1.当初あまり関心がない映画でした。走り屋が見に行く映画でしょ? てな印象で・・
せっかくの休日、見たい映画なくて悩んでいたら、先の方の投稿を見て、なんだか面白そうかもと・・
ディズニーのカーズのレースシーンは、結構ハマった方ですし、映画館の音響の迫力も期待値に加算。
ただ心配なのは、世紀の駄作「海猿シリーズ」の監督だということ。暑苦しい俳優のリアルの無い演出で
あの見せ場の少ない、間延びしたドラマのセンスで造られたとしたら、ガッカリする確率高いよなあと・・。
そんな心配は、カウントダウンからのエンジンの咆哮に吹き飛ばされました。
素晴らしいカメラワーク。路面の不確かなレースコースを高速でコーナリングする恐怖感がビシビシ伝わる。
CGも使ったとは思いますが、見慣れた日本の風景の中を激走のラリーカーで、更にホンモノ感がある。
ドローンやヘリからの空撮映像も美しく、スピードマニアならずとも鳥肌が立ってしまいました。
ヒューマンドラマの部分で間延びするぞと、身構えていたら、サクッと切り替えて次のレースへ。
街中だったり、田舎道だったり、峠だったりと、次から次から面白いコースの連続。
こんなレースが、ホントに日本にあったら凄いです。絶対見たい。
つまらない映画だと、つい腕時計で経過時間を確認してしまいますが、この映画はそんな事忘れてました。
いやもう、終って欲しくない、もっと見たいと思いつつ、大満足のエンディングへ。
良いんじゃないでしょうか? メカ好き、クルマ好きだけに見せるには勿体無い。
熱い男達の戦いを、アッサリ系の俳優さんで撮り、スピード感のある絵をテンポ良く編集した成功例かと。
久々に日本映画でエキサイトしてしまった。 もう一回観に行く予定です。