6.導入部こそ女優二人の頑張りで日常からの逸脱を何とか繰り出していましたが、途中からブレーキを踏みまくって迷走し、しかも演出のネタも尽きた感じで、グダグダのまま終わってしまいました。結局、テーマが大きすぎて制作側も手に負えなかったのではないでしょうか。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 3点(2015-08-20 01:09:36) |
5.作者の狙いどころが分からない。ユーモアと滑稽がまぜこぜになっている。原田芳雄を三枚目にしてユーモアを出すのはいいけど、女二人のやりとりはときに滑稽で、ありゃユーモアじゃないよ。切実さが今ひとつ分からないんだ。ラストの査問ごっこを見ると、理解しあえない、ってところが中心テーマのようだが、だとするとその前の女二人の関係がもっと納得できるようであってほしかった。滑稽に見えてしまうところがあるってのは、嘘っぽいってことで、つまり映画としての切実さに欠けてるってこと。海に向かって広角レンズで砂を投げるとこなんか図としてはいいんだけど、流れのなかで見ると薄っぺらく感じられる。難しいね、映画における充実って。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-08-18 09:20:11) |
4.この作品が作られた頃って、日本映画が一番ダメな時代だったような印象があります。樋口可南子や高瀬春奈の「私ってすごい女優だから、こういうことも平気でやるのよ」的な演技が鼻について、また、冒頭の強引な展開で、始まって5分で「あぁ、ダメだ・・・」と思ってしまい、そのままズルズルと・・・。当時はこういうのを「体当たりの演技」とか言ってましたが、ただのポルノ女優の真似事ですよね。原作は読んでいませんが、おそらく原作の良さの何分の一も表現しきれていないと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2012-02-10 23:55:38) |
3.増村版と比べてみればすぐわかるが、あれもこれも原作を作り替えているし、おもしろくない。裸体の露出度以外まさっているものはなさそう。高瀬春奈の胸もかなり大きいが・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 3点(2011-08-04 16:39:29) |
2.関西のことばを文学に美しく溶け込ませた谷崎の世界観というものだけをとってみれば、若尾文子(増村版『卍』)の関西弁よりもこの樋口可南子の関西弁のほうが、人を誘い、惹きつけ、惑わす女の使う甘ったるい関西弁をはるかにうまくしゃべっている。だから関西弁の魅力が出ているかどうかで見れば、断然こちらの作品に軍配が上がる(というか、増村版は関西弁の必然が全く無い)のだが、いかんせんストーリーも、その展開のさせかたも面白くない。樋口と高瀬の関係の始まりもかなり無理やりだし、原田が警察官であることから導かれるものも弱い。「殺人現場」という魅力的な展開を予想させる絶好の「場所」もただの「場所」でしかなく「殺人現場」である必然が無い。現代に置き換えているといっても、母が妊娠したとかいうエピソードになんの意味があるのか。梅宮辰夫は何しに出てきたのか。面白くないうえに無駄が多すぎる。当時けっこう好きだった樋口可南子のハダカはキレイでした。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-08-30 11:38:12) |
1.私の中での卍はこの映画です。樋口可南子があんなことして高瀬春奈があんなことしてます。あんな世界にちょっぴり溺れてみたかったりします。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-01-18 11:53:44) |