16.冒頭の長回しやら、トム・ハンクスにおおよそ似合わない役柄、この当時はまだ「ダイ・ハード」で出てきたばかりだったブルース・ウィリス、さまざまな要素から、これが実験作だったことに、疑いの余地はない。 スターを起用して、よくある役柄で手堅い作り方をしていれば、そこそこ商売にはなるかもしれないけれど、それでは作り手として面白いわけはない。 本作は確かに興行的にはうまくいかず、売れかけたトムもかなりこれで一時期沈んでしまったらしいが、私は欠点だらけかもしれないこのビター味の作品が、けっこう好きだ。 一番がんばってたと思うのは、メラニー・グリフィスかな。 【おばちゃん】さん 7点(2004-02-07 17:25:54) |
15.腹黒い映画ではあるが、一見ごった煮風のメインキャストがそれぞれの持ち味に特化しているところに素直に乗れてしまった私は大笑いすることが出来た。特にメラニー・グリフィスのアホっぷりやブルース・ウィリスのダメ男ぶり、トム・ハンクスの弱チンぶりには目まいがするほど爆笑させて戴いた。全体的に全てを後ろ向きなスタンスでしか捉えていないが、その方向に徹底しているので妙な甘さや倫理観に流れるよりは良かったのではないかと思う。こういう性悪説に立った作品の毒気自体が、受け入れられるかどうかは別として、人間ってこの程度の生き物なんじゃないの?と常日頃から思っている腹黒い私は正直大好きである。特に裁判のシーンでトム・ハンクスが浮かべる悪魔の微笑み、ちょっとたまらないものがありました。デ・パルマならではの映像の凝り方が、チープな話とちょっぴりズレていたためにぶっ叩かれるのはやむを得ないと感じますが。内容の割りに映像キレイ過ぎますよね。もっと絵的に安っぽければそれなりにB系の味が出たようにも思うんですが。なので微妙に減点。 キルスティン・ダンストがとても小さいです。 【anemone】さん 8点(2004-01-22 23:17:19) (良:1票) |
14.トム・ハンクス目当てで見ましたがこの作品はおもしろくなかったです。 【ギニュー】さん 3点(2004-01-22 19:46:13) |
13.「皆どうしようもねーなー」と言いたくなる。病んでるよ。モーガン・フリーマンが怒るのも無理ないよ。 |
12.ブラックコメディとして仕上げているつもりだろうが、演出に一貫性がなく、作品の持つノリを最後までつかめなかった。また当時から言われている通り、T・ハンクスはミスキャスト。それとは対照的にウィリスははまっていたなぁ。ちょっとくどすぎた気もするが、あのよれよれ感はコートを着込んでも健在。 【恭人】さん 3点(2003-11-24 12:34:03) |
【つちのこ】さん 6点(2003-10-30 10:09:23) |
【虎尾】さん 5点(2003-10-19 18:12:43) |
9.やっぱ冒頭長回しでしたねぇー。内容はまあまあだっと思うけどなぁ。トム・ハンクスになかなか肩入れをして見ちゃったなぁ。最後は無罪になってよかったよかった、フリーマンはああいう説教役がよく似合う。 【あろえりーな】さん 6点(2003-08-03 23:54:00) |
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8.正義とは法。法とは節度の原則を打ちたてるための人間のささやかな試み。decency!!go home、and be decent people.名言だね。この名言を引き出すためのストーリーもよく出来ていると思った。人間のや~な部分を全て映画で暴露してくれて気持ち良かった。裁判所が正義の最後の砦として健全と機能してよかったよかった。 【りせい】さん 9点(2003-05-26 01:39:39) |
7.なにこれ?モーガンフリーマンが出てるので見ましたが、なにが言いたいの?どうみればいいの?コメデイ?人種差別問題?司法の堕落?支離滅裂コメディ映画としてみてください。最後にチラっとモーガンフリーマンがかっこいいので1点あげます。 【maxもも】さん 1点(2003-05-20 23:21:21) |
6.最初観ていると、おーだんだん面白くなってくるぞー と勝手に思っていたからか、つまらなかった。 【フィャニ子】さん 5点(2003-05-19 22:32:15) |
5.ありゃ?評判悪いですね。別にそんなに好きなタイプの映画ではないけど、ここまで悪し様に言われてるとちょっと弁護したくなるなあ。僕はこの映画、アメリカの病んだ部分を凄く皮肉的に描いた映画だと解釈したんですよ。トム・ハンクスの奥さんなんかそのいい例だと思うんですけど、彼女は健全であること、正常であることに「異常に」こだわってて、それが逆に彼女のある種の「異常さ」を際立たせていると思うんですよ。トム・ハンクスの、事故の時の黒人に対する反応も、あれはある種のアメリカの現実、というか本音のように思えるんですよね。それにラストもハッピーエンドではなく、敢えて観客に「いやーな気持ち」を味あわせようとしたラストなんじゃないですかねえ。あまりにも人間をペシミスティックに描きすぎてる気がするし(事故にあった黒人のお母さんが、金の話になって急に目の色を変えちゃうところとか、ちょっとやりすぎだと思います)、最後のモーガン・フリーマンの演説は別になくてもいいかなあ、とか、この作品に対する文句はいくつかありますが、それなりにアメリカの現実に対して誠実に向かい合った作品だとは思います。あえてこの映画に込められた(と僕が感じた)メッセージを言うなら「なんかさあ、俺たち世界最強の国になっちゃったけどさあ、なーーんか虚しくねえ?・・・まあいいや、そんなこと考えてもしょうがないから飲もうぜ飲もうぜ・・・虚しい」ってところでしょうか?最初に言ったように好みの映画ではありませんが、デ・パルマ監督のほかの作品も観たくなりましたよ、僕は。 【ぐるぐる】さん 6点(2003-05-19 18:31:52) |
4.今まで数多くの映画を見てきたが、この映画ほどくだらなく感じた映画はなかった。腹立たしいぐらいだ。更に、監督・出演者も一流どころを使っているにもかかわらずだ。デ・パルマ監督といえば、ヒッチコックの再来と呼ばれた人で、面白い作品も数多く作っているんだから、くだらない仕事でも安請け負いするのはやめて、自分なりの一貫したポリシーを持ったほうがいいのでは。また、僕にとってT・ハンクス=『虚栄のかがり火』のイメージが焼きついているのは、この映画で彼を始めて見たからだろうか?これ以来僕のT・ハンクス嫌いは始まった(ファンの方ゴメンナサイ)。今後はこの映画を基準に評価していきたいでござるよ。 【Fatman】さん 0点(2003-03-30 16:24:01) |
3.良くこんな映画が作れたものだ。これがアメリカの言う自由なのだろう。黒人社会に対し、かなり刺激を浴びせたように思う(因みにラズベリー賞にもノミネートされている)。ラストはハッピーエンドに終わっているが、必ずしも手放しでは喜べない。主人公は自分を守るために嘘をつき、更に事故を起こした時、明らかに黒人居住地”ブロンクス”を恐がっている。そしてこの町を野蛮だと考えている。果たしてこの主人公に正義があったのだろうか?また不倫最中と言うことで後ろめたいところがあったため、警察にもすぐに届出なかったんだから・・・。まあこんな犯罪は至って小さいこと。この作品はコメディなんだと笑い飛ばせばいいのかもしれないが・・・ 【イマジン】さん 5点(2001-01-22 12:31:14) |
【kan】さん 7点(2000-09-21 00:41:21) |
1.トムハンクスとデパルマはいったい何を考えていたのだろうか? トムハンクス作品の中での駄作中の駄作。 【masao】さん 2点(2000-08-10 19:50:33) |