11.初見。50年前位にTVで観た「人食いアメーバの恐怖」で理髪店シャンプー台から徐々に湧き出たアメーバに気づかず青年の頭を突っ込む・・・唯一記憶に残るシーンが蘇りました。また観たいですね(思わされたところに+3点)。 観るに堪える起承転結で映像も精一杯頑張っていてまずまず楽しめました。瑞々しい平田昭彦の台詞回し&歌う姿のすらりとした白川由美のお姿が好印象です。 |
10.子供の頃から飽きる程TVで見て来たけど10年くらい前にCSで何十年ぶりに見た時はこんな映画音楽だったのかと 思った。昔の映画は今と比べるとチープだがおどろおどろしい趣向はリアル感が有ってチープなイメージをカバー している。主演の白川由美さんは歴代でベスト3に入る私の好きな女優さんですね。 【マロウ】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-11-29 02:24:05) |
9.いくら昔の映画だからと言ってもちゃちでつまらない。緊迫感はないし、ストーリーは、???だし、役者に魅力はないし・・・。そもそも「美女と・・・」としてあるのにどういう関連があるのだ。無理矢理くっつけているとしか思えない。 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-07 21:11:35) |
8.東宝の変身人間もののなかでは、これが見せ物としては一番楽しめる。ドロドロしたものが這い寄ってくる感じ。一番人間離れした怪物で、漁船のエピソードなんかうまい。人が融けていく。でも根本問題として、被爆した被害者が「人類の敵」になっていくことの後味の悪さがずっと残り、本当なら怪物の側から描かなければならないものを、それを恐怖の対象にしてしまっているズレは、いくら見せ物映画だとしても無視できない。野暮なこと言ってるのかもしれないが、どこかで過去の被爆者差別や現在の福島の花火への視線とつながっている気がする。完全な安全を求めるあまりの異端への恐怖。恐怖映画はそういった恐怖に乗っかってしまわず、そういう恐怖を撒き散らしているものへの想像力を働かして真の恐怖の対象を見極める自負があってほしい(初期の安部公房に、社会の底辺層の人々から液体人間に変身していって地球がその洪水に満たされる、といったSF短編の傑作「洪水」がある。「赤い繭」の第二話。そこにあった、刑務所の囚人が液化して逃亡したり、工場主が飲もうとしていたコーヒーに溺れたり、といったほうがよっぽど映画的なイメージ)。最後、炎のなかで二人の液体人間が立ち上がっているように見えるの、あれが新たな人類のアダムとイブになっていくのだ、ってな展開だとSFとして正しいんだけど。カーチェイスの場で車窓に展開する町の風景がしっかり50年代であった。悪漢が「トランクいっぱいの五千円札だよ」と言ってるところでも、最高額紙幣がそれであった時代をしみじみ思う。樋口一葉ではない。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-10-03 09:59:23) |
7.東京に突如現れた謎の物体を追う怪奇ドラマ。 「怪奇大作戦」や「Xファイル」などのエピソードの一つといった感じで、 タイトルからある程度お話の中身は見えてしまう。そのせいか、中盤あたりは少々中だるみ。 映像演出面に関してはカラーで観やすく、何の問題もなかったのだが、 謎の物体の発生は人間の愚行が起因となっており、そこにもう少しテーマ性を持たせていたら、 もっとストーリーにも厚みが出たのではないかと思う。 内容的には、一時間ぐらいがちょうどいい長さの作品かな? 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-07-28 07:51:03) |
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6.“液体人間”という「怪奇」、その恐怖と対称として「美女」を配置する構図は、映画史におけるゴシックホラーの典型であり、オドロオドロしいタイトルも含めて、“ベタ”というよりは「王道」と言いたい。 決して手放しで「面白い!」とは言えず、ストーリーも特撮も稚拙と言わざるを得ないけれど、映画としての“味わい”は確実に存在していたと思う。 “液体人間”が現れて、美女が「キャーー!」と叫ぶ。極端に言えばそれの繰り返しの映画だが、そのシンプルな内容で一つの映画世界を貫き通す潔さみたいなものが、当時の映画界のパワーであるようにも思う。 そして全編通してチープな怪奇に彩られてはいるが、そもそもの根底にあるものは、やはり「核」への危機意識であろう。 プロットには、当時実際に起きた事件や事故なども彷彿とさせるものがあり、そういった意味でも「時代」を映している映画だとも言える。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-04-01 16:40:39) |
