娘・妻・母のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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娘・妻・母

[ムスメツマハハ]
1960年上映時間:123分
平均点:6.93 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-05-21)
ドラマ
新規登録(2003-07-02)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-12)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督広沢栄
キャスト原節子(女優)長女・曽我早苗
高峰秀子(女優)妻・和子
森雅之(男優)長男・勇一郎
宝田明(男優)次男・礼二
小泉博(男優)薫の夫・谷英隆
仲代達矢(男優)醸造技師・黒木信吾
団令子(女優)三女・坂西春子
草笛光子(女優)次女・谷薫
淡路恵子(女優)礼二の妻・美枝
加東大介(男優)和子の叔父・鉄本庄介
上原謙(男優)早苗の見合い相手・五条宗慶
杉村春子(女優)英隆の母・加世
太刀川寛(男優)春子の恋人・朝吹真
中北千枝子(女優)早苗の友人・戸塚菊
笠智衆(男優)公園の老人
塩沢とき(女優)
笹森礼子(女優)モデル
三益愛子(女優)坂西あき
北あけみ(女優)ホステス
向井淳一郎(男優)
吉頂寺晃(男優)
脚本井手俊郎
松山善三
音楽斎藤一郎
撮影安本淳
製作藤本真澄
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音藤好昌生
下永尚
照明石井長四郎
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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8.成瀬監督の描く、辛口のホームドラマ。
豪華スター競演ということで、登場人物が多いため、お話がやや分散傾向を感じさせるも、各エピソードが隔たりなくバランスよく描かれてます。
鑑賞後にタイトルを見ると、確かにちゃんと表現されていたなぁと感心するばかり。
こういう内容の映画はまとめるのが難しいとは思うけど、やはり監督さんの手腕が一番印象に残る逸品だった。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-06 10:29:01)
7.この黒丸(・)は並列であると同時に、進行でもあるんだろうね。娘と妻と母が形作っている世界であると同時に、娘が妻となり母となっていく世界、って。本作から松山善三が脚本に加わるが、あいかわらず金勘定の話が多いところを見ると、井出俊郎が主だったんだろう。土地の不安定さということもあり、『鰯雲』の都会版と見えないこともない。あれと同じような変動が都市部でも起こってるってこと。娘が一人戻ってくるだけで波紋が広がっていく。それを誰にも偏らず、多極構造を維持したまま進めていく(後半やや原節子に傾いたが、高峰秀子の存在が対象化してた)。嫁と小姑の機微なんかが見どころ。再婚をあまりあからさまに勧めるのも難しい、でも姑は微妙に反応する、ここらへんうまい。宝田明が「兄弟は他人の始まり」と言うと、草笛光子が「いっそ他人ならサッパリしてていいんだけど」と返すのなんか、成瀬作品に共通する感慨でしょうね。「他人でないことによるサッパリしなさ」がこの監督の味なの。家族の情愛を否定するわけではないんだけど、それへの嫌悪も見せてくれる。それはホッとする救いとしてあるんじゃなく、「懐かしい鎖」としてある。新興住宅地風のとこでチンドン屋が舞ってるシーンに思わず息を呑んだ。いったいあんな光景の何が良かったんだろう。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2012-12-20 09:52:52)
6.とても2時間だとは思えない程、長く感じる。だが嫌な長さではない。非常に濃くて、充実した2時間だった。それでいて、まだ30分位は続きを見たくなる。あの先がどうなったか凄く気になる。それにしても、老人ホームを馬鹿にしすぎだなあ・・・。
ケンジさん [DVD(邦画)] 9点(2012-01-24 23:18:18)
5.昭和三十年代半ばの典型的な中流より上の家庭ドラマ。今も昔もどんなに仲の良い親兄弟でも、お金が絡むと人はどうしてもドロドロと本性が見え隠れしていやですね。出戻りの原節子さんと孫の男の子だけが無邪気で可愛く一番まともでした。それにしてもこの時代の人は今の大人に比べると少なめに見ても20年は老けこんでるように思います。
白い男さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-12 11:01:42)
4.オールスターキャストによる成瀬巳喜男監督のホームドラマ。原節子と高峰秀子の共演が見ものなのだが、原節子は「青い山脈」や「お嬢さん乾杯」に比べて少し老けたという印象があるものの、それでも美しさは感じられる。それに対して高峰秀子は精彩のない役で今作では夫婦役で共演している森雅之との「浮雲」コンビもなんだか見ていて物足りない。また映画全体の出来としてもオールスターということが影響しているのか平凡な印象が残るし、明らかに顔見世程度の出演者がいるなど不満も多いが、ラストの三益愛子と笠智衆の公園でのシーンが不思議な余韻を残していて良かったので甘めに7点。杉村春子がまたも嫌味たらしい姑役で出ているが、その嫌味ぶりがなんだか見ていて笑える。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-06-21 16:12:30)
3.オールスターキャストで焦点がぼけたという印象。かなりがっかり。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 4点(2008-05-25 00:33:31)
2.数少ない高峰秀子と原節子の共演作という事で期待していたんですが、いわゆる「両雄並び立たず」の典型映画になっていたのが残念ですね。映画の役柄さながら、高峰秀子が先輩=小姑役原節子に華を持たせ、立てよう立てようとしている様子が見え隠れしました。いつも成瀬映画では最初仏頂面をして登場してくる彼女が、ここでは全編にわたりずっとぶっきらぼうで不機嫌そうにも見える。というより、彼女の「妻」役にそもそもあまり明確な性格が与えられていないような気が。高峰秀子ともあろう女優が数多くの登場人物の中に埋もれ、あまり存在感を発揮していない映画なんか自分は初めて観ました。脇にいる団令子や草笛光子の方がよっぽど演じ甲斐のあるやくどころ。高峰秀子主演作という事ではやや不満があるけれど、一個の映画としてみると、これは大スター総出演成瀬版「楢山節考」なのかなあと。あちこちにエピソードを広げすぎ、肝心のテーマが絞り切れなかったような印象も残ります。今ならこの二時間の内容を、橋田連続ドラマで半年くらいにわたって登場人物が下品に口角に泡吹かせ、カンカンガクガクと遣り合うオハナシでしょうねえ・・・。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-09 10:51:48)
1.古き良き時代の日本が描かれていてとてもよかった。昔と現代の常識がやっぱりかけ離れてきていると再認識させられた。それにしても原節子キレイだなぁ
りんさん 7点(2003-04-02 16:37:22)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.93点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
416.67%
500.00%
6320.00%
7746.67%
8320.00%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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