54.大人が感動するのはよく分かるのですが 子供の頃に見ても泣けてしまいました。 これがなぜなのか未だに分かってません。 それだけのパワーがあったのかな。 【Donatello】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-07-17 01:03:06) |
53.《ネタバレ》 「三丁目の夕日」はある意味、20世紀博だったワケで。そう考えれば、とてつもなく価値の高い本作ではないでしょうか。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 9点(2017-04-24 21:18:06) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 『ALLWAYS 三丁目の夕日』の大ヒットを受け、昭和がブームになった。誰もが古き良き時代を懐かしみ、昭和を扱ったテレビ番組は好視聴率を記録し、展覧会などもさかんに開催された。私は思春期まっただ中にこの空気を体感し、昭和はそんなにいい時代だったのか、と思ったものだった。しかし、昭和には負の側面もたくさんあったのだ。戦後に絞っても、公害、冷戦、イデオロギーの暴走など、忘れてはならない事象がたくさんあった。しかし、昭和ブームはこれらを忘れさせ、架空の「昭和」に人々を誘った。オトナ帝国は2000年代中盤に実在したのだ。年々少年犯罪が増えているとコメンテーターは語った。しかし、戦前の少年犯罪は常軌を逸したものが多数あり、今よりもはるかに治安は悪かったのだ。郷愁は負の側面を忘れさせる。まさか子供向けアニメがこのことを題材にしていたとは知らなかった。どことなく「架空の懐かしさの雰囲気」をまとうスタジオジブリ作品への抵抗も込められていたのかもしれない。クレヨンしんちゃんらしいギャグの数々に笑い、ひろしが見た回想に泣いた。子供たちが抱く不安、無邪気な時代に帰りたいという大人の抑圧された願望の両方がわかる20代前半を生きる私だからこそ湧き上がる感情というものにすっかりやられてしまった。音楽もいいし、明言も多いし、素晴らしい映画だと思う。無性に「翳りゆく部屋」が聞きたくなった。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-05-03 02:06:18) (良:1票) |
51.《ネタバレ》 クレしんらしいナンセンスな世界観に「哲学」をぶち込んだ作品。 子供向けの作品で哲学は通じるのか? いや、本作は「親子」に向けた強烈なメッセージの詰まった映画であろう。 子供でも解る「疑問」を大人にも向けて投げつけた。 懐古主義でも何でもない、「懐かしむ」ことの大切さと「今の時代を否定」することの誤りも思い出させてくれる。 オトナ帝国の人々は、昔には当たり前のように溢れていた「夢と希望」が今の時代には無いと嘆く。 だがそれは彼らの主観でしかない。 現代を生きる「しんのすけ」たちは自分たちなりの「夢と希望」を持って必死に生きている。 世代で違う流行や主義主張の形。 共有できるものと出来ないもの。 それの衝突と対立・理解、そして世代間を超えた親子の絆が本作のテーマだ。 「オトナ帝国」のマインドコントロールで「昔」にとり憑かれる大人たち。 今までの映画シリーズで、頼りになった大人たちが敵となる。 子供たちにとっては恐怖でしかない。 その恐怖に子供たちは立ち向かい、大人たちの心を呼び戻す。 大人たちも、子供だった頃を思い返して、「自分たちの子供も同じように生きた。それを経験した大人がなにやってだ」と家族の大切さを思いしていく。 ノスタルジックな風景。 それは今の世の中には無い「幻想」でもあるし、もう一度作れるかもしれない「夢」に生まれ変わったのかも知れない。 【すかあふえいす】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-19 19:28:42) |
50.《ネタバレ》 拍手を送りたいくらいの傑作だった。 クレヨンしんちゃんの劇場版がふいに見たくなったので評価が高いものをレンタルしてみた。 クレしんの劇場版クオリティ高っ! TVアニメの劇場版によくある独特のつまらなさがほぼ皆無。 最近のテレビアニメのクレしんは見なくなってしまったけど、 たぶんアニメのクレしんの良さが生きているし、メッセージ性もある。 20世紀博の世界は僕の知らないノスタルジーな雰囲気だったけど、 それでもどことなく懐かしい気持ちがして、音楽がまた泣ける。 クレしんの劇場版の中では比較的大人向けな作品なのかも。 懐かしさのもつ魔性が見事に描かれる。 アニメクレしんを見なくなってしまった自分にとってもまたこのクレしん一家の姿は懐かしく、 懐かしさとは非常に居心地のいいものだなと思った。 いつまでも変わらぬままあり続ける姿と、年齢的に大人になった自分とで距離感があって、それが儚く感じるのかも。 また久々に「ダメダメのうた」を聴いたが、これがまた面白い名曲だった。 ひろしが自分を取り戻すまでの回想の場面がとても素敵だ。 タワーの階段を駆け上がるしんのすけの場面が名場面だ。 最後のは、しんちゃんの年齢からはとても発せられる言葉ではないとは思うが感動的だった。 しんちゃん映画としてのコメディあり、アクションあり、スリルあり、感動あり、紛れもない傑作だった。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-07-27 00:15:45) (良:1票) |
