37.《ネタバレ》 ストーリーは基本的にコメディタッチで、ありえない展開(日本にほいほいキングコング連れてきちゃったり)もままあるが、テンポも良く、素直に「面白い!」と言える。個人的には、次のVSモスラ当たりまでが、ゴジラ作品の黄金期だった気がします。この頃の作品は、ゴジラのみならず、当時の生活が恒間見ることができてとても楽しいですね。高島&佐原コンビが非常にいい味を出していました。また、クライマックス、国会議事堂で眠らせたコングを気球でつり上げるシーンのミニチュアは凄い!この時代のゴジラのミニチュアって、そりゃチャチイかもしれませんが、本当に芸が細かくて、作り手の愛と意気込みを感じませんか?「何がなんでも本物に見せてやる!」っていう。 【カシス】さん 8点(2003-11-17 15:01:53) (良:1票) |
36.まぁーとにかく、人間味溢れるキングコングには笑わせてもらいました。とくにコングが、ギャーギャーうるさい浜美枝を掴まえて、国会議事堂で雄叫びをあげるシーンは大いにウケた。だけど、よくよく考えるとコングも気の毒なもの。せっかく大ダコをやっつけて人助けをしたものの、日本くんだりまで連れてこられる。しかもゴジラと闘わせられるわで、冗談じゃない! ! …って感じ。格闘シーンはゴジラに押され気味のコングなんだが、キャラと存在感ではコジラを完全に喰っていたゾ! ! 本多猪四郎&円谷英二の手による家族向けパロディ映画ということで、6点。 【光りやまねこ】さん 6点(2003-11-09 17:29:41) (笑:1票) |
35. 日本特撮界のパイオニア円谷英二も矢張りウィリス・H・オブライエンに魅せられし一人であったコトをカミングアウトした歴史的な一作。日本が世界に誇る怪獣王「ゴジラ」とオブライエンが創造した偉大なるモンスター「キング・コング」の夢の対決!!にワクワクしなかった当時の子供など皆無だったに違いない。が、しかーーーーーし!な、何と現れたコングは今イチ冴えない(失礼!)ヌイグルミではないか!!着ぐるみゴジラと格闘するんだから人形アニメが不可能なのは一寸考えれば当たり前なんだが、何にせよ個人的にはココで激しく失望。ハッキリ言わせて貰えば「こんなのコングじゃなーーーーーーーーーーーーい!!!」の一語。対するゴジラの造形が後のマニアをして”キンゴジ”と呼称せしめ歴代ゴジラ中最も爬虫類的イメージを前面に打ち出した秀逸な出来だっただけに実に惜しい!肝心のコングとゴジラの対決も何処かコミカルを狙った演出で重厚さに欠ける上に、どちらが勝っても角が立つと思ったのか結局ドロー(引き分け)に終わる煮え切らなさ。申し訳ないが3点マイナスさせて頂きまする。円谷英二特技監督御免なさい…。 【へちょちょ】さん 7点(2003-10-02 01:47:15) (良:1票) |
《改行表示》34.そりゃあ突っ込みどころは満載だし、キングコングの振る舞いをはじめとしてギャグシーンも多く、完全に“怪獣コメディ映画”と言いたくなる。 今作はシリーズ第三作目だが、1954年の第一作目に満ち溢れる恐怖と悲壮感からは、映画としての気質自体があまりに乖離しているように見える。 けれども、全編に渡ってつくり手の「愛情」を強く感じることが出来る。「娯楽」を真剣に作っているという気概に溢れている。 だからこそ、笑える映画ではあるけれど、決して馬鹿になんて出来ないし、製作から何年経っても楽しめる映画に仕上がっているのだと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-09-29 12:19:01) (良:1票) |
33.良いとか悪いとかは超越して、ガキの頃、夢中になった怪獣映画の一本です。あの頃、若大将シリーズと抱合せで来ていたが、ガキゆえに恋愛ドラマに食指は動かず、ひたすら怪獣映画でした。今観れば、そこかしこに穴は見えるけれども、当時、心から感動させてくれた映画として、敬意と思慕を込めて、甘めの採点です。良い時代でした。良い時代に子供時代を過ごしました。感謝です。 【すぎさ】さん 8点(2003-08-18 21:04:01) (良:1票) |
32.《ネタバレ》 高島忠夫がどこまでも脳天気なだけで、主役として機能していないのが最大の難点。佐原健二が地道な存在感で危機をアピールしても、結局元に戻ってしまう。●この二大怪獣を対決させるんだったら、コングはコングの意思で、ゴジラはゴジラの意思で、それぞれやってきて遂に激突!その覇権争いの推移やいかに!というのがメインテーマになるはずなのだが、そこを「コングを眠らせて無理矢理ゴジラの下まで運ぶ」って、おいおいハブとマングースかよというか何というか、一番大事なところでそんな人工的なプロセスを介在させているのがダメ。●唯一インパクトがあったのって、実は原住民の舞踏のくだりかな・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-10-09 23:11:26) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 面白いです。