2.戦争映画ながら、登場人物たちの表情が生き生きとしていて人情味があり、感情移入させられます。特に最初は香田晋に似てるなーと思いながら観ていた主演の佐藤允はルパンさながらの飄々とした強さを持っていてかっこよく、いつの間にかに惚れこんでいました。
サスペンス要素なども盛り込まれ、ストーリーにグイグイひきこまれます。妙なリアリティを持たせつつ、陰惨さを無駄に強調したりはしないので、逆に戦争による死のあっけなさがストレートに現れていると思います。色んな楽しみ方、感じ方のできる上質なエンターテイメント作品。