8.《ネタバレ》 映画に登場する悪役の代表格・ジョーカーの若かりし頃の話。
ジョーカーが何故そこまで悪い奴になったのか?そのルーツに迫っています。
原作とはかなり違っているみたいですが。
ただこの作品は、どこまでが彼の(被害)妄想か分からないよう描写されています。
心理カウンセラーと対話する場面が何度か差し込まれるのですが、最終的にはジョークだよとジョーカーが笑いながら言って幕を閉じるのですから。
まあ、何が本当で空想かなんていうのは、この作品を見ているときには正直どうでもよいことです。
どうにもならない悲惨な境遇にある人が、内に秘めた狂気を爆発させてしまったらどうなるか、その恐ろしさがただただ描かれます。
僕も完全に貧困な人側に感情移入してましたからね。「やっちまえ!」と。危ない危ない。
これを見終わった、特に売れない〇〇系の人は、ブルーな気分を引きずり続けること必至でしょう(笑)
彼のよくない思想に染められてしまわないように注意です!
ジョーカー役、ホアキン・フェニックスの不気味な笑い方と、タバコの吸い方が作品を通じてかなり印象に残ります。
見終わった後、彼を意識してタバコを吸いましたからね。
かっこいいと思った演出は、ジョーカーがピエロを辞めたとき「Don't foget smile」のforgetを塗りつぶして「笑うな」としたシーンですね。
ロバート・デニーロの射殺シーンも大好きです(不謹慎)