17.《ネタバレ》 まずキャスト面が大変評価できる映画。ナオミ・ワッツさんってこんなに綺麗でしたっけ??『リング』も観たけど全然その時と印象が違う。格好もなんかセクシーだし、あんな人が職場にいたら周りは集中できないだろうなぁ・・・。シリアスな映画なのにそんなとこが気になったり。クライブ・オーウェンさんもとても味があって◎。アクションもこなすし、ガンコで自らのルールややり方を持つエージェントという雰囲気がものすごくマッチしています。 内容に関しては、こういう職業的汚職を扱ったような映画って結構増えてますよね。欧米ではそんなに無いかな。邦画で多いのかもしれませんが、上層部やそれ以上の圧力に屈せず真相を追いかける刑事、というストーリーはありふれていると言えばそれまでの作品。ただ本作はトカゲの尻尾切り的な展開や頭のすげかえなど、そんなにすっきりは終わりません。 自分には想像がつきませんがこのIBBCのような銀行のトップにいるような人達って、人生のゴールってどこにあるんでしょうかね。自分は仕事よりプライベートを優先させる人間なので、自分の銀行をより大きくしようとかそういう欲望を持つ職業人が全く理解できません。映画だけではなく実際の生活でもそういう人に対してそういう疑問がわいてきますが、どこまで行けば彼らは一息つくんでしょうか。この話でいけば世界中の銀行を牛耳るまで続けるんでしょうか。 まあ何が言いたいのかというとよく分かりませんが、彼らの限りない野望が私には少し理解不能でしたので。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-15 14:10:29) |
16.序盤は刺激的でしたが、後はダラダラしていて退屈でした。でも、銃撃戦は迫力があって良かったです。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-02-22 13:58:44) |
15.《ネタバレ》 「真実とは何か?」 その問いについてノンフィクションではないこの映画を見ながらずっと考えていました。 「見えやすい事実と見えにくい事実」その両方をもって「真実」を暴き出そうとするストーリーには真実味があったように思います。この映画の辿り着いた「真実」に居心地の良さはありませんでしたが、主役サリンジャーのその後の人生がとても気になる締め方でした。 【liverpool】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-02-13 19:46:52) |
14.淡々としたストーリーで華がないよなぁ・・・ 唯一あるとすれば、『シューテム・アップ』を彷彿させる美術館での撃ち合いかな? 意外性もあったしね。 もう少し頭脳戦が面白ければ評価が上がったのにおしい。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-27 22:48:42) |
13.《ネタバレ》 全体的に面白みのない、社会派映画。アクションシーンは少々、遣り過ぎで現実味のない仕上がりになっています。クライヴ・オーウェンも個人的にあまり魅力の感じない俳優なので、楽しむことができませんでした。盛り上がるシーンがないので、時間が長く感じたし、小難しすぎて万人受けじゃないかも。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-11-22 15:44:12) |
12.最後には虚しさだけが残った...という感じでしょうか。後味の悪い終わり方で納得がいきませんでした。 【映画】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-11-16 20:08:28) |
11.冒頭の雨のベルリンがいい。何かによって成された何がしかが実にシリアス且つ分りやすく描かれる。何かが巨悪であることもこの冒頭シーンだけでじゅうぶん伝わる。全てを監視していたはずの主人公には見えていなかったという所がスリリングでまたその後の展開に活きてくる。もうけして何も見落とさぬとでも言いたげなクライヴ・オーウェンのぎらついた瞳はターゲットをひたすら凝視する。ニューヨークでの尾行シーンに特に顕著なのだが最後のイスタンブールの尾行もまたいい。中身は大真面目に社会派なのだが映し出されるのはアクション。ここは好みの分かれるところだろうけど、個人的にはアクションの部分がきっちりと撮られていたことに大満足。美術館シーンはサービスアクションとでもいいましょうか。お祭りっす。でも単に派手なだけでなく、やっぱりきっちり撮っている。この銃撃戦の目玉である建物構造をきちんとおさえながらアップショットとの繋ぎをアクションを停滞させずに見せきっている。良かったです。面白かったです。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-10 16:10:58) |
10.《ネタバレ》 内容が複雑ですが緊迫感あり. スリリング. "The Parallax View"っていう映画にちょっと似た雰囲気を感じました. 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-11-07 23:52:01) |
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9.クライブ・オーウェンには、未だに『クローサー』のエロ医者のイメージが離れられず、シリアスな作品に出ていると、「ま~た真面目くさった顔して、エロいことしか考えてないんだから」などと思えてしまう。勿論本作は徹頭徹尾真面目な役なのだが、せっかくの激しいアクションシーン(グッゲンハイム美術館での戦いは凄い。いきなりジョン・ウーイズムになる)でも、『シューテム・アップ』のありえね~銃撃戦を思い出しちゃったりして。でもこの人が出ているからついつい観てしまうんだよね。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-10-09 19:28:38) |