49.《ネタバレ》 子供のころは何にでもなれると思っていました。念じればテレパシーが使えると信じていたし、当然平凡なサラリーマンなんて縁のない将来だと思っていました。だから、この映画を初めて見た中学生の私は、そんな希望に満ちた未来を必死で取り戻そうとするしんちゃんに胸が熱くなりました。そして今、成長し、自分にはテレパシー能力どころか非凡な才能の類が全くないことを悟り、就活の末に見事平凡なサラリーマンになった私は、あの時は何も感じなかったヒロシの回想シーンで号泣してしまいました。ヒロシの人生のなんとすばらしいことか。凡庸な人生のなんと特別なことか。先の知れた人生を恥じ、どこかで悔いていた私は、その当たり前のことが衝撃で、救われた思いでした。今から未来を生きるのが楽しみです。そして、もう少し人生を進んだら、またこの映画を見たい。すごい映画です。 【デルモゾールG軟膏】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-10-10 22:44:37) |
48.「懐かしい」っていう感覚はただの娯楽として捉えるのが正しいと思うんです。「懐かしい」が、「昔は良かった」に代わり、しまいには「今も未来も最悪だ」になっちゃって、現実に目を向けられなくなっちゃうとダメですよね。 だからといって、これを観た子供が「懐かしい」という感覚を悪と認識し、古いものに興味をもたなくなってしまうことが心配です。 ってのは考え過ぎですかね。なんだかんだ言って、二回目の鑑賞ながら最初から最後まで存分に楽しめたのは、問答無用で面白いからでしょう。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-08-29 12:47:22) |
47.子どもはいつの日か大人になります。その時、誰もが人によって程度の違いはあるものの、大人の世界に失望する事は当然だと思いますし、子どもの世界の方が楽しくて、生きやすくて、夢がある事もまた当然です。それでも子どもは大人になったら、残酷な世界で生きていかなくちゃいけない。「ALWAYS 三丁目の夕日」以来、昭和の世界は素晴らしく、現代の世界はダメになってしまった、子どもの時の方が良かったと主張する映画やドラマが多く作られてきましたが、そういう映画が現代に愚痴をこぼしているだけなのに対して、本作は私たちが未来に生きる事への答えを出してくれている。 【民朗】さん [地上波(邦画)] 9点(2008-08-12 00:53:38) |
46.当時超強がりさんな子供だった尤紀ちゃん。だから親と観にいったこの映画で泣かないぞ!泣かないぞ!って必死に涙をこらえてました…だってすっごく感動するんだもん!あまりに有名なあの回想シーン子供心に、キました。とうちゃんががんばって歩いてきたちょっと臭いけどあったかい父ちゃんの足だ!ってね~。この間一人で観ました、やっとこらえていた涙を流せてすっきりしました★ 【尤紀ё】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-12-17 17:49:18) |
45.《ネタバレ》 感動しました。正に笑いあり涙あり。最初怖かったな。ギャグシーンは秀逸。カーチェイスは最高だった。 構成がうますぎる。1人やっつけたらテンポ良くもう1人……音楽とも合っていて飽きなかった。終盤はやっぱりひろしの回想としんちゃんのタワー上るシーンが泣ける。音楽カッコよすぎるし、サントラかりたい。 悪役が一貫してクールなのがすごく良かった。変にキレたりもせず、最後までキャラを貫いてた。良く考えたら、大人がみんなで子供もオモチャ振り回してるなんてシュール。 ハッピーエンドやけどなんか切ない……。テーマが結構深いのかもしれない。 クレしんの家族愛は最高! 【ラジカル】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-09-23 01:08:43) (良:1票) |
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44.しんちゃん凄いよ、泣いちゃうよ。 残りの1点はもうちょい歳を経てからにとっておこうと思います。 【声ヒツジ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-27 12:42:51) (良:1票) |
43.《ネタバレ》 ヒロシの回想シーンはいいシーンだとは思うが、泣けるほどのシーンではなかったです。自分がまだ「家庭」を持ってないせいでしょうか?それよりもラスト近くの、しんのすけが転びながらもタワーを駆け上るシーンは最高です。未来へ向かって進もうとする子供たちとそれを助ける家族のために階段を駆け上るしんのすけ。ドラマチックな音楽とも相まって、この映画最大の号泣ポイントになっています。 DVD購入直後は「戦国大合戦」のほうが「オトナ帝国」よりも確実に上と思っていましたが、現在は「オトナ帝国」も同じくらい素晴らしいと思うようになりました。 【MASS】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-06-20 13:02:36) |
42.《ネタバレ》 自分はこの物語に出てくるオトナたちとは全く世代が違い、だいぶ下です。 しかし、ヒロシの回想(幼少期、就職、結婚など)はセリフなしで音楽と映像だけですが、その1シーン1シーンに胸にグッと感じるものがありました。 ところでこの映画は、子供(小学生など)が見るものなのでしょうか? 【グロリアン】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-08-04 23:33:00) |