その割にテレビで放映されなかったのはやっぱり「土人」てのがまずかったせいでしょうか。この土人はみんなあの伝説の大部屋の役者さんたちだと思いますが、踊りも演技も器量も粒ぞろいです。素晴らしいですね。出てくる女優が皆、綺麗でびっくりです。あとね、有島さんですね。すごく面白い芝居しますよね。今あんな人いませんね。 怪獣物が致命的に抱える問題点は格闘が出来ないことにあるとどこかで聞きました。だから、岩投げてごまかしてるんだと。それでも、この作品では頑張って格闘らしいことをしていました。重い着ぐるみ着て涙が出るほど頑張ってます。それでも、それを承知で冗長だと思ってしまう自分がいます。 モスラの時は怪獣興行が馬鹿な山師の仕業でもなんか納得できましたが、コングのスポンサーを気取る製薬会社の宣伝部長には違和感ありすぎでした。コングなんてあんな危険な生物、勝手に持ち込みして迷惑かけて大きな顔しているのは、まあ、納得は出来ないですよね。でも、民間企業の無謀な企画が巨大な災厄を齎すという話はジュラッシク・パークとかバイオ・ハザードなんかでもあるように定番化しますよね。 【たこのす】さん [地上波(邦画)] 8点(2023-05-06 14:54:17) |
《改行表示》30.《ネタバレ》 キングコングの顔が本家に比べてかなりブサイクというのがものすごく気になる所ですが、これはアメリカからの指示だそうで、ならばもう仕方ないと諦めるしかないです。 ただ、キングコングもゴジラも単体で出てる時はかっこいいのに何故か2人が戦い始めるとコミカルというか可愛く見えてしまいました。 特に、はじめて2人が戦う時にゴジラの熱線を見て「ちょっとビーム撃てるとか反則じゃない!?」みたいなコングの顔や、いちいちやり返して「やーいやーい」と両手をパタパタさせるゴジラのなんとも可愛いこと(笑) とか思ってるといきなり尻尾攻撃だったり蹴りだったり、背負い投げなどとやたらすごい技を出してきたり。どうやら↓の方も仰ってる通りスーツアクターの人がそっち系の人で、やたら見応えがあるのも頷けます。 特撮についても、ミニチュアやコマ送り、合成などふんだんに使われており、今のCGのような滑らかさはないにしろどれも見応え十分。最後の城の破壊シーンなどは流石と言った感じです。 人間のドラマパートが今の視点から見ると「笑いの視点」が違うこともあってちょっと乗れない部分もありますが、2大怪獣のドリームマッチを純粋に楽しむ映画としては十分だと思います。 ラストは決着がつかず不完全燃焼ですが、いくら怪獣王といえども怪獣の元祖を軽んじるわけにはいかないのでこれはこれでアリ。 点数ですが、一部の人間パートがいらないかなーと思ったのと、二度目の対決までの流れがもう少し自然な流れだったらなーと思った点、それからコングの顔がやっぱり似てないなーと思ってしまったので、6点ということで。 【クリムゾン・キング】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-02 01:37:04) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 怪獣王に挑むは秘境の守り神! 社会派なお話はちょっとお休みして完全エンタメ寄りにした本作。新作が公開される前にちょいと予習。 そんな訳で人間のエゴ満載に夢のドリームマッチが開催される本作、張られた伏線が丁寧に回収されて行くのは結構面白いです。 とにかくお金がかかりまくっているのか、エキストラたっぷりのゴージャスな絵が次々と出てきて楽しいです。原住民がどう見ても日本人なのも最高です。 ミニチュアの量もかなり多くスケールの大きさを感じられます。巨大なプールから復活するゴジラも大迫力ですよ。 そして中盤の見せ場はやはりタコ!リアルタコの猛演っぷりはCGでは決して出せない味たっぷりでたまりません。合成も凄い! そして今回の主役であるコングさんの顔はなんとも近年の映画に比べるとブサイクなのが残念!まぁゴジラの方も顔もなんとも言えないけれど。 ラストバトルは、ゴジラ優勢からの雷が落ちてコング謎帯電体質になって逆転したりとなかなか熱く。最後は仲良く熱海城をラストの見せ場とぶっ壊す展開に、決着は大人の都合からかなぁなぁで終結するけれど見せ場が多く、最後まで非常に楽しめるゴジラ作品でした。 【えすえふ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-03 22:13:28) |
28.古い作品だが作品テンポもよく、安定感ある特撮も安心して観られる。有島一郎のコミカルな演技は流石に面白い。南方原住民描写はこの時代ならではだが、これはもはや当時の東宝特撮の様式美のひとつ。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-05-24 10:48:06) |
