21.「この目で確かめたい」念願叶っての劇場鑑賞。「ムチャクチャにも限度があるで」と叫びたいストーリー並びにヒロインの小学校お遊戯会の如き台詞回し並びに「何時までやっとんじゃいっ(怒)」追いかけごっこシーン。「見届けなくては」の一念で睡魔に打ち勝つ(勝ったはこっちの台詞や)。「何が橋本忍に起こったか?」映画史に名を残す不朽の駄作。 |
20.いや、あの、すみません。私、テレビによく出てた頃の南條玲子さんが大好きだったのです。それでも、こんないわくつきの作品で主演をする南條さんというのは見たいような見たくないようなで、ずっと避けていたのですが、遂に意を決して見ることにしました。●その目的からすると、案外悪くないのですよ。だって、とにかくほとんどのシーンで、延々と南條さんが見られるのですから。しかも、ランニングシーンでは、お顔が美しいだけではなく、足も長くてスタイルも非常に良い、という発見もあったりするのです。加えて、ランニング指導が、あの名ランナー宇佐美彰朗さんです。そうです、走るフォームからしてすでに美しいのです。●その一方で、再三挿入される雄琴近辺の山や湖のショットはちゃんとしてたりとか、時代劇パートになると突然なぜか進行が引き締まったりとか、そんなところもお茶目だったりします。●というわけで、まあとにかく、南條さんの美しさを存分に保存したという歴史的価値に5点。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-07-22 01:29:40) (良:1票) |
19.あの締め方は、地球を舞台にしたあらゆる映画のラストに適用できると思う。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 2点(2013-03-06 10:45:04) (良:1票) |
18.今見てもそれほど難解でもないし、最近の意味不明な映画よりはマシに思います。確かに予備知識なしだと???になるかもしれませんが、女優さんも健康的で風景も良いし、十分お金のかかった大作だと思いました。全然最近の邦画より評価は高いです。4時間くらいの作品とのことでしたが、ディレクターズカット版で公開して欲しいです。まぁ観る人いないか(笑)犬はかわいそうでしたが、そもそも放し飼いは禁止だし、100%相手を責めるのはどうかとも思う。普通に、恋人か親、子供を失った悲しみを爆発させるような方向に持っていった方が良かったかと。当時は、映画は、女は娼婦、動物モノと戦争ものが当たると言われていたからその辺を盛り込んで作ったようには思います。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-13 22:16:29) |
17.『シベリア超特急』、『北京原人 Who are you?』に並ぶ日本屈指のカルト映画という評判に偽りはありません。 言葉で説明しようとしても出来ないであろうストーリー展開、あまり意味がない(と思われる)シーンの羅列であり、全く理解できない。橋本忍監督などのスタッフ達は、「宇宙パルサー』とやらの影響をもろに受けてしまったのだろうか・・・ 橋本忍監督が本作以降、映画界から干されてしまったのは仕方のないことだろうね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 1点(2011-07-11 02:11:32) (笑:1票) |
16.スタンリー・キューブリックも、デヴィッド・リンチも真っ青。 真の奇才は日本にいました。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 0点(2010-08-12 17:39:37) (笑:1票) |
15.延々続く追っかけシーンを飽きさせずに見せてしまう、それだけでもすごいですよ。この映画は。うん。 【とと】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-05-24 10:25:20) (笑:1票) |
