10.《ネタバレ》 20代の頃に何かの気まぐれで鑑賞。人生の折り返し地点にきた男の身に起きた期間限定の霊体験のお話しが、これほど粋で、暖かくて、美しくて、怖くて、切なくて、トータルすれば感動的な物語になるとは驚きだった。両親エピソードと女のエピソードは相容れない気もしたが、それでもやはり心に残る美しく感動的な物語だった。(当事一介の芸人だった片岡鶴太郎氏が自己改造を宣言し、それを終えた直後の仕事がこれだった。この時より彼の成長は目覚しくなっている。) 【aforkarn】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2010-08-19 07:03:13) |
9.《ネタバレ》 学生時代に深夜放送で見たのを良く覚えています。 片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さんがとってもよい親の雰囲気を出してました。 親と会っているシーンはとてもやさしい気持ちになれます。 この映画、おちなんてどうでもいいです! 【エカ】さん [地上波(邦画)] 9点(2007-08-12 01:21:48) |
8.《ネタバレ》 改めてレビューし直します。この映画には他の大林宣彦監督の映画でよく見られるヒロインというヒロインは出てきません。ある雨の晩に1人の作家が住むマンションの部屋に美しくも、どこか陰のある女性がやってくる。名取裕子の様な美人が雨の晩に1人暮らしの自分の部屋に来るなんてことは、普通は考えられないし、有り得ません。有り得ないことが起きるという意味では主人公の亡くなった両親が若い姿のまま現れて、同じ空間ですか落語を見てたり、食事をしたりする。有り得ない事が次から次へと見られる映画だ。映画とはそういうものだという大林宣彦監督からのメッセージと考えられる映画なのだ。現実と非現実とが絡み合いながら繰り広げられる何とも摩訶不思議な映画、これもまた大林映画らしい夢の世界、ホラーぽい雰囲気の中にも人情的な映像感覚を感じる映画作りに、尾道が舞台の映画とはまた違う魅力が十分の映画として、またこの映画は自分の親を亡くしてる方が見たら間違いなくこの映画の主人公の様に亡き両親に会いたいとそう思わずにはいられなくなるはずです。それにしても、秋吉久美子、片岡鶴太郎の両親、それも既に亡くなっているのに生きている様な感覚を覚えてならないし、名取裕子も名取裕子で魔女としての魅力十分な上に幽霊とは思えない。思えないと言う意味では大林宣彦監督が亡くなったなんて私にはまだ信じられない。訂正2020年4月12日 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-09 22:24:27) |
7.《ネタバレ》 数少ない感動した邦画の一つ。親子で食事のシーンは特に印象に残ってる。片岡鶴太郎って演技上手いね。 【くうふく】さん 9点(2004-06-02 12:16:55) |
6.泣きました。アイスかきこむシーンと握手するシーンで。 【虎尾】さん 9点(2003-10-15 00:52:18) |
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5.【異人たちとの夏】タイトルがいいなあと思いました。亡くなった父と母と名取裕子演じる女性(異人たち三人)と主人公が過ごした夏。父母は息子を助けにきたのだと思いました。あのままだったらあのホラー?の女性に連れて行かれるコトに・・・。両親の消えた後の【すき焼きの煮える音】がせつなかったです。お盆に見るといいかも。結構好きな邦画だな。 【クラリス】さん 9点(2003-06-17 14:00:17) |
4.どうしてだろう。似たような経験もないし、浅草に馴染みもない。でも、懐かしさとホッとする感じ。ホラーの部分もその後の静けさを上手く引き立てている気がする。予備知識もなく何気なく見た1本だったけど、湧いてくるものがあった。 【口笛吹き】さん 9点(2003-02-09 21:35:48) |
3.大林監督はこういう映画を作るほうが合ってると思う。当時、バブル全盛期でどんどん日本的なものが失われていく中で非常にうまく古き良き日本の情緒を表現した作品に仕上がっていると思う。漂流○室の出来とは雲泥の差。 【cccp】さん 9点(2003-01-10 00:25:10) |
2.ノスタルジックな素晴らしい映画なのですが、ホラーはちょっと? |
1.若くして死に別れた両親との再会。ある日それは何の前ぶれもなく、ごく自然に訪れる。たとえ幽霊であっても、束の間、優しい父と母に出逢えて昔に帰れるとすれば、こんなに嬉しくて元気の出ることはないだろう。この作品はかつてこの世を去っていった者たちへの、思慕と尊敬とを一種のファンタジーとして描き、我々の心を癒してくれる。すき焼鍋を囲み、主人公を励ましながらやがて消えていく両親との、刹那的な再会と別れのシーンには万感迫る思いでした。 【ドラえもん】さん 9点(2001-02-18 23:47:52) |