3.最終日、黄昏時の友引高校での、ラムの放った「ダーリンのバカ!本当にうちのこと忘れてもいいっちゃ!?」。 それと、それを聞いたあたるの心の底から滲み出てくる様な数々の名場面の回想・・・・・・・。 ここ数年アニメーションで涙など流したことなかったのに、久しぶりに恥も外聞も無く目頭を熱くしてしまいました。 基本的に高橋留美子女史の作品は9割9分9厘拝見させていただきましたが、うる星やつらは、原作でも、少年誌連載らしいギャクと面白さに加え、そんじょそこらのお涙頂戴映画よりも感動出来る素晴らしい作品と思いました。 うる星やつら“完結篇”は、そんな原作の完結篇でもあり、実に高橋女史らしい映画で、全6作ある長編の中で一番気に入ってます。 この作品の後にも、長編は作成され、それも拝見しましたが、やはり自分にとって“うる星やつら”は完結篇で完結していました。 本当はこの作品は10点満点なのですが、自分と“うる星やつら”を引き離した哀しい作品でもあるので、そこのところを勝手に情状酌量させて頂きましたので9点とさせて頂きます。