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事件

[ジケン]
1978年上映時間:138分
平均点:6.09 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス法廷もの小説の映画化
新規登録(2004-05-28)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督野村芳太郎
キャスト永島敏行(男優)上田宏
松坂慶子(女優)坂井ハツ子
大竹しのぶ(女優)坂井ヨシ子
渡瀬恒彦(男優)宮内辰造
佐分利信(男優)谷本裁判長
丹波哲郎(男優)菊池弁護士
芦田伸介(男優)岡部検事
西村晃(男優)大村吾一
乙羽信子(女優)坂井すみ江
山本圭(男優)花井先生
北林谷栄(女優)篠崎かね
森繁久彌(男優)清川民蔵
丹古母鬼馬二(男優)多田三郎
磯部勉(男優)矢野検事
早川雄三(男優)天野巡査
穂積隆信(男優)田淵
佐野浅夫(男優)上田喜平
浜田寅彦(男優)房次
山本一郎〔俳優〕(男優)米子雑誌の主人
夏純子(女優)桜井京子
中野誠也(男優)野口判事
当銀長太郎(男優)滝川
片桐竜次(男優)
綿引勝彦(男優)
原作大岡昇平「事件」
脚本新藤兼人
音楽芥川也寸志
撮影川又昂
製作野村芳太郎
織田明
配給松竹
美術森田郷平
衣装松竹衣裳株式会社
編集太田和夫
録音松本隆司(調音)
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
神奈川県相模川沿いの山林で、女性の刺殺死体が発見された。死体の身元は、近くでスナックを営む坂井ハツ子と判明。程なく警察は、ハツ子の妹の恋人である上田宏を逮捕する。裁判での起訴事実に対し宏は犯行を認めたが、殺すつもりはなかったと主張。検察と弁護人、互いの立場から真実を明かそうと、様々な証人が法廷に立たされる。証人の思い込みや嘘を回りながら、事件の全容が次第に明らかになっていく。
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1
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10.二股はあかん。最低な男や。
ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2016-06-26 18:27:28)
9.正統派の裁判劇。関係者のドラマを織り込みながらストーリーが展開されていくのだが、
肝心の事件の中身が今イチ。緊張感を覚えず、そういった意味でのドラマ性は薄い。
大したヒネリやオチもなく、いったいどうなるのかという興味も最後まで湧かなかった。
あくまで裁判の過程を楽しむための映画ならこれでもいいのだが、
こういった事件は日常茶飯事に起きていることで、あまり心にも残らない。
どうせ映画にするのなら、人間の心の奥底に潜む闇を浮き彫りにさせるような、
そんな題材を用意した方が高い評価を受けたと思う。役者の重厚な演技は観ていて安心できる。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-11 05:41:05)
8.この映画が作成された頃の野村芳太郎監督といえば最高だった。「砂の器」「八つ墓村」と続き、この映画を挟んで「鬼畜」と次々と日本映画史上に残る名作を生み出していった。
事件の裁判を正面から堂々と描いた映画で、検察と弁護側の駆け引きもさることながら、証人の思い込みや捜査の見込み違いなどが公判を通して明らかになっていく。そしてその真相は?と映画のラストシーンまでまったく目が離せない。
また一人の男を姉妹で争う心理描写も実に見事であり、男女の愛が理屈通りの単純なものではないことがよくわかる。大岡昇平の原作が野村監督個人の力だけでなく、新藤兼人の名脚本と芥川也寸志の素晴らしい音楽とも結びついて生まれた名作だろうと思う。日本アカデミー賞に輝いたのも当然といえば当然だが、松坂慶子や渡瀬恒彦の汚れぶりも遺憾なく発揮されているし、大竹しのぶも「青春の門」での清純派デビューから、演技で見せる女優へと生まれ変わる一歩であったと思う。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 8点(2011-05-28 09:19:24)
7.法廷ものとしては指折りの力作。ただし、事件の内容はかなりドロドロしている。デビューしたての永島敏行の演技がぎこちないが、大竹しのぶと松坂慶子の体当たり迫真の演技が印象的。弁護士の丹波哲郎、検事の芦田伸介、裁判長の佐分利信による法廷内の応酬は臨場感がある。法廷外でふと出てくる丹波哲郎や佐分利信の台詞にこの作品の奥深さを感じる。
きーとんさん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-14 21:47:26)
6.虚飾を排し、現実的な地道な手続の中から事実を浮かび上がらせるという手法がこの原作では斬新であり、その意味で映像化はしにくいとも思われるのだが、丁寧な作りによって緊張感の途切れない内容となっている。役者陣もみんな立場をわきまえた演技をしているが、私にとってのMVPは何といっても検察官役の芦田伸介。彼が登場して喋るだけで画面がほどよく引き締まっている。また、ごく一部とはいえ、裁判官の合議の部分をきちんと映像化しているのも面白い。あまりこういうシーンは目にしませんよね。
Oliasさん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-24 02:46:20)
5.いつのころからか、この映画に描かれれているような日本の情感はなくなってしまっているのではないかと思う。このような愛憎の図式にリアリティーを感じられなくなっているのが現代の日本的な感覚だと思う。それはなぜか。それは、この映画に描かれている事件が、「社会的な構造が生んだ悲劇」と表現されており、そのレッテルを当事者自身が自覚して、自らを悲劇として生きているからではないか。そのような自己理解をする日本人は現代にどれだけいるのだろうか?この映画には、過去の日本がたどった精神性を逆照射させてくれるものがあるとは思うが、あまりにも現在と違うという点で面白さがすこし削られてしまっている。
wunderlichさん [DVD(邦画)] 6点(2008-07-27 18:57:29)
4.姉さん、事件です!
さん [DVD(邦画)] 6点(2007-04-20 03:32:59)
3.野村芳太郎監督の法廷ものとしては「疑惑」ほどのインパクトはなかったけど、それでも主役三人のドロドロした愛憎劇と法廷での緊迫したやりとりで充分楽しめた。ラストの大竹しのぶと渡瀬恒彦の会話シーンはなんか意味深。大作らしくキャストも豪華なんだが、あまりに周りが豪華なので被告役の永島敏行がかなり地味に見えてしまうのがちょっと痛いかな。弁護士役の丹波哲郎が最近亡くなってしまったのが残念。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-29 02:49:01)
2.2回目鑑賞。日本映画界の大物ずらり・・・ 充分楽しめた。

最後の自転車で通り掛かった橋の上のシ-ン。大竹しのぶ 渡瀬恒彦のやり取り最高に

上手く好きな場面,何度観ても良い!!! 事件の全てを物語っている。

ただし、こんなやさしいチンピラヤクザなんかいるの?
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-19 14:39:56)
1.宏・ハツ子・ヨシ子、三者の思いの交錯など、盛り上がるシーンはあったが、全体的にどこか冷めた感じのある映画だった。それは裁判というものが、既に遂げられた事件を傍観し検証、法的判断を下す「後の祭り」のような作業だからかもしれない。しかし、良い意味で仕事という範疇をわきまえた判事・検察・弁護人の姿勢には好感が持てた。
デコバンさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-02 23:05:38)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.09点
000.00%
100.00%
214.55%
300.00%
429.09%
514.55%
61045.45%
7522.73%
8313.64%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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