26.《ネタバレ》 ヒッチコックの中のベスト3(後は、めまいと北北西)。小さな世界のサスペンス。美術良し。設定良し。一番良いのは、グレースケリーの美しさ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-01-30 22:36:52) |
25.《ネタバレ》 ヒッチコック作品の中で私が一番好きな作品。 「救命艇」「ロープ」と続く密室劇の集大成です。 サイレントムービーをジェームズ・スチュアートと一緒に鑑賞している感じ? ちょっと違うか。 でも、いやがうえにも主人公に感情移入してしまうこのアイデアには脱帽するし、 物語の展開もいい、コメディー要素もいい、ハラハラするシーンもいい、全てがいい! ミスロンリーさんにいい人が見つかって良かった。 あと、孫の手ってアメリカにもあるのか? 【てれってれーR】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-07-17 16:37:11) |
24.《ネタバレ》 個人的にヒッチコックで一番好き&最高傑作。 人によっては「サイコ」や「北北西に進路を取れ」といったアクションに比べると退屈する人もいるかも知れないが、俺はジェームズ・スチュワートが覗く窓で様々な“事件”が起こってくれるので一切退屈