5.放射能を浴び、怪物化することに説得力のある時代がありました。ちょっぴりお色気の味付けがあり、大人向けの怪奇映画です。タイトルに「美女」を入れろと、どこからか圧力でもあったのでしょうか? 安っぽくてチャチだったブリキのおもちゃが今珍重されるように、本作では興味深かったり、味わい深い点がいろいろあることに気付かされます。たとえば、屋外の撮影で、本物の昭和の世界を垣間見ることができます。追跡シーンではオート三輪とすれ違うのですが、微笑ましいです(昭和といえば、オート三輪!)。スタッフ、キャストともなかなかの布陣で、たいへん真面目に作り上げています。個人的には傑作とは思いませんでしたが、楽しく見ることができました。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-16 22:29:14) (良:2票) |
4.ストーリーに核実験が大きく関わっているところは「ゴジラ」を思わせるが、人間を襲うのが核実験によって生まれた巨大怪獣ではなく、核実験によって突然変異した液体人間ということで、怪獣映画とは違うサスペンスホラー的な恐怖感を生み出すことに成功していると思う。円谷英二監督をはじめとした特撮スタッフによるドロドロと動き回る液体人間の描写は今見ると「ターミネーター2」のT1000型を思わせていて、さかのぼること約30年前の日本映画に先駆的作品があったことに驚いた。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-11 14:21:30) |
3.東宝特撮映画史の中でも、いわゆる「変身もの」というジャンルを確立した先駆的な作品として、是非とも記憶に留めておきたい逸品。「ゴジラ」がそうであったように、本作も核による放射能の計り知れない脅威と恐怖がテーマとなっている。放射能の影響で巨大化した怪物が暴れ回るという映画は、今までにも散々作られてきたが、しかし本作のような液体化した突然変異体が人間を襲い、瞬時に溶解して物質に同化してしまうという、異形の恐怖を扱った作品はほとんど例が無く、そういう意味においても極めて貴重な作品である。“彼ら”が実際に姿を見せるのが遭難船という設定は、現実の第五福竜丸事件を明らかにイメージしており、放射能の影響力に神経質になっている当時の社会状況を、映画として的確に反映させたものである。船を発見した船乗り仲間たちが、真っ暗闇の船室を巡る中、衣服だけが其処彼処に脱ぎ捨てられている事を目の当たりにする、これからの惨劇の始まりとなるこの一連のシチュエーションは、「ラドン」の序段の水没した坑道の恐怖感をそのまま増幅させたものであり、この手法は後年の「マタンゴ」にも引き継がれている。天井や壁や床を這いずり回り、どぶ川から壁面を伝って窓から雪崩れ込んでくる緑色の液体は、あたかも生き物のように全編に渡り描写される。そして音も無く忍び寄り、理由も無くまた相手も選ばず人間を溶かしてしまう恐怖感。 これらの視覚効果は、円谷特撮の腕の見せ所であり、試行錯誤を繰り返しながらも、見事な液体人間を創出してみせたのである。人間が服を着たまま萎んでいく様子を、細かいカット割りで繋ぐ編集の巧みさ。また、科学的裏付けの為、泡を噴きだして溶けていく蛙の実験を、微に入り細に穿ち描写することで、より説得力あるものにしている。中盤からクライマックスへ至る美女を襲う液体人間の構図は、スリラー映画の王道であり、スリリングな面白さと底知れない恐怖で、 SF映画史に独特の存在感を示している。余談ながら、白川由美は私にとって永遠のマドンナであり、また、幼い私がトラウマになってしまうほど恐怖を味あわされた本作に、どうして低い点数が付けられようか。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-07-28 18:06:17) (良:3票) |
2.「 放射能 浴びて体が ドロドロに 美女を追いかけ 焼かれて退治 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
1.おどろおどろしいビデオジャケット(美女白川由美の恐怖におののく表情!)に魅せられ借りてみました。・・・(鑑賞中)・・・。絶対友達とワイワイ集まってみる方が良いかと思います。ギャー! 液体人間!これが?・・・まあ確かにそうなんだけどね。とにかく突っ込みどころ満載で爆笑モンです。 |