《改行表示》35.視覚効果と中村賀津雄さんの何言ってるかわかんないので肩が凝りました。 レビューを見てみると客入りのよかったところもあるようでしたが、こっちでは スカスカでした。大友を知ってるから観に来ているといった具合に。 動く城つながりでは完敗のようです。 やはりラピュタっぽかったりなんだりで、色々と他の作品に酷似してるとこがありましたが、それでもその感想が出てきたのは観終わってからでしたよ。観だすとグイグイ引きこまれました。おかげで冒頭の有様なんですが。 そこまで大騒ぎにもなってないし、これくらいの集客で丁度よかったのかもしれませんね~。観たいと思った人は前評判がどうであれ観ちゃうんですよ。それでいて期待の範疇はクリアーしてくるんです。それが大友ですw 【楊夫人】さん 7点(2004-08-24 00:53:43) |
34.この映画を観た最初の感想は「凄い」。それ以外に表現のしようが無い(^^;;とにかく映像の圧倒的なパワーに全てを押し切られてしまい、ストーリーもへったくれもあったもんじゃない。み、見終わった後にもの凄い疲労感が…(笑)。蒸気の噴射とパイプメカのアニメーションは、見事としか言いようがなかったですね。ああ、大友さんこの部分のアニメーション作るのすっごく楽しかったんだろうなあ…と言うのがよくわかります。スチーム城とスチームメカ(?)による飛翔シーンを描きたいがために存在する映画なのでしょう。脚本的には破綻している部分が多いし、声優がイマイチで(スカーレット役の小西真奈美は良かった)ちょっときつい部分は大いにありましたが、映像のパワーに負けました。ちなみにAKIRAは観たことが無いので、大友ファンでなく一鑑賞者としての感想と言うことで。 【深海】さん 7点(2004-08-21 23:50:09) |
《改行表示》33.大友克洋だからって大目に見たらダメ!! スカーレト・オハラって本気!? 公平に見て今回の作品は面白くないよ。 ※これは余談だが、最近のアニメって背景はやたらリアルに描いてるのに、動く部分(セル画)は平面ですよね。もちろん技術的に限界なのですが。その差が大きいほど駄作に感じるのです。 |
32.一度は誉めたが全部撤回。よく考えたらコレと全く同じ手口(架空歴史+空想科学を突破口にした20世紀の戯画化)は『王立宇宙軍』で既に完成してる。しかも終わり方まで同じだぁ。王立作ったスタッフは平均年齢22歳。いまの大友監督みたいな立場の人間が、テーマ的にも内容的にも100%同じ事やっちゃイカンのじゃないすか? ええ心を鬼にして言いますよ。やるなら『ファイヤーボール』くらい壊れて下さい…もとい壊して下さい。 【エスねこ】さん 6点(2004-08-16 12:38:33) |
31.最近の日本のアニメ映画はあんまり観てませんが(押井とか?)、哲学的で陰な感じのが多いと思うん。。コレは『AKIRA』の世界観は継承してないけど、安心して楽しめるワクドキを与えてくれるのではなかろうか?などと、予告を観て思った訳で・・。周りの評価も低かったし、モチベーション上がってもて(笑)んで、いざ始まると・・画面に圧倒され!!『AKIRA』漫画版では崩壊しそうなビル群を書き込みすぎてボツにしたと言う逸話を持つ大友氏。書き込みに対する情熱はまだ健在。なんとも細部にまで丁寧に描かれてる。車窓から~♪それだけでぼくは満足だったんですが、レイの顔が一瞬金田になったん♪嬉や~。。「おいおい・・」なユーモア(斉藤さん良かった)も含めてぼくも手塚氏を連想しました。タイトルもだよね??多々あるつっこみを差し引いても満足出来ました♪ 【れこば】さん 7点(2004-08-13 11:42:20) |