14.これを見た試写会は、私にとって忘れられない思い出。キネ旬の試写会に応募したら当たって、うわっラッキー、と期待いっぱいでイイノホールで見た。満員。だって橋本忍が、誰にも遠慮なく自分が最も書きたいものを書いて映画化したわけでしょ、期待するなってほうが無理。だいたい日本映画は冒険をしなさ過ぎると常々思ってて、作者が本当に作りたいものより、平均的な観客が60パーセント楽しめる企画ばかりが通っちゃう。これでは未来はないよ、と考えてたからすごく期待した。しかしすべてが裏目に出たようだ。こういう結果を見ると、臆病な企画しか出来ない企業の気持ちも、理解できなくはないなと思った。最初のうちは満員の観客も?となりつつも、なんとかついていこうと黙って鑑賞していた。なにしろまだマッサラな状態で、ただ橋本氏の名声だけを信じて見ているのである。まったく独自の因果律で登場人物が動く超前衛の作品なのだろうか、と皮肉でなくかなりマジに考えたところもあったんだけど、シロの幻が主人公を励ます目を覆いたくなるような陳腐な場面があったりすると、これはただ単純にひどい映画なのではないかという判断に近づき、また満員の観客も、おそらく同じような経過をたどって同じような結論に至ったらしく、中盤からはあちこちでプッという笑いが起こり、次第に遠慮がなくなり、後半の追っかけから宇宙に飛ぶあたりはもう爆笑の渦。こうなったらもう笑って楽しみましょうや、という気分が客席を一体感で包み込む。どよもす、というのはこういう状態を言うんだろうなあ、などとしみじみ思いつつ、私も涙を流して笑った。あんなに盛り上がった試写会というのは、後にも先にも経験がない。私が座った席の前のほうに関係者席があり、見間違ったのでなければ、藤村志保と江波杏子が招待されていて、藤村さんはじっと端正なお姿のまま鑑賞を続け、江波さんは豪快に笑い転げていた。それ以来ずっと江波杏子のファンである。映画が終わって退場していく人々の顔は、つまらなかったにもかかわらず、みな晴れ晴れと輝いていた。いま見直すと評価はいくぶん変わるかも知れないが、あの日の思い出を大切に取っておきたい。思えばこう時間が前後に跳ぶ話法は『羅生門』や『生きる』や『切腹』と同じで、やはり橋本忍の刻印は押されていたのだ。 【なんのかんの】さん [試写会(邦画)] 4点(2009-08-20 12:12:03) (笑:2票) |
13.北京原人やシベ超と並び称せられますが音楽も撮影も遥かに本格的です。 まず包丁を持って着物をはだけて太ももあらわに追いかけてくる美女という映像イメージが映画的にわくわくさせる。 走れる新人女優をオーディションで選び、さらに数ヶ月の走りの特訓をしたという南條玲子の走りを捉えた 東京、琵琶湖の延々と続くマラソンシーンは、それだけで十分に魅力的で、ここまでやるのは史上初の試み。 でもテレビのマラソン中継を面白いと感じない人にはつまらないかも。 常人に理解できない主人公の行動の飛躍は大昔の女の怨念が宇宙パルサーとなって影響しているためです。 お金も安定した結婚相手も体力も総て手に入れたら、後は宇宙パルサーの示す純粋にやるべきと感じたことをやりとげるしかないのです。そして ついに時代を超えた怨念は解消されたのでした。 宇宙空間に笛をおくことで、怨念パルサーを解消しようとした飛行士は間一髪間に合いませんでした。 いきなり観ると振り落とされるので、ぐぐって色々知識を蓄えてから観るほうが楽しめるかも。 ゼロ点というのもわかりますが、風景がきれいで予想外に面白かったのと、多くの偶然がなければ作れなかったであろうネット時代に蘇ったと奇跡の映画、いう所で満点にしときます。 【マンフロント】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-12-24 22:10:37) (良:2票) |
12.これが「幻の湖」ですかぁ。噂からはかなりのトンデモ映画を想像してたんですが、ストーリー自体は「北京原人」程ブッ飛んではなかった。この映画の「凄さ」は全て設定にある。主人公の職業は騙された訳でも、どうしても金が必要な訳でもなさそうなのにトルコ嬢(懐かしいなぁ、この呼称)。好きでやってるんならそれでも全然構わないんですけど、「こんな仕事、別人にならなきゃやってられない」みたいな台詞もあるので、好きでやってる訳でもなさそう。目的も無いのに貯金は既に1,800万。更には目的も無く走り続ける。この主人公は何がしたかったんだろう? そして、意味も無く登場するCIAエージェント(?)や宇宙飛行士。敵の音楽家も何故か主人公に匹敵する実力を持ったランナー(琵琶湖での二回戦目は、二人とも完全にランナーズハイでラリってるし…)。確かに全編を通せばつまらない映画ですが、「弾丸ランナー」を超えたマラソン・シーンに+1点して、4点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2006-10-26 00:01:34) |
