【TERU】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-20 21:13:25) |
375.この映画が高く評価されるのは単に構成が練られたミステリーというだけでなく、現実というものに対して人間が持つ認識の再現に成功している点にあると思います。私たちは劇中の主人公のような症状がなくとも日々の生活の中で自分の記憶を信じられずにメモを取ることは珍しいことではありません。一瞬一瞬の現実はそれぞれバラバラの断片でしかなく後からそれをストーリーとして再構築しているわけです。そうした感覚は時代の経過によって古びるどころかインターネット時代になってより高まってすらいるのではないでしょうか。クリストファー・ノーラン監督の作品に関してはむしろ近年の方がフィルムやCGを使わないというこだわりも含めて古臭くどこか時代からずれてきている印象を受けてしまいます。最近の作品がどこか違和感を感じさせるものになっているのはCGを使わないことによる映像の真実性への追求と、記憶や時間軸の不確かさへのこだわりといった作家性が矛盾していることが原因ではないでしょうか。せっかく過去を舞台にしたダンケルクでも記憶と記録の不確かさをテーマに据えずに安直に時間軸操作を加えただけの作りになっていたのにはがっかりでした。ダークナイトが成功して下手に大作志向になってしまったのはこの監督にとって不幸なことだったのかもしれませんね。 |
【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-26 12:56:03) |
373.面白いといえば面白いが、なんで娯楽の映画を見るために身構えて、回らない頭をフル回転させなきゃいけないのかと思うとイラッとしてきます。結局、筋を追うことに必死で、「鑑賞」どころではない感じ。これはこれで一形態なのかもしれませんが、実験はよそでやってくれよと。少なくとも一期一会の映画には向かないんじゃないかなと。まあ当方はネット配信で見たので、確認のために見ようと思えば何度でも見れますが、もうそんな気力も体力も興味も残っていません。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-24 02:47:22) |
372.とりあえず2回は見ないとわけがわからない。 【どちて坊や】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-12-13 09:25:43) |
371.この監督の映画はほとんど見ていたのに、今更ながら見ました。 なんとも言葉に出来ない、20年前の作品とは思えないストーリーでした。 結局、誰も救われない。登場人物の中に誰もいい人がいない、不思議なストーリーでした。 【木村一号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-18 12:08:20) |
370.同監督のインターステラー(2014)、テネット(2020)と観て、 からの少し遡って本作メメント(2000)の鑑賞 事件がきっかけで記憶障害となった男性。 数分の記憶しか保持できず、時効となった記憶は消えていく。 記憶障害の中、妻を殺害した犯人を捜していくサスペンス物。 映画は結末から始まり、数分ごとの物語が遡っていく構成。 数分前の記憶を忘れている、という設定をうまく再現。 映画のつくりがとても秀逸で、よく出来てるなぁと思った。 作品の特性上、人や事件がミステリーに包まれており、 ひっくり返しの要素もあって、ややわかりづらいのが難点。 結末はわかっていても、最後はなかなか衝撃的でした。 時間があればもう一度、内容を噛み砕いて再鑑賞したい作品。 観ている側は「記憶」があるので、初見を楽しめるのは一度だけ! シックス・センスと同様、初見の面白さは一度きりしかない作品。 クリストファー・ノーラン監督は「時空の魔術師」か。 2000年この時すでにテネットの片鱗があったことにも驚き。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-22 11:30:21) |
369.難解。何度か見ないと絶対に分からないし、一回だけ見て諦めるのはもったいない。一回見ただけで評価が出来ないし、レビューも書けない。頭悪い自分を再確認するのも悪くはないだろう、ヒュ~。メメントプリントのシャツあったら欲しいな。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-25 10:16:09) |
368.1回観て、巷の解説サイト読まないと理解できないことが多い作品は嫌いです。どうせなら、ストーリー1時間ぐらいにして、後半1時間 元の時間軸に戻して、変わった視点から撮って解説、謎解きみたいにしてくれたらおもしろかったのに。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-05-26 00:21:33) |
367.ノーラン監督のブレイクスルーとなった作品で、何度か観返してしまう作品である。 時系列の分解、時間の逆進といったノーラン監督のエッセンスが詰め込まれた作品であると今ならそう評価できるかもしれない。 ただ後のノーラン作品にみられるようなヒューマニティは本作では皆無。もちろん予算の関係で、IMAXの映像特性を活かしたシネマトグラフィーや重低音を効かせたBGMといった特徴も本作には存在しない。終始沈鬱で不穏なノワールが展開される。基本的には時系列ネタ一本で勝負するスタイルの作品であるため、点数的には7点くらいが妥当ではないだろうか。ダンケルクやインターステラーのように人間性に訴えかける部分が少ないため、余韻があまりないのも弱点か。 正直に告白すると、初めて本作を観たときは、面白いとは思いつつも、なんか奇を衒った印象の作品だなあと思っていた。いわゆる面白いし評価はするけれども、決して好きなタイプの作品ではない、というのが本作だ。ノーラン監督についてもこのころは、暗いノワールばかりを作る、気取った印象のイヤな監督でしかなかった。しかし、本作の成功をきっかけに、ノーラン監督は色々と成長をしていく。成長の過程で人間性を全開にした作品も手掛けるようになった。ちなみに私はノーラン監督のクールさの中にある生真面目で熱い人間性が大好きだ。久しぶりに本作メメントを観返すと、作品そのものの評価はあまり変わっていないが、監督に対する印象はまったく変わったことに気がつく。今や映画界を牽引する巨匠の一人だが、このころはエッジの効いたとんがった作品を作っていたのだ。 【nakashi】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-07-31 17:41:12) |