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27.《ネタバレ》 怪獣界の二大スターの競演。予想通り決着はつかず、欲求不満。映画じたいは、少し古めかしい。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 6点(2019-02-02 18:00:45) |
26.《ネタバレ》 特撮部分はギニョールのゴジラが似ていなかったり、テンポが悪かったりとちょっと残念だが、ドラマ部分はコメディタッチで非常に面白い。 【ガブ:ポッシブル】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-04-03 20:01:44) |
25.《ネタバレ》 人間のでるシーンがあまりにコメディーでありながら面白くないのです。当時はこれが面白かったのでしょうかね。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-14 22:37:49) |
《改行表示》24.ゴジラシリーズ初のカラー作品。ハリウッドから版権を買って登場させたキングコングだが、 まさに夢の対決といったところで、シリーズ一の大ヒットになったようだ。 ゴジラ対コングと聞いただけで、当時の子供たちはワクワクしたんだろうけど、 コング自体は巨大な猿なので、口から放射能をまき散らすゴジラとは釣り合わない部分があり、 ストーリー上苦労のあとが窺える。オリジナルの美女と野獣という設定を意識した展開も、 面白くもあり、また制約されてしまったなぁという見方も。 こういう作品は細かいことを言ったらきりがないので、理屈抜きで楽しむのがベストかと。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-11-09 20:46:02) |
23.「え、キングコングとゴジラが戦うの!? 」子供の頃興奮して見ました。これと似た興奮を後に味わったのは「アリ対猪木戦」が実現したときですね。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-02-05 09:58:52) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 この作品からカラーのシネマスコープで、完全に怪獣がメイン。 人間ドラマは現実味のないコミカル路線で、製作の意図が明らかに興行成功狙い。 怪獣の動きも、さらにリアリティや恐怖感が薄れ、「怪獣」目当ての子供の人気取りの意図が見え見え。ここで、怪獣=娯楽、B級という価値観が定着してしまった。 ただ、南の島の住人(全員日本人役者なのは一目瞭然だが、、)に怪しげな現地語を喋らせて、通訳を連れて行くという設定や、潜水艦の中の会話がすべて英語で字幕スーパーなところに、僅かにリアリティを持たせたいという意地と努力の片鱗が感じられて泣けてくる。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 00:54:58) |
21.ゴジラ映画全盛期のパワーを感じることのできる映画。あの時代が懐かしい。内容はコメディーとリアルさの絶妙なバランスがとれている印象です。 【クレイバード】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-11-01 21:20:53) |
20.数十年ぶりに見直した懐かしの映画。フワリと宙に浮くキングコングにファンタジックな味わいはあったけれど、おおむね怪獣がらみのシーンが記憶よりもかなりチャチだったので呆然とした。「モスラ」は見直しても充分感動できたのに。そのかわり、おそらく子どものときは退屈していたであろう島の住民の踊りに魅せられた。伊福部昭節全開、フェリーニにおけるニーノ・ロータもかくやと、映像と音楽のコラボレーションの輝かしき達成! 暗黒舞踊のようなモダンダンスをリードする根岸明美(この3年後に「赤ひげ」の名演)も妖しくまた美しい! 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-09-13 12:15:20) |
19.特撮より本編の方が面白いんじゃないの?という感じの怪獣映画。コメディタッチの有島一郎は最高。ただ、平成ゴジラで育った世代には、全体的な雰囲気には若干の違和感を感じるのも事実。ゴジラとキングコングの戦いには「?」を浮かべるシーンも多い。でも、それは私のようなヤング世代からの、リアルタイムでこの作品を楽しんだオールドファンへの嫉妬かもしれんな。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-24 01:58:25) |
18.戦闘シーンは笑えます。そして、登場人物がものすごく浅はかな考えだけで物事を進めようとするので、なんだかその部分も笑えます。そんな感じなので、まとめると、シリアスな場面にも突っ込みを入れたくなるようなそんな映画です。 【SAKURA】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-20 16:05:47) |