《改行表示》30.良く出来た作品だと思いますよ。大友の得意とする細密な背景、実写と間違うくらい綺麗な映像、実写でもなかなか出来ない大胆な構図とかね。でも残念なんだけどあまり評価があげられないですね。冒険活劇と謳っている割にはシナリオが中途半端、あの断ち切り方では大人は許しても子供は許してくれないです。多分、これが宮崎駿・富野由悠季・高坂希太郎・今敏とかいう人だったらもっと上手く纏め上げたかもしれない。大友自身が独創的な人なんだから、独創から外れた”並”の事をしようとしても評価は上がらないと思います。(この辺は難しい居所ですけどね)あと、皆さんは結構「ラピュタ」を思い出しているようでしたけど、あたしは「ナディア」を思い出していました。まぁ、メタ的に変わりは無いのですけど、やはり「ラピュタ」に見られる空想感よりも現実に近い所でやっている感じがそう見えたのかもしれません。あと、万博もありましたし(笑)。 声優に関しては、主要な所を声優を使わなかった事はあたしはやはり失敗だと思ってます。まぁ、中村嘉葎雄、津嘉山正種、児玉清、斉藤暁あたりはそれなりに上手いんですけど、でも良く見てみると中村嘉葎雄と斉藤暁の役以外は結構平板でも出来るんですよ。小西真奈美が上手く聞こえるのは役柄にあまり感情的な表現を必要としないからで個人的には普通に声優使ってた方がもっと声に表情を出せたのではなかなぁ。鈴木杏は論外。こういう吹替えで女性が異性の吹替えをする難しさみたいなものを露呈してしまった気がします。やっぱりこの辺は演じ慣れてないと駄目かもしれない。役者としては小西真奈美も鈴木杏はとても良いと思っているだけに残念ですね。あたしは宮崎駿の最近のキャストにも不満を持っているんだけど、宮崎の唯一の救いは演技を徹底させる所なんです。大友が何処まで演技をさせているかはわからないけど、せめて普通に役者を使うならAKIRAの様にプレスコを使うべきではなかったかと思います。 【奥州亭三景】さん 7点(2004-08-08 20:16:30) |
29.ファーストシーンとラストシーンの映像はよかった。というか、感心した。日本アニメのレベルの高さを物語っていた。「化学の進化」をテーマにしたストーリーは、インパクトが無かった為、後に残るものが少なかった。映画館を出た後、妙な脱力感があった。 【もちもちば】さん 6点(2004-08-08 15:43:56) |
28.うーむ。ストーリーとキャラが立ってないと、アニメってこんなに微妙になるんだなぁ、という感じ。つまんない!と声を荒げるほどでもないけれど、人に勧めるかと言われれば微妙の一言。メカとか絵はよかったんですが、あんまり興味がない自分にはそれも響かず…。ただ、スカーレットの声の小西真奈美は本当うまかったです。声優の人かと思ってました。スカーレット自体は、無理矢理ヒロインを作りました、という感じで微妙なキャラだったと思うけど。エンドロールの時の意味不明の絵が謎だった。後日談にしては不可解。イメージボードなのかな。よくも悪くも、設定から作りこんでいったアニメの見本のような作品。 【コダマ】さん 4点(2004-08-08 01:09:52) |
27.これって「ラピュタ」とかなりかぶってるように思うんだけど・・・。科学について言いたいことは判った。それにしても、どうすんだよ!ロンドンの街あんなに壊しちゃって・・。声優はエディ役の津嘉山正種さんがよかった。鈴木杏もいいんじゃない。小西真奈美のあの甲高い声にはイライラした。「サイモン、サイモン」ってうるさいんだよ! 【ダージン】さん 6点(2004-08-06 00:21:20) |
26.発明発見19世紀浪漫!いいなあ、蒸気機関!「機械ですっ!」ってなデザインが脳にグッとくるっす。だが、しかし。少年、影が薄すぎ!爺ちゃんと父ちゃんが濃すぎるからだろうけど。その爺ちゃんも台詞が棒読みでイライラする。もうこれはアレだ、機械が主役だな。テクノロジーの進歩とか人類の発展とか、エゴの暴走とかはもうどうでも良くて、機械が走り!飛び!爆発する様を!網膜に、脳幹に焼き付けるための映画。絶対に鑑賞態度間違ってるだろうけど、これでいいのだ。 【山岳蘭人】さん 6点(2004-08-03 21:04:46) |