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366.好きなジャンルなんだけど、気力体力が充実しているときに見ないと病みそうで、とにかく見ていて疲れた。 一瞬たりとも見逃すと筋が追えなくなるので、映画館で観て一回で理解できた人は素晴らしい。 一度途中で挫折して、先日ようやく二度目の視聴。 こんなに面白い映画だったんだ、と一度挫折したことを後悔した。 絶対に見て損はしない。 【めたもん】さん [3D(字幕)] 8点(2019-04-25 18:31:56) |
365.この映画に感動してログインネームをこれにしました。(どうでもいい) 素晴らしいの一言です 主人公が10分間しか記憶を保てない記憶障害という設定なのですが。 逆再生で上映されているため、見ている私達も同じ状況に立って見ることができます。 一回の視聴で全てを理解するのは難しいかもしれません。 見終わった後に感想サイト等を見てなるほど!と思えるのもこの映画の素晴らしさだと思います。 まだ観ていない方にも この映画に限っては↑の情報だけをもって観て頂きたいのでこれで 見る価値ありです! 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 9点(2019-03-02 22:27:18) |
364.◇ガイ・ピアーズの若かりし頃を見たくて、録画して見ました。従って、感想は、「うっわぁー!!ガイ若けぇーーーーっ!!体、細いぃぃぃーーっ!!」のみですw◇物語は、非常に複雑で、初見では映画のテーマや監督の言わんとしている事は、とてもじゃありませんが、辿りつけません。◇根気よく謎解きがしたい方には、向いているのかもしれません。◇しかし、謎を解いても、残る物は、何だかやるせない虚しさな気がします。◇私的には、初見で、エンディングロールを見ながら、大方の溜飲を下げられるコンパクトなストーリーが好きなので、物語に3点+若かりしガイに2点=合計5点献上です。 【蓮】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-10 17:08:03) |
363.記憶は主観であり記録は客観である、とはいいながら観てるうちにその記録(メモ)さえも本当に正しいのだろうかと疑心暗鬼になってくる。誰が味方で誰が敵なのか、過去にあった事件は何が真実なのか、サミーの案件は主人公にどう影響を与えているのか、最後まで真実が分からず予断を許さない。見終わったあとでさえ、あいつの言ってたことは本当なのか?と思ってしまう。そういう感想を持ってしまうことがこの映画の目的なんだね。好み40/50、演出11/15、脚本13/15、演技6/10、技術10/10、合計80/100→8/10点 |
362.鑑賞後、非常に疲れを感じる映画。 普通に1回見ただけでは消化不良が否めないが、 凝った話でよくできているとは思う。 キャリー=アン・モスは実に美しい。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-20 21:22:59) |
361.見始めて1時間までは何ともなかった。しかし、徐々に体調が悪くなってきた。胸がむかむかし、画面を見続けるのが辛くなってきた。見始めて1時間半ごろ、ついにディスクを一時停止して、トイレに駆け込む。強い吐き気があったが、しばらくすると治まったため、恐る恐る再び視聴。見終わると、倒れ込むようにして就寝、吐き気をまぎらわせるために、ラジオをつけて眠りについた。 後で考えると、あの症状は画面酔いだったとしか思えない。視覚から入る情報と体感している感覚のずれから起こる「酔い」という症状。各エピソードの推移が前後に激しく揺さぶられたので、話についていこうと躍起になっているうち、吐き気が起こってきたものらしい。体調不良を引き起こす映画なんて、びっくりだ! 本作の話をじっくり見て考えたいのに、再視聴するにはものすごく勇気がいる(涙)。もし『リング』の呪われたビデオが現存して、それを視聴したら、こんなふうに体調不良を引き起こすんだろうかと妙な方向に連想してしまった。 【tony】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-09-03 14:05:06) |
360.時系列を追ってくのに初見では頭が付いていかず 映画感想サイトを梯子して納得したいい思い出があります。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-29 23:04:50) |
359.観賞後、すかさずリバース再生。逆から見るとホントの面白さが実感できる気がします。なんかリバースで見るとコミカルな作品にも見えなくもない。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-05-09 18:36:21) |
358.頭フル回転させないと、よく解らない作品。こんな観ててしんどい作品は嫌いです。面白いとか以前の問題。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-12-18 21:41:41) |
357.時系列をいじるのは効果として面白い。 加えて白黒の別時系列シーンも混ぜてより難解にしている。 ここまで複雑にする必要は無かったんじゃないかとも思うが、尋常ではない雰囲気を作り出している。 はっきり言って、一回見ただけでは注意深く見ても半分くらいしか理解できないと思う。 一回普通に見て、なるべく間を置かずDVD特典の正しい時系列でもう一度見るってのがベストだろう。 かなり凝ったストーリーで主人公の深層心理まで考えられてるのが解る。 【たんたかたん】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-09-26 10:48:35) |