41.断言できます。現在の映画界の昭和レトロブームはこの作品から始まりました。大人のための大人のアニメです。もし、大人が免許制度だったら、免許更新の際にこの作品を見ることを義務付けるべきです。 【くらけん】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-30 14:23:29) (笑:1票) |
40.昭和のおもちゃ、レトロ家電、映画3丁目の夕日など、今「懐かしもの」ブームのようです。過去を振り返り「あの頃は良かった」と思いを馳せる。現実が厳しければ厳しいほどそれは心地よい行為です。現代人にとっては必要不可欠なのかもしれません。そして本作も「懐かしさ」がキーワードとなっています。登場する悪役は「古き良き昭和の時代」に世の中を戻そうと巧妙な手口を使って大人たちを誘惑します。心奪われるひろしやみさえ達大人。とうちゃんとかあちゃんを取り戻す、しんのすけ達のたたかいが始まります。昔を懐かしむことは決して悪いことだとは思いません。しかしそのベクトルが後ろを向いていることも忘れてはいけません。「昔は確かに良かったけれど、今だってそんなに悪くないよ」野原一家がそう教えてくれます。もしこの作品が実写だったら、気恥ずかしくて見ていられないかもしれません。「クレヨンしんちゃん」だからこそ素直に心に響いてくるような気がします。子供から大人までお勧めですが、これから親になる方(小さい子供をお持ちの方)には、何としても観ていただきたい、家族の絆に心打たれる傑作です。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-04-21 23:55:39) (良:4票) |
39.がんばるしんちゃん、回想の中のがんばるひろしに泣かされました。子供向け映画だからなのか、こんなにストレートにメッセージが伝わってくる映画ってあまりないですよね。がんばるのもかっこ悪くないかもね、と思わされます。 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-22 12:07:01) |
38.冗談でも何でもなく、21世紀最大級の社会派ドラマだと思う。昨今の病的な昭和懐古ブームはひたすら「古き良き昭和」の部分ばかりを強調するが、当然いいことばかりがあったわけではないし、ケンの言うように全ての人が夢と希望に溢れ、心を持って生きていたとは限らない。「あの頃はよかった」なんて言って過去にすがるのは単なる甘えであり、我々は歯を食いしばってでも今を生きるしかないのだ。しんちゃんの最後の「ズルいぞ!」って台詞は、きっと全国のオトナ帝国予備軍に対する容赦ない「喝」だったのかもしれません。 【とかげ12号】さん [地上波(吹替)] 9点(2005-11-20 17:24:55) (良:3票) |
37.《ネタバレ》 小学生のころクレシンが始まって、めちゃくちゃ楽しませてもらってた。けど、ドラえもんの劇場版がつまんなくなってからは、アニメの劇場版はみんなそうだろちっくに思って、クレシンも見たこと無かった。 このえ映画、大人向けって言われてるけど、子供でも十分に楽しめると思う。っていうかクレシンはやっぱり、子供が見て楽しめるを極めている。今回、大人(自分ももう、その部類だけど)が反応したのは「やっと大人が子供がの楽しいと思っている世界に追いついただけ」だと思う。それを「哀愁」「ノスタルジック」って部分を強調してすごいって言ってるけど、そんなのは大人の言い訳。もとからクレシンはそうだと思う。ノスタルジックはクレシンを大人向けにオブラードに包む薬みたいな物に過ぎない。ジブリみたいに大人と子供どちらも楽しめるものあるけど、それは両者の最大公約数的なものであって、感想も均質化しているように感じる。でも、これはそれを割り切って、二つの楽しみ方を提供している。当然、子供は大人が面白いって言ってる意味はわからないと思うけど、信之助君は最後、悪者が自殺しようとするところで「ずるいぞ、お前らだけ!」という言葉で画面を見ている所謂「大人」達を切っている。クレシンは子供のための映画。今まで、さんざん勘違いしてPTAとか「放送中止」とかバカなこと言ってたけど、「おまえらどうしたんだよ、そんなに泣いてて、ずるいぞ!」っていうメッセージに聞こえた。あの瞬間にやっぱり、くれしんは子供のための映画。そして、子供じゃない年になって、勝手にこの映画を大人の映画と解釈している自分に気づかされた。クレシンのテーマはいつも、単純。子供心とあたりまえの道徳意識。 日本アニメ界には野原家がいる限り、PIXCER映画なんかとも十分張りえると確信した。 【eivent】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-09 02:23:00) (良:1票) |
36.懐かしい、出て来たアニメで描かれたパビリオン(松下・みどり…などなど)の名がスイスイ浮かんだのは自分でもびっくりした(笑) 来月発売の“日本万国博”のDVDも観なくては 本題に戻って…いい作品でした 満点♪ 【栗頭豆蔵】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-17 12:44:17) |
35.良かったてゆうか、なんてゆうか‥。なんつうかもうストーリーが良く出来てるし、これをまたクレヨンしんちゃんでやるのがすごいよな~。否、クレヨンしんちゃんだからこそ出来たのか‥。んー。ブラボー。 【小星】さん 9点(2005-03-11 00:59:14) |