映画大好きポンポさんのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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映画大好きポンポさん

[エイガダイスキポンポサン]
2021年上映時間:90分
平均点:7.62 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-06-04)
ドラマコメディアニメ青春もの漫画の映画化
新規登録(2021-06-12)【奥州亭三景】さん
タイトル情報更新(2023-12-31)【イニシャルK】さん
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清水尋也ジーン・フィニ
小原好美ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット
大谷凜香ナタリー・ウッドワード
加隈亜衣ミスティア
大塚明夫マーティン・ブラドック
小形満ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ペーターゼン
作詞藤林聖子「Dance On Fire」
主題歌新妻聖子「Dance On Fire」
製作KADOKAWA(映画大好きポンポさん製作委員会)
ハピネットファントム・スタジオ(映画大好きポンポさん製作委員会)
エイベックス・ピクチャーズ(映画大好きポンポさん製作委員会)
松竹(映画大好きポンポさん製作委員会)
配給KADOKAWA(角川ANIMATION)
編集今井剛
あらすじ
現実世界から逃げ続けて映画の中だけが自分の世界だったジーン青年の夢は映画監督。もはや社会不適合者だった彼だが、若くて小さな敏腕映画プロデューサー・ポンポさんの下で働くことになった。  ある日ポンポさんは、ジーンが新作映画の脚本のキモを即答したのを受けてこう告げる「この映画は君に撮ってもらうから。たのんだわよ、ジーン監督」  2017年にイラスト投稿サイト「pixiv」に投稿されたWEB漫画が話題となり、書籍化・続編・スピンオフと人気を広げた作品が「この世界の片隅に」を手掛けたスタッフ達により待望の映画化。
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1
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7.原作未読。キャラデザからして苦手分野方面のアニメ(アニメは好き)かなぁと思いながら、映画好き必見との評判でようやく鑑賞。
 
原作ファンの方は点数が高いようですね。
 
私個人としては前半は踏ん張りが必要な感じでしたが、後半の「編集」シーンからはなかなか楽しめた。編集って大変だよね。
 
でもやっぱり中心人物のポンポさんやジーンに全く惹かれなかった。内面は悪くなくてキャラデザかな。いまいちそこのファンタジーに入り込めなかったのは私見。
 
周りのキャラはちゃんと描いてあるから余計に浮いてみえてしまって...全員あんなタッチならもう少し良い印象だったかな。
 
でもそれだとポンポさんの世界観じゃないから私には合わなかったという事ですな。
movie海馬さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-03 17:48:45)
6.90分という上映時間にこだわりを感じさせられる一作。
これが1分でもオーバーしていたら、この映画の説得力は失われるところだった。
勾玉さん [映画館(邦画)] 7点(2023-02-23 21:46:08)
5.映画好きな人だったら、制作側の物語も想像したり、視聴者心理を考えたりするでしょうけど、
どれも想像しうることを説明していて、新しい発見や気づきがありませんでした。

物語を作ってる側に、入り込んでみていたら、作品の中の作品に注目がいったりと、興味が中と外と行ったり来たりで入り込めなかった。
へまちさん [DVD(邦画)] 7点(2022-08-07 21:24:04)
4.高評を目にし 鑑賞..アニメで 実写映画の制作の裏側を丁寧に描いた作品..いや~ 面白かったです~ 脚本、演出が プロの仕事でした~ 映画を創ることに興味がある者にとっては 納得の内容です..編集が映画の 肝 だってことを よ~く分かってる! 良作!
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 8点(2022-07-18 16:16:51)
3.映し出されるアニメーションを食い入るように見つめながら、なぜ、涙が出るのかよく分からなかった。
ただ、その「理由」を認識するよりも前に僕は、奮えて、泣いていた。

この世界のすべての映画フリーク、そしてあの世界に憧れ、夢破れ、今なお“表現”することを秘め続けている人たちにとって、このアニメ映画は“唯一無二”になり得る。
映画館を出て、しばし呆然と立ち尽くす中で、かろうじてそういうことを思った。




原作漫画「映画大好きポンポさん」を読んだのは数年前になる。
僕の嗜好性をよく知っていて、誰も知らないようなマニアックな映画漫画(映画を題材にした漫画)をよく貸してくれる友人から、単行本を借りた。
他の映画紹介系漫画とは異なり、ハリウッド(作中では“ニャリウッド”)の映画製作現場を描いたアプローチが新鮮で、とても楽しく読んだ。
キャラクター造形のポップさと真逆を行くような、王道的な舞台裏モノのストーリーテリングが、驚くほどに芯を食っていて興味深かった。

面白い漫画ではあった。ただ、結果的に各漫画賞にも入賞しているとはいえ、元々は漫画投稿サイト「pixiv」に掲載され沸々とビュー数を伸ばした“マイナー漫画”である今作が、まさか“映画化”されるとは思っていなかった。
だから、映画館で大判のタペストリーを見つけて、今作の公開を知った時は、驚きつつも、「酔狂なことをするものだ」と、完全に舐めきっていた。

そんな“舐めきった”映画に完全ノックアウトされてしまうのだから、まったくもって「ざまぁない」。

コミックの1巻のストーリーをほぼ忠実に描いたストーリーテリングは、やはり王道的な内幕モノ+シンデレラストーリーであり、そこに特別な工夫や斬新さがあるわけではない。
ただそこには、主人公ジーンの偏執的なまでの「映画愛」と、彼がそこに至らざるを得なかった人生模様が、より強く、より深く刻み込まれていた。

