見方であろう。
主人公を演じた女優さんがとにかく良い演技で引き込まれた。