34.当時は中継があって、競技そのものに興味がある人は そちらを観ていたんだから、映画では別の撮り方をしなければ ならないのは分かる。でも これはあまりに芸術的に撮ることに寄り過ぎていて、時に面白みを損なっていると思う。 スポーツは それそのものが芸術であり、加工の必要は余りないと思う自分にとっては合わない内容だった。歴史的な知識を得られることだけが収穫。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-24 21:30:51) |
33. 日本にとって「破壊から再生へ」を象徴する五輪の映像化。各種競技を通じて筋肉の躍動に近づき、選手の表情や内面・心理に迫る。勝者だけでなく敗者にも視点を当て、裏方の仕事や観客なども捉えた人間讃歌。 東京五輪と言えば何といっても“黒い弾丸”ボブ・ヘイズ。彼の記録10秒フラットは覚えやすいこともあり、幼い子供の記憶にもしっかり残った。スピードを競う最たる競技の100m走を、逆説的にスローモーションで選手の内面まで迫る映像が秀逸。また、マラソンのアベベを捉えた映像はまさに“走る哲人”。余力を残して勝った姿が印象的。円谷とヒートリーのデッドヒートも忘れられない。 富士山山麓を聖火ランナーが走るシーンは日本での五輪を象徴する場面だが、再現映像と聴いて心に引っかかるものを感じた。かつて出演した広報番組の朝もや(実はスモーク)を連想したからだろう。ドキュメンタリーに大なり小なり演出はつきもので、再現によって真実を描く意図は理解するが“もやもや”気分は晴れない。 「芸術か記録か」論争に関心はないが、記録映画として必要最小限の演出、その加減が難しいのかな。 【風小僧】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-08-02 10:44:40) |
32.中盤までずーーーーっと続くトラック競技でウンザリしてしまった…。 競技をブロック分けするのは当然なんだろうけど、それぞれの競技が持ち、市川崑が表現したかったであろう芸術性に偏りができてしまったように思う。また、その表現方法もスローモーションに頼りすぎではないか? 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-07-18 16:57:40) |
【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-23 17:09:17) |
30.普通に退屈だった。 映画として何がいいかわからない。 |
29.当時の東京の街並みや市民の様子もうかがえてよかった。トップアスリートの技術も、こうしてみるとちょっとずつ進化してきているのがよくわかる。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-07-06 17:58:37) |
28.宮川一夫の垂直なカメラワークは美しく着高い。ほとんど無音なのも素晴らしい。にも関わらず強い作家性を持つ描写。この歪なバランスが映画に狂気性を及ぼしているのはおもしろい。 【reitengo】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-20 19:50:55) |
27.ネタバレ無くその競技を競技前から冷静沈着に見せてくれるので、結果を知らないレースや競技については競馬を見るような感覚で楽しく見れました。 (既に結果として有名な男子マラソンや男子体操団体や女子バレーは除く) そんな中で、ビックリしたのが、男子10000メートルの結末。 それと、女子800メートルの勝者の末脚。 この二つには驚愕いたしました。いやはや、凄い走りを見せつけられました。 それから、呼吸一つ乱れること無く安定の走りを見せたアベベという連覇の怪人。 以上、自分なりに記憶に残るシーンを羅列してみました。 その他のところで、各国選手団の入場のシーンですが、各国オリジナルの民族衣装を身に付け自国をアピールしながら入場行進してゆく中で、なぜかキューバ選手団だけ自国の旗ではなく日本の日の丸国旗を全員で振りながら笑顔で入場行進してるところになぜ?という疑問の念は全く無く、そこに平和の始まりを感じましたし、戦後の日本も努力の甲斐あって他国との親交と、こうして平和というものが目に見える形となって表れていってたんだなあという思いがいたしました。実際、とても素敵なシーンであっと思います。 そんな実質計170分ですが。自分は少し前にBS放送で放映された際、インターミッション後のチャドの物語に入ったあたりで睡魔に襲われ眠ってしまい、その後を見逃してしまってたので今回改めてDVDレンタルしたもので見直しました。ただし、今回目にしたものは計144分の(つまり22分が編集カットされた) ディレクターズカット版でした。ついでにご報告しておきますと あのチャドの物語は市川監督の意向により跡形なくバッサリとカットされていました それでよいのかどうだか答えは分かりませんが 私はそれでよかったのだと思います。あの小物語はどうしても余計だったように感じていましたものですから。(チャドさんには申し訳ないですが。) それに当初、計170分にもなってしまった実情といたしますと、記録映画という観点から競技種目全種目を収める事という縛りがあったようです。だとすると、この自分が目にしたディレクターズカット版、チャドの物語の他にどの競技のどのシーンがカットされているのはわかりませんが、競歩というマイナーな競技などはきちんと残してあったその編集には嬉しさを感じてしまいましたね。だって競歩だよ(^^;) 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-03-22 21:13:13) (良:1票) |
26.ここでの高評価が、記録映画としてのデキの良さを表しているのか、記録映画以上の価値を見出しているのかわかりませんが、私にはごく普通の記録映画と映り、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。 【la_spagna】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-02-24 00:22:41) |