なぜ僕たちは映画を観るのか、なぜ私たちは映画を作るのか。
その理由や経緯は、実際様々なのだろうけれど、少なからず僕たちは、スクリーンに映し出された“光”を通じて、自らの人生を「投影」している。
そのあまりに本質的な真理に辿り着いた主人公は、自らの存在のすべてを叩きつけ、削り込むように、“映像”を切り取り、そして“映画”として繋ぎ合わせる。

「ようこそ、夢と狂気の世界へ」
というポンポさんの台詞が、クライマックスの展開と共に、より深く突き刺さってくる。
そして同時に、僕にはそのイカれた世界に突き進む「覚悟」が無かったのだなと思い知った。




ちょうど一年くらい前から、趣味で動画作成をするようになった。
今の仕事とか、コロナ禍の生活とか、様々な状況が重なって始めた趣味だったけれど、やっぱり僕はこの“行為”が好きだったのだなと思い知った。
幸か不幸か、僕はこの作品の主人公のように、映画制作に命を懸けているわけではないけれど、それでも彼がPremiere Pro(編集ソフト)の画面を睨みながら、もはや半狂乱的に編集作業に臨む姿には共感を覚えた。

気の遠くなるような膨大な作業量を目の当たりにして、ゾッとすると同時に、さあどう仕上げてやろうかとほくそ笑む。
ヘタクソで冗長な撮影素材の中から、2秒前後のカットを選び取り、1フレームレベルで調整する。
その作業を延々と繰り返して、「作品」と呼ぶにはおこがましいたった数分間の映像を作り出す。
極めてマスターベーション的な行為ではあるけれど、かつての夢の残り香を追うように、僕は動画を作成している。

「才能」も、「覚悟」も無かった自分には、到底辿り着けなかった世界だったろうし、今現在の自分自身の人生に後悔があるわけではないけれど、漫画であれ、アニメであれ、その世界で「自分」を貫き通した人間の姿には、感動を越え、尊敬をせずにはいられない。
その主人公をはじめとする「映画製作」という狂気的な世界の中で生きる人間たちの様相に対して、僕は、色々な感情が渦巻き、高まり、奮えたのだと思う。




映画館から出た直後、すぐさまこの漫画を紹介してくれた友人にメッセージを送った。
「控えめに言って、傑作だった」と。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2021-06-19 23:23:50)(良:1票)
2.してやられた。
 原作を読んでいるから、原作通りなら、面白くなるのは分かってたのですが、それを超えてきちゃったんだよね。映画製作の過程を分かりやすく、面白おかしく見せるのは出来て当然だと思っていたけど、まさか主人公の内面を抉ってさらけ出してくるとは思いもしなかっった。しかもそれが失敗と挫折経験した人には痛く心に突き刺さるので、あたしなんか泣けて泣けて(笑)。そうした仕掛けを上手く演出したのが、原作に無かった部分なんだろうね。この原作に無かった部分を主人公の内面と制作している映画の主人公を上手く重ねて演出したところに重ねて、物語を丁寧に描写している、そしてそれはこの映画に出てくる銀行の頭取の台詞で答え合わせをしてくれている所が、救いになってますね。
 役者もある意味面白いと思います。主人公と主人公の撮る映画のヒロイン役がお世辞にも上手くない(正直言って、素人に毛が生えた程度(笑)、これが変な話、役としては良い感じに素人っぽさというか新人監督&新人女優って感じが出てる。それに引き換え、主人公の撮る映画の主人公役が大塚明夫で、ヒロイン付き人になる相手が加隈亜衣なんて、キャリア十分の声優を使っている所に、ある意味悪意まで感じたね(笑)。
 決して万人受けするとは思わない作品だけど、それがこの作品の主題にもなっている所も良い点だと思います。映画の中でカット割りについての話が出てくるけど、そんな事を説明しながら、映画そのもののカット割りがかなりうまく出来ているのも注目点でしょう。
 折角ここまで出来ていて、ラストのオチまで完全に出来てるのに、惜しむらくはこの映画の上映時間で画竜点睛を欠いてるんだよね。これがもったいなかった。
 勿論、この映画自体が完全なるフィクションになっているから、現実と合わせる必要は無いのかもしれない。でも折角この映画の完成度がここまで高くなっているのであれば、やっぱりこうした細かい所で洒落てないとこの映画の醍醐味が薄れる気がします。
奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 9点(2021-06-15 03:43:48)
1.4年前にネットで見かけて記憶に残っていた漫画が映画になったとの話を聞いて見てみましたが、最高でした。鑑賞中に理由の分からない涙が出て、見終わった後にしばらく立ち上がれなかった作品は何年ぶりでしょうか。文句なしの10点満点です。
無駄のないシーンがテンポ良く続き、見所に次ぐ見所でとても90分とは思えないほど濃密な時間でした。映画オリジナルの追加シーンもドカンと盛り上がっていて、これのおかげでオチの重みがグッと増しているので原作既読の方も楽しめる作りになっています。原作は今でもpixivで読む事が出来ますが、映像の楽しさやテンポの良さ、追加シーンや音楽の力も手伝って映画の方が断然良いと感じました。
デフォルメが強い絵柄や子供っぽいタイトルで惹かれない方も居るかも知れませんが、どうか敬遠しないでください。映画が大好きな方、クリエイターとして何かを作っている方、色々なものを切り捨てて夢を追い続けている方に特におススメです。そうじゃない方にも是非見て頂きたい作品です。
ちなみに、私はニュー・シネマ・パラダイス(2時間の方)大好きです。
alianさん [映画館(邦画)] 10点(2021-06-13 01:23:42)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.62点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5323.08%
600.00%
7323.08%
8323.08%
917.69%
10323.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.33点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 9.33点 Review3人
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