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11.長い間興行的に成功し名作・秀作と言われるクダラン作品の脚本を”仕事”と割り切ってこなしてきたのはこの1作の為と言わんばかりの作。 橋本忍が身の破滅を覚悟した(のではないかと思う?)乾坤一擲に貴方は痛恨の一撃を食らう(かも?)。 日本映画の至宝です。 【jm】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-02-19 16:49:06) (良:1票) |
10.実は登録した時点では未見だったのですが(ゴメンナサイ)、今年のクリスマス・イブの夜、オールナイト上映で観ました。確かこの作品の上映は十時時半位からだったのですが、その時点でかなり眠くなっていて、その状態で無意味にねちっこくてかったるい描写を延々と見せられるのははっきり言って苦痛、いや拷問で、何度も気を失いそうになりました。しかし、主人公が東京で愛犬の仇・日夏と対決(?)するシーンですぱーんと目が覚め、場内もそれまでテンションが低かったのがここで一気にヒートアップ。場内は爆笑・歓声・拍手の渦、果ては走りつかれ、息も絶え絶えのヒロインに「頑張れぇ!」の掛け声まで。しかしそこから再びトーンダウン、やはりだらだらと続く戦国時代のシーンで再び襲い掛かる睡魔。しかしヒロインと日夏がトルコで再会し、白熱のリベンジマッチの幕が切って下ろされる所から再び盛り上がる場内。二人が良く分からない独白をつぶやきながら延々と続く不毛な追いかけっこ、いやクライマックス、そしていよいよ日夏を追い詰めた!背中の包丁を両の手に握り締め、日夏に詰め寄るヒロイン、そしてブスッ!ドーーーーン!・・・・・・「そ、そうか、、あの拷問のような時間は、この瞬間のためのものだったんだ・・・」という、カタルシス、いやエクスタシー!ワタクシはこの時、冗談ではなく「映画的瞬間」を味わったのでありました。・・・まあこの作品の駄目な所を挙げればキリがないのは充分承知しているし、駄作を殊更褒め上げてスノッブを気取るつもりも毛頭ないのだけれど、映画を「客観的に鑑賞」して語るのではなく「個人的な体験」として語る事こそ正しいレビューのあり方だろう(あくまで、自分個人の話ですが)と思うし、あんな場内の観客の一体感を味わったのも初めての体験だったので(もし家で一人で観ていたら、全然印象が違うと思うのだけれど)、この点数です。・・・しかし、今年最後のレビューが、こんなんで良いのだろうか? 【ぐるぐる】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-27 16:20:59) (良:2票)(笑:2票) |
9.ビデオ屋でなにげに借りたこの作品。まさに幻の名作。東宝映画50年記念作品で橋本忍の脚本、監督で1週間でぽしゃった。こりゃ最高だわ。橋本さん、ダスティンホフマンのマラソンマンの向こうを張った走るトルコ嬢ってか。いやー、トルコッてひびきなつかしいなあ。ソープランドよりなんか隠微だよね。アメリカのスパイが雄琴で日本の風俗の実践研究。これもすごいなあ。日本の男のナニを調べていたんだろう。しかも東京で主人公に再開して、アメリカ大使館まで呼ぶか。鯉をぶつ切りにした時に出た血と腹を差された作曲家の血はヤツパリなんか暗示しているだろうとでも言うのでしょう。うまいなあ。最後にちゃちなスペースシャトルまで出して、それでNASAに全面協力してもらいましたとはすごいなあ。圧巻は、犬の仇がトルコの客になり、主人公の表情が変わっていくところだよね。とにかく、こんなに笑わしてもらえた作品、ずいぶん久しぶりでした。惜しみなくは、主演女優に走らせてばかりではなく、トルコの実践演技をしてもらいたかった。 【ジブラルタの星】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-05-03 02:21:46) (笑:1票) |