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25.どうせ空いてると思いきや意外に満員、しかもオッサン多し、さすが大友監督か。大友監督らしい背景まで凝った作り込み。でもストーリーがどうも入り込めない。人類の大きな転換期である産業革命期、文明を受け入れるか拒絶するか、特に是か非かを求めるわけではない、ここは良い。人間は文明を一度知ってしまったら後戻りはできない、自分がやらずとも誰かがやる。その中で如何に社会に順応させていくかは、使う側の人間のモラルになる、ということなんでしょうか。うーん、真新しさがないんだよねえ。ラピュタに限らず宮崎アニメは常にこのテーマだからねえ。意外に良かったのは鈴木杏と小西真奈美か。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2004-08-03 10:31:19) |
《改行表示》24.おそらく『AKIRA』的な世界観を求めて観てしまうと肩透かしを喰らうであろう。映像美は申し分ない。大友氏もこだわっただけことはある。特にロンドンやマンチェスターの風景描写には目を瞠るものがあった。しかし気になる点は大いにある。最大のネックはストーリーの破綻、これに尽きるだろう。場面はどこかで観たようなシーンが多くオリジナリティを感じられず、声優にもやや違和感あり。辻褄の合わない箇所も見られ、強引に映像の迫力のみで展開している印象を受ける。人物設定は子供向けにわかりやすくしているのだろうが、逆にチープな印象を植え付けてしまった。多くの方がレビューで宮崎氏の『天空の城ラピュタ』を連想したようだが、私もその一人である。文明進化への警告を隠喩している点や、少年と少女の冒険活劇(風味)といった部分がそう思わせるのだろう。大友氏には世間に媚びたりせずに独特の世界観を今後は貫いていってほしいと願わずにはいられない。 【HARVEST】さん 5点(2004-08-02 17:43:09) |
23.コロンブスどうなったの?すごく気になりました。 |
22.宮崎駿監督の作品ですと言われたら信じてしまいそう。大友克洋の色がでていない様に思います。悪い作品ではないんですが…。 【たま】さん 5点(2004-08-01 21:13:36) |
《改行表示》21.《ネタバレ》 ネタバレ注意。長い時間と巨費を投じてせっせと技術を開発しスチーム城を造り、切り札のスチームボールを中心核にはめ込み大衆の面前で発表する。 これってこの作品自体が9年間かけてたどって来た道筋そのものなんじゃないか。 ・・そして鑑賞後の印象としては、この作品の行く末までも、技術偏重の象徴であるスチーム城の末路と同じ方向に向かっているような気がしてならなかった。 あのまま天高く飛び立っていれば別の道筋が開けていたかもしれないと考えるのは筋違いだが、宮崎駿とは対極にあって光を放つべき大友克洋が、何を血迷ったか宮崎ワールドにふらふらと歩み寄ってしまったかの内容・・。 一方の城は天高く飛び上がり、もう一方の城は地に落ちて崩壊する。 そこら辺が宮崎「ラピュタ」と大友「スチームボーイ」の作品としての運命の分かれ道を意外と暗示してたりして、などと外野から無責任に思ったりした。 【Beretta】さん 6点(2004-07-28 13:47:19) (良:1票)(笑:1票) |
20.すごく乱暴で大雑把な言い方をすれば、作家(映画監督に限らず、だけど)は1.受け手に対するサービス精神が作品に現れる、「大衆性」を持ったタイプと、2.自らの「表現衝動」をまんま作品にブチ込んでしまう、「カルト性」を持ったタイプの二種類に大別出来ると思う(これは別にどっちが良いとか悪いとかではないです、念のため)。例えば(少なくとも80年代までの)宮崎駿なんかは前者で、大友克洋は明らかに後者だ。で、今回の作品でも大友克洋がもっとも表現したかったのは噴き出す蒸気や各種のメカ・兵器、そして父親と一体化し英国の街を蹂躙するスチーム城(だけ)で、実は「少年が主人公の冒険活劇」とか「科学は果たして人に幸福をもたらすのか?」といったテーマはどーでもいい、というのは言い過ぎかもしれないが、あくまで「あと付け」だったのではないかと思う。