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笛吹川

[フエフキガワ]
1960年上映時間:117分
平均点:6.73 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-10-19)
ドラマ戦争もの時代劇モノクロ映画歴史もの小説の映画化
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監督木下恵介
キャスト高峰秀子(女優)おけい
田村高廣(男優)定平
市川染五郎(六代目)(男優)惣蔵
中村吉右衛門(二代目)(男優)安蔵(クレジット「中村萬之助」)
田中晋二(男優)平吉
岩下志麻(女優)ウメ
川津祐介(男優)次郎
小林トシ子(女優)ヒサ
山岡久乃(女優)ミツ
荒木道子(女優)タツ
織田政雄(男優)半平
加藤嘉(男優)おじい
小笠原章二郎(男優)方丈
井川邦子(女優)御寮人様
安部徹(男優)勝やん
小林十九二(男優)權さん
市原悦子(女優)黒駒の嫁
原泉(女優)老女
浜田寅彦(男優)武田勝頼聖道
武内亨(男優)武田勝頼
渡辺文雄(男優)虚吉
松本幸四郎(八代目)(男優)上杉謙信
中村勘三郎(十七代目)(男優)武田信玄
原作深沢七郎「笛吹川」
脚本木下恵介
音楽木下忠司
撮影楠田浩之
製作木下恵介
細谷辰雄
脇田茂〔製作〕(製作補)
松竹(松竹大船)
配給松竹
美術伊藤熹朔
江崎孝坪
編集杉原よ志
録音大野久男
照明豊島良三
その他IMAGICA(現像)
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1.《ネタバレ》  古い映画には撮影した時代の空気が映り込んでいる。この作品もそうで大変興味深く見ることが出来ました。まず、合戦シーンがいい。今時の兵種ごとに分かれて密集する陣形よりかなりルーズな感じで戦っているのがそれらしい。で、侍大将が死ぬと配下で一番優秀な者がその後を継ぐみたいな描写もあって、下級指揮官は死亡率も高いし血統なんか重視していれば戦じゃ勝てないからなるほど思わされた。
 また、裕福な商家が信玄の不興を買って家族皆殺しに合うのがこの作品の大きなモチーフになっている。いくら何でもこれは乱暴すぎる事件ではないかと考えましたが、よくよく考えれば戦国の狭い領国で一人金銭をがめていれば領国経営の邪魔だし、生かしておく意味もないわけでこれはこれでありだと思いなおした。武田は清和源氏の名門で何百年も甲斐の国を支配しているわけで目に見える恩恵はなくとも治安を保っているだけで恩恵ともいえるから何とも解釈次第ですね。農民が主人公だが、年貢を取り立てる場面はなかったなあ。なんとなく村を基盤にした徴兵制度みたいなのがあるのかと思っていたけど、この映画じゃ完全志願制だな。
 まあ、この映画が歴史的に正しいかどうかは分かりませんが、いろいろインスピレーションをもらったのはたしかだし、その点で観て本当に良かった。
 ところで、えらい目鼻立ちの整った末娘だと思って観ていたら岩下志麻だってさ。おぼこな志麻さんも素敵ですね。
たこのすさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2022-12-25 17:12:54)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.73点
000.00%
100.00%
219.09%
319.09%
400.00%
500.00%
619.09%
7218.18%
8545.45%
919.09%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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