25.2014.01/01 2回目?鑑賞。「芸術か記録か」という大論争があったように記憶している。私には記録も一部あるが、ベースは肉体の美しさと感動をあらゆる角度から発信しているように感じた。素晴らしい映像に今回も感動した。 2016.08/26 3回目鑑賞。肉体の美しさ、強靭さ、しなやかさを通して人間・人間性が垣間見える感動作品。記録がもう少し映写としてあれば時代の流れ、変化が興味深く見れるのにちょっと残念。 【ご自由さん】さん [地上波(邦画)] 8点(2014-01-30 18:23:48) |
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24.この作品が作られた意図や背景は無視して、49年後の後世の人間の視点ではイマイチという印象。期待としては当時の風俗文化や人間模様や物語にあったのだが、そういったシーンは少々垣間見えるものの、基本的には延々と競技シーンを見せられるだけで、結構退屈。熱気もほとんど伝わってこない。でも、よい意味で時代を感じさせる部分もあり、それなりに満足かな。 |
23.これはいろんなカメラマンが撮影したものを編集したそうだから、画づらに監督のタッチを見てもあんまり意味はないかもしれないが、聖火リレーのときの屋根瓦の構図はあれはどう見ても崑タッチだよね。800mをずっと回しながらワンカットで捉えたのもいい。とにかくスポーツ競技の結果への「興味のなさ」がよく、試合前の選手の表情や敗者の表情など、スポーツをする人間そのものへの興味に絞られているのが潔い。自転車競技の八王子あたりの牧歌的な風景、マラソンの甲州街道沿道も貴重な記録だろう。開会式はこのころはまだ簡素なものだった。これ以後テレビの時代になって記録映画というものも次第に意味をなさなくなり作られなくなったかわりに、式は次第にテレビ向きのウルサイものになっていってしまった。まだオリンピックが「スポーツの祭典」でしかなかった良き時代の記録にもなっているだろう。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-12 09:21:59) (良:1票) |
22.ところどころ良い映像はあるのだけれど、レニ・リーフェンシュタールの「民族の祭典」「美の祭典」と比べてしまうと、どうしてもこちらの方は凡庸な印象。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-09 14:22:55) |
21.そういえば、「記録」か「芸術」かの論争がありましたね。制作時に映画館で見た時の感動は薄れたものの、何十年もたって見たDVDはとてもなつかしいものを感じました。 好きな競技はあっという間に終わってしまうし、あれもこれもと入れて編集すれば長くなるし、本当にむずかしいものです。 しかし、なんと言ってもこの映画の良さは競技そのものよりも、昭和の時代の風情を記録として残していることだと思います。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-02-02 20:17:51) |
20.とにかく長い。ダイジェスト版で1.5時間位にしてくれたら7点。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-08-30 18:37:19) |
19.リアルタイムにテレビ中継でマラソン、競泳、重量挙げ、バレーボールその他色んな競技に全力で戦う各国の選手に感激した私にとってはこの映画を見るとなぜか涙が出てきそうになります。これってなんなんでしょうかね!!・・・・? 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-03-06 10:48:43) |
18.記録映画の精度としてみるとレニ・リーフェンシュタールよりもオリンピックの全体像が克明に描写されている。 かたや、芸術としての映像という視点でみると、レニより劣るのではないだろうか。 ところで私は映画好き以上のマラソン観戦好きなので、ラストで感動を呼ぶべきマラソンについては不満を感じた。 マラソン観戦は、やはりスタートの瞬間からゴールまでをずっと観られてこそ魅力を感じる。 しかし、ドキュメンタリーならではの、リタイアした選手の様子とかが映されていて、それは楽しめた。 又、熱狂に沸き返る当時の日本、いや東京を映像として観られたことは、非常に貴重な体験となった。 記録映画としての存在価値は、今もなお失われてないのではないだろうか。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-21 16:58:12) |
17.昨今のダイジェスト番組(北京大会後にも必ず登場することでしょう)とは大きく異なる人間ドキュメンタリー映画。競技の名場面の寄せ集めというよりは、この祭典に挑む各選手の人間模様、さらにはアジア初の祭典に沸きあがる日本の「空気」そのものをフィルムに焼き付けたかのような構成になっております。個人的にはやはりラストのマラソン(給水地点の模様とアベベ独走のシーン)がベスト。ちなみに映画本編から話はそれますが、興味深かったのが隣でこの映画を観ていた両親の反応。44年も前のオリンピックなのに、画面に登場する殆どの選手の名前や種目や順位、ちょっとしたエピソードや癖などを信じられないぐらい正確に記憶しており、選手が登場するたびにその蘊蓄を語り合ってはしゃぎまくり。いかにあのオリンピックが当時の日本国民に多大な影響を与えたのかが少し分かったような気がしました。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-08-20 21:07:49) |
16.発表当時に河野一郎とかが文句をつけていましたが,興業的には大成功だったようです。当時の技術から仕方なかったにしても「やらせ」や後日の取り直しフィルムが多い「民族の祭典」に比べて実写に拘った姿勢は評価できます。でもそのためか陸上競技史上での歴史に残る棒高跳びの勝負(米国のハンセンとドイツ勢の満月の深夜までの死闘)が簡単に省略されていたのが心残りでした。(当時補助員として現場にいた友人から感動を聞かされていたので) 【たいほう】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-23 22:51:33) |
15.農村を走る自転車とか孤独な孤独な大松監督とか自分のコースを箒で掃くハードル選手とか見どころ満載。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-26 00:44:36) |