実際大友監督はインタビューで、「少年が主人公の冒険活劇」をテーマにした理由について「新作ではコンピューターを導入したりすることで予算がかかるので、(資金を回収するため)マニアックなものではなく、低年齢層にもウケるような間口の広い作品にしたかった」という趣旨のことを語っている。しかし、例えば「イノセンス」は決して間口の広い作品ではないにもかかわらずヒットしたし、少し前の作品だが「エヴァンゲリオン」も(興行成績的には)大成功だった筈だ。そう考えると妙に「ウケ」を狙った「ラピュタ」の二番煎じのような作品よりも、「ウルァ!こっれっがっ大友克洋ワールドじゃあああ!」ってな感じの作品のほうが良かったし、ちゃんとヒットもしたのではないかなーと思う。多分今って「アキラ」の頃より「世界のオタク化」が進んでるしね、良くも悪くも。 【ぐるぐる】さん 5点(2004-07-27 15:51:14) (良:5票) |
19.《ネタバレ》 少年の冒険活劇を想像したのですが、少し違ってました。で、面白くなかったかというとそうでもなくて、ちゃんと大友ワールドなるものが堪能できて良かったです。科学に執り憑かれた人間の悲喜こもごもを緻密な「絵」によって表現されている点ではポイント高いです。ただ、惜しむらくは壮大なる親子喧嘩に終わってしまい、その代償がロンドンの街の崩壊という結果になっていること。勧善懲悪といった図式ならば、街の惨劇も「悪」を懲らしめる場合、涙を飲むのでしょうが、いかんせん科学者の自己満足、そして親子の葛藤だけで、街が潰されるのはどうにも後味が悪いです。それだけ、科学そのものより、科学を扱う人間性の愚かさを象徴しているのでしょうけど。でも、ものすごく印象に残ったシーンがあって、それは主人公のレイがスチームボールを使って空を飛ぶ所で、壊れた街の家の窓から幼い少年の瞳に、空飛ぶレイの姿が映る所。白い軌跡を残しながらまっすぐに飛ぶ、その様を少年は羨望に似た眼差しで見つめる。「科学」への正しい憧れ。科学への純粋な驚きみたいな感じがして、少しグッときました。ひょっとすると最も言いたかったことは、このことではないのかな。そのために、レイを飛ばしたのではないかな。そんなことを思いました。 【映画小僧】さん 7点(2004-07-27 12:01:33) |
18.AKIRAを観た衝撃から幾年月、期待に胸を躍らせて観に行った大作。期待を超えてオドロキ、ではなく、従来の大友ワールドとはまた違った世界が新鮮に映った。かつての「AKIRA」や「MEMORIES」に見られた彼独特の毒の世界は鳴りを潜め、一転あまりにも分かりやすい物語やテーマ。お子さまでも楽しめるような内容に若干拍子抜けしないでもなかったが、それでも迫力のある凝った映像のクオリティは間違いなく大友克洋だったし、スッキリと充分に楽しめたので良し。最初の家からスチームボールを抱えて脱走する廊下など、実写さながらのスピーディーなカメラワークが良かった。映画自体の完成度の高さは理解できるが、やはり個人的には彼のシュールでダークな世界の方が彼らしいと思う。 |
17.映画は、人に見てもらうことが前提なので、面白くなければ点が低くても当然だと思います。その点で-5点。映像についてのこだわりは判るのですが、大友さんらしくなく綺麗過ぎて、面白みに欠けるので-1点。また、科学が錬金術ぐらいにしか見えないデザインだったため、科学の脅威が伝わってこなかった為、-1点。でも、やっぱり一番の駄目押しはトニーたけざきさんの漫画の方が面白かった事です!(アムロ・「レイ」!が絡むんじゃあるまい!?とか、ドキドキしちゃったよ!)あぁ、馬鹿ですみません!計3点です。(減算方式) 【魚弱】さん 3点(2004-07-26 02:32:24) |
16.スケールのでかい親子ゲンカを2時間見せられた。期待がかなり大きかっただけにものすごくガッカリした。悲しい。声担当の役者さんたちや迫力のある映像、科学と人間の幸せの関係等良いところもあったけど、あまりにもストーリーが無さ過ぎる。宮崎作品のできそこないとすら呼べない。 【ラーション】さん 3点(2004-07-25 04:03:59) |