8.《ネタバレ》 観終わったら、エライコト知ってしまったという感じになって、夜、DVDを返却しに行ったら、自分も追われている気がした。タイトルがさえない為、期待せずに観たので、これは掘り出しモノだと思った。面白いよ、この映画。映画センスある、と思う。それにしても原作もないのに、ここまで重厚感のある話がよくできたね。銀行がどこまで悪いことしてるかは知らないけど、この映画のようなことも有りうる、と言えばあり得るんじゃないかなあ。ここまで企業が大きくなるとねえ。だから原題が「インターナショナル」か・・・この作品の監督、今まで知らなかったけど(名前も読みづらいし)、撮った作品、どれも高得点。これから要チェックの人です。最後、途中まで一緒に事件を追いかけていたサラが出世して、新聞に出ていたのは嬉しかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-08 22:36:51) (良:1票) |
7.終盤の美術館のシーンが確かに見応えあり。ただ全体の雰囲気とマッチしてない気がします。そのせいもあって全体的に中途半端になってしまったように思います。 【666】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2009-08-19 19:45:02) |
6.前半まではスリリングな展開で、とても面白く、私自身かなり惹き込まれて観ていた。しかし最後のまとめかたがどうも好きじゃない。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-07-30 18:44:14) |
5.《ネタバレ》 とにかく中盤のグッゲンハイム美術館の銃撃戦。これだけでこの映画を見る価値があるというぐらい、見ごたえがあります。一度グッゲンハイムに行ったことのある自分としては、もう最高でした。クライブが逃げて行ったところもグッゲンハイムの目の前にあるCentral Parkだったし。忠実だなぁ~。と感心してました。 全体的に雰囲気や撮り方がトゥモローワールドとちょっと被ってた感じでしたが、普通に最後まで楽しく見れました。 ただ、最後のフレンチコネクション的な終わり方はちょっと止めてほしかったです。 リアルに組織犯罪に一人で立ち向かったらあんなもんなんでしょうけど、今までのクライブの頑張りって・・・。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-12 08:35:32) |
4.《ネタバレ》 銀行を悪役にしたサスペンスなわけだが、捜査対象は武器売買で、殺し屋がわんさかと群がり、グッゲンハイム美術館を半壊させるという派手さ。銀行がここまで過激な悪役を演じるというのも、時代の流れというヤツか。いやいや、その点に異存はないのだが、ここまで悪辣だと、昨今の金融危機と関係があるんだかないんだか。武器売買に要人暗殺とか、もうモラルの欠如とかいうレベルではないからね。パンフによると、企画は6年前から存在しており、実際の事件をモデルにしているという。まあ我が国でも銀行と地上げヤクザの関係とかあるし、別に目新しいことではないのだろう。そもそも原題が「The International」で、銀行を中心とした金融というシステムを介した、国際的な陰謀といったニュアンスだと思うのだが、すっかり金融危機に便乗している。その割に日本での興収はイマイチだな、きっと。一転して敵の冴えない殺し屋と一緒になって戦うという展開に超萌えます。ここだけのために観る価値があると思う。善と悪、表と裏が荒々しく交錯する、作品と時代を象徴するようなシーンだ。主人公の名前も「ライ麦畑」の作者みたいでいい。 【わいえす】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-05-22 22:47:51) |
3.クライヴ・オーウェンが渋かったですね。美術館での銃撃戦がかなり凄く見応えがありました。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-20 18:59:49) |
2.なかなか豪華なスタッフ・キャストですが、ミステリーでありながら緊張感がなく、事件を追う気迫らしきものが感じられませんでした。それに話が複雑で、完全には理解できませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-04-13 20:17:06) |
1.《ネタバレ》 美術館へ辿り着くまでの尾行、そして美術館での銃撃戦は見事としか言いようがない。真っ白で螺旋状の内壁に次々と撃ち込まれる弾痕。クライヴ・オーウェン演じるサリンジャーと殺し屋のやりとり。建物の形状を完璧なまでに駆使したカット割り。素晴らしい。 それ以前に、サリンジャーが殺し屋を追い掛けるシーン、キャメラは必死に走るサリンジャーを横移動で追っかけ、それと平行モンタージュで逃げる殺し屋の車を見せ、サリンジャーが大通りに出ると、キャメラは横位置から一気にクレーンアップして俯瞰構図となり、犯人の車が赤信号で停止している車の大群に混ざっているという一連及び最後のクレーンショットがまた素晴らしい。 人物の会話の殆どが人入れ込みの切り返しショットで処理されているのが少し物足りないというか、逆にしつこいかと感じる。サリンジャーが氷水の中に顔を突っ込み殺し屋らしき人影を思い出すインサートカットや、屋上での殺し屋はこうしていただろうという推論の回想映像は必要なのだろうか。殆どを無闇矢鱈に説明せずに見事なまでに簡潔に展開しているのに、この2点だけ過剰に説明していると思える。無くても理解できるから余計無駄だと感じる。 しかしながらこの映画は見事だ。ナオミ・ワッツ演じる検事とさよならしてからこの映画は急に晴れ晴れとした青空の中に舞台が移される。それは中から外へ出るという機能が働いたからだ。システムの中=法に司られた社会の中にいては解決できないのだが、システムの外=法を無視した世界に出て行けども決して辿り着けないという「どこかにある答えが見つかりそうで、どこにも答えがない」という<世界>にやはり着地してしまう。そこに至るまでを逮捕権のないインターポール職員とニューヨークの検事局員が追うことで、「答えが出そうで、出ない」という柵が更に主人公たちに絡み付くからいい。 ファーストショットのサリンジャーのクロースアップ(この次のショットは駅でなく、本当は車であるべきだったと思うが)はどこかにある答えを見据えていたが、ラストショットのサリンジャーのクロースアップはどこにも答えがないと盲目的になっている。それは幾らでも置換可能な現実=この近代社会のシステムを目の当たりにしてしまったという嘆きの表情だった。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-04-12 20:55:12) (良:1票) |