8.・・・。 ・・・・・。惨敗です。まるで26点差でコールド負けがないばかりに試合終了してしまった楽天ホリエモンズ並みにやられました。随所で語られまくっているので詳細は省きますが20年もの間「なかったこと」におそらくされていた本作、これはもう、琵琶湖に沈められた女の恨み節のなせる奇跡以外のなにものでもない。もちろんそんなわけはない。いやむしろ、昨今の危機的な社会の変化があるじゃないですか。最近驚いたのは、「さっさと引越し!引越し!しばくぞー」の布団たたきおばちゃん(プライバシーを尊重して詳細は調べて下さい)などなど、日本は一体どうなっていくんだろうという社会不安。それもこれも・・「宇宙パルサー」の一言で、何となく説明がつきませんこと?公開当時9歳、こんな作品のことを知る由もなかったわけですが、1982年当時の人類には早すぎたわけなのだ。こんな20年も前に既に危険信号は発信されていた。びわ湖上空に浮かべた横笛一本ではパルサーは防ぎ切れないというシグナルなのだ。人類は一刻も早くイーグルを実戦配備に付けて、宇宙パルサーが地上に降り注ぐ前に受信して防ぐbべきでああるるrるるるガガガガガ(受信中) |
7.いやあ、聞きしにまさる物凄い迷作でした、これ。こんな破綻しまくり作品を「創立50周年記念映画」と大々的に銘打って公開した会社も会社。(確かこの年「南十字星」なんていう駄作もあったぞ)誰か橋本忍大先生の暴走を止められるスタッフはいなかったんでしょうか?それともスタッフ全員ランニングハイ状態で(あるいは雄琴実地取材で華麗なテクニックに骨抜きにされたともいう)正規の軌道に戻す術を見失ってしまったんでしょうか?とにかく毎日をごく平凡に過ごしている凡人には推察不可能なありえない展開です。鑑賞中、茫然自失のあまり言葉を失いかけましたがずーっと言いたかった事「おめーら、観音様拝んでるシーン長々撮ってないでかたせ梨乃の生乳早く拝ませんかい!!」あー、すっきりした・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(吹替)] 3点(2005-04-09 10:55:24) (笑:1票) |
6.マラソンコーチをライバルに殺されたマラソンソープ嬢、敵を討とうと出場した東京国際で返り討ちにあい、琵琶湖毎日マラソンで雪辱を果たし、五輪代表に選ばれると言うサクセス物語、次回作では日本のボルダーこと雄琴で一緒にトレーニングしていた米国人ソープ嬢ランナーとの五輪での対決が予定されていた(全てフィクションです)。きっと橋本氏は連日、雄琴のゴールデンゲートをくぐり、スペースシャトル発射して昇天してたんでしょうね。 ちなみに私のプロデビュー戦も雄琴でした。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2005-01-23 20:23:43) (笑:4票) |
5.レンタル屋さんでパッケージを見て、ものすごい期待して観ました。だって「砂の器」や「八甲田山」に続く第3弾って書いてあったので。内容は意味がわかりません。観た後にみなさんのレヴューを見て納得。幻の作品の意味がわかりました。 【ぽじっこ】さん [映画館(字幕)] 0点(2005-01-10 18:01:23) |
4.どんな巨匠でも、コケる人はコケるということを教えてくれた、邦画史上に残るマスターピース。怪しい電波を受信してしまうような人向けですが、受信しない人も、がんばって観てくれ。 |
3.『羅生門』『生きる』『七人の侍』『蜘蛛巣城』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』『人斬り』『どですかでん』『日本沈没』『砂の器』などの脚本で知られる巨匠・橋本忍は、本作一本で全てを失った。 【伊達邦彦】さん 0点(2004-02-23 05:58:47) (良:1票)(笑:5票) |
2.ファントムではなくイーグルだ。イーグルはすでに実戦配備についている!!!・・・わざわざDVDを購入して鑑賞しました。噂通り凄い映画ですねえ。約3時間のシーンのうち、本編は実質的に30分くらいでしょうか?残りの全てが「蛇足」以外の何者でもありません。また、部分部分はしっかり撮られている事がその蛇足ぶりを強調しており、やな感じです。そして極めつけは、衝撃のラスト!はっきり言って、ユージュアルサスペクツやらスティングやらセブンやらシックスセンスやら、これら超有名作の全てのラストが束になってかかってもかないません。鑑賞しながら、茶を吹いてしまったじゃないですか。ああ、宇宙開発万歳!! 【もえたん】さん 0点(2004-02-15 18:54:54) (良:1票)(笑:3票) |