92.アル中のヒモにアカデミー主演男優賞をくれてやるとは。 【TERU】さん [DVD(字幕)] 4点(2024-01-26 20:52:21) |
91.仕事と家庭の両方に失敗したら、全てを許してくれて文句も言わない娼婦のヒモになって酒三昧の日々。そんな恵まれた逆転人生はリアリティーがなくファンタジーでしかない。という意味では、ある種の「男の夢」を見させてくれる作品ではあるが、映画作品としては冗長で中身がなく、それを延々と見せられてもねえという感じ。こういうのは体験するものであって、第3者的に見るものではないんだろうな。 |
90.男の〝理想像〟を描いた作品でしょう。ふつう失業して酒に溺れ、家族も住まいも捨てたとなれば、行き着く先は野垂れ死にか、しかるべき施設への収容しかありません。アル中も辛いでしょうが、代わりに世の多くの成人男性が背負っているであろう労働や納税の義務も、家族を養うという責任も負っていません。日々、酩酊する自分の頭と体調と向き合っていればいいだけなので、ある意味で気楽なものです。ところが、そんな主人公は美人で聡明で優しくてなぜか自己評価の低い理想的な女性にたまたま出会い、愛してもらえる上に〝最期〟まで面倒を見てもらえる。これは宝くじに当たる以上のラッキーでしょう。日々、世のため人のためにがんばっている真っ当な成人男性でも、こんな女性にはなかなか出会えません。 結局のところ、この作品は表面上は「辛い、哀しい、悲惨だ」と言い募りつつ、その裏では「どうだ、うらやましいだろ」とほくそ笑んでいるような印象です。「絶望」を描いていますが、それは主人公の人生ではなく、誰もそう簡単に主人公のようにはなれないという意味での「絶望」です。というわけで、ひどく落ち込ませてもらいました。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-06-09 00:34:19) (良:1票) |
89.お酒をこよなく愛する私といたしましては、とても他人事とは思えない話でした。私も一歩間違えれば明日は我が身、よい教訓となりました。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-11-14 21:52:57) |
88.朝観ました。とても朝観るような内容じゃない。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-12-10 22:52:24) |
87.太宰治の小説を読んでるような。崩れ、落ちて、果ててゆく。重くて、切なくて、苦しくて、悲しい作品です。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-20 19:58:42) |
86.こんな映画、嫌いになりたい。 (音楽、最高。) 【ジャスミン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-07 22:12:45) |
85.重くてつらくてやり切れないストーリーの中にあって天使のごとき存在感を放つE・シューに感嘆。絶望を静かに湛えた微笑みに痺れた。すごい女優さんになったもんだ。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-07 17:53:12) |
84.酒で酔っている人ほど酔ってないと言う。酒がもたらす人間の行動の一つがまずそれである。この映画のニコラス・ケイジ演じる主人公はとにかく酒、酒、酒の酒が全てであると言わんばかりである。確かに切ない大人のラブストーリーとしてはよく描けているかもしれない。けれど、だからって酒によって人生が狂わされる者の悲劇、自分の家族にもしも、この映画のニコラス・ケイジのようなアルコール中毒患者がいたとすれば、それは個人だけの問題では済まされない大きな問題が生じるし、それを助けることが出来ないとしたらそれはある意味、エリサベス・シューとの関係以上に切ないはずである。その刹那さが何とも見ていても辛いし、見終わってからも重たい気持ちにしかなれない。重たい中に希望が残るものがあればもっと高い点数付けられるけど、この映画にはそれが感じられない。人が酒によってこれほど駄目になって行く様子を見事に再現している作品としては評価出来るけど、私が映画に求めているものとは違う映画として考えてしまう為にこれ以上の点数は付けられない。本来なら5点と言いたい所だが、俳優の素晴らしい演技に1点だけプラスしての6点てことでこの映画についての感想を終えたいと思います。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-19 21:43:25) |
83.とても重く救われない映画。いい映画とは思ったけども、後半からの壊れっぷりは悲しい。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 00:18:15) |
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82.酒造組合の宣伝になりそうなくらい、飲みたくなる映画。古くは「失われた週末」を思い出します。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-07 21:56:49) |
81.見終わった後、とても疲れた。とってもせつない映画です。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-11 22:21:02) |
80.スクリーンで見た、初めての時は、何が言いたいのかわかりませんでしたが、数年前に見直したら、全く印象が違っていました。人間は年輪を重ねると、いろいろ経験するので、若い頃にはわからなかった感情が理解できるものだと、つくづく感心しました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-04 00:46:43) |
79.なんという切なくて哀しいラブシーン・・・。ダメダメ男のニコラス・ケイジがあまりにもはまっていて○。 |
78.落ち込んだときは見たい映画です。酒飲み続けて死ぬなんてさびしすぎて素敵すぎ。こうならないために家庭もとうとする男も多いんだろうな。けど、主人公は女房に逃げられたから死ぬ気になったんだよな。やっぱ孤独はつらくてさびしくてはかなくて美しいものなんだな。この作品のニコラス・ケイジは特徴なくて、誰でも乗り移れる感じ。こういうのうまいってんだろうな。 【綺羅☆KIRA】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-31 04:26:16) |
77.切ない、本当に切ない。でも何故か、その切なさが心の奥底までは入って来ず、心の中ほどで消えてしまう。なんでだろ? 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-04 19:16:07) |
76.「罪と罰」のラスコーリニコフと、娼婦ソーニャの関係と似ています。 エリザベス・シューの演じた不幸で美しく純粋な心をもった娼婦役がやはり目を惹きました。 思うのですが、こういう女性は、映画や小説のなかでは、ときどき理想の女性像として描かれているケースが多い気がします。 レ・ミザラブルの娼婦も同じだと思います。 なぜか男性はこういう女性に惹かれてしまうのかもしれません。 アルコール中毒というのは、本当に恐ろしいもので、お酒が好きで飲んでいるのは最初のうちだけで、そのうち、思い出したくないことを忘れるためだけにお酒を飲むようになっていきます。 楽しいなんてもちろん思わないし、苦痛なはずです。 だからアルコール中毒患者は、できることならお酒をやめたいと考えます。しかしニコラスケイジのアルコール中毒は、それとは少し違って、「自分を滅ぼすため」に飲んでいます。 生きるのはつらい、だけど死ぬのもこわい。そういう弱い男でした。 その弱さに共感し、同情し、そして愛したのがエリザベス・シュー演じた娼婦でした。愛とは許すことだと言われますが、恐ろしく駄目な男のすべてを受け入れた彼女は寂しくて美しい。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-01 22:32:30) |
【ジョー大泉】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-03-31 08:56:44) |
【たま】さん 7点(2005-03-09 23:13:11) |
73.ワタクシの場合、手の震えが止まらなくなったりとか蛇が見えたりとかまでは行かなかったけど、一時期かなり酒に溺れてた時期があったので、主人公が酩酊の中で「死」に惹きつけられてしまう感覚は、ちょっと分かります。これって実は絶望という病を抱えた「難病モノ」でもあるし、相手に将来性とかお金とかを求めないという意味では「純愛モノ」でもあるんだなー。ま、単純にジャンル分けするには壮絶すぎるけど・・・♪あれも愛、きっと愛、多分愛ってことか。 【ぐるぐる】さん 7点(2005-02-05 20:06:49) (良:1票) |