1.怪獣映画でない東宝特撮映画では、個人的にこれが一番お気に入り。宇宙人の見せ場がちょっと少ない気がするが、都市破壊や宇宙での戦闘など〝見たいもの〟が見れて爽快だった。特に、伊福部昭のマーチと共に展開する宇宙空間での戦いは、気分が高揚すること間違いなし。そりゃ「スターウォーズ」や何かと比べりゃ見劣りはするが、1959年に製作されたのだから比べるのは間違いだよね。それに月面の描写のリアルさといえば59年当時では相当素晴らし……ん?アポロの月面到着より10年も早いじゃないか。あまりに自然だったので全く気付かなかった。改めて円谷特技監督の力量には恐れ入った。文句なしの10点だっ。