7.子どもたちが駆けていくシーンがとても印象に残った。子どもたちの自然な演技に加え、樹木が風に吹かれてざわめき立つシーンや、画面の外を意識させるような演出が、少し技巧的な感じはするものの、映画を魅力的なものにしているのだろうと思う。 【クルシマ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-06 18:27:16) |
6.どこか懐かしい少年時代の些細な出来事が描かれているはずなのに、まるで人生の悲喜交々、喜怒哀楽のほとんどがこの時期に集中しているかのように、そしておそらくソレは本当にそうなんだと思わずにはいられない超現実感がある。だから「史上最大の作戦のマーチ」がまるでこの映画のためにあるかのようにはまる。悪ガキ転校生の登場の際の怪しげな音楽が主人公にとっての最悪な事件を予感させ、その予感は親友の「裏切り」という大事件をもって的中する。大人からみれば「裏切り」でもなんでもないものでも主人公にとっては「裏切り」以外のなにものでもない。でも親友だからぎこちなく仲直りする。大好きだからとか必要だからではなく親友だから。精巧なプラモデルに「凄い」と言う。クラスメイトだからでも友達になりたいからでも、ましてや憐れみからでもなく「凄い」から「凄い」と言う。毒されていないから戸惑い、傷つき、悲しむ。そうやって大人へと成長する。リアルすぎるのが唯一の欠点。 【R&A】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-04-09 12:48:22) (良:1票) |
5.少年時代を思い出しました。ただ映画としては淡々としすぎていて少々物足りないかな。 【NIN】さん 6点(2005-02-18 12:31:22) |
4.小学生に置き換えているが、ジャパニーズハードボイルドムービーの傑作。 【孤島の鬼】さん 10点(2004-02-29 19:10:09) (良:1票) |
3.小学校5年生という多感な時期に起こる環境の変化を通して、主人公の成長を描いた良作。この時期特有の、ちょっとした悪さの楽しさ、移ろいやすい友情、女子へのときめき、いらだちなどを、余分な台詞やカットを極力排した演出をすることで、それらがより心の深いところに響いてくる。舞台を広げすぎずに、ほぼニュータウンと学校の情景だけにしたのも、成功の要因だと思う。監督が後に撮る「害虫」にも、かなり繋がる部分があると感じた。 【なおてぃー】さん 6点(2004-02-18 00:42:46) |
2.小学生の男の子のお話し。一定のトーンで淡々とした印象を受けました。ちょっとした事件の連続(普通は大事件なんてめったに起きない)の日常を描いたんでしょうが、映画に非日常を求める私としては、やや物足りなかったです。それにしても、黄泉がえりの時とは全然違う演出ですね~。 【もちもちば】さん 5点(2003-12-10 23:27:59) |
1.うむ!愛すべき「男子ムービー」ですね。クラス替え、写生大会、掃除の時間の悪ふざけ、ちょっと危ない火遊び、そして気になる女の子・・・そういった小学生の日常が時にはユーモラスに、時にはシリアスに描かれていて、とっても懐かしい気持ちになりました。細かい台詞で物語を展開させるのではなく、子供たちの繊細で豊かな表情や、学校内外の生活を情感細やかに描いたのが功を奏していると思います。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-12-10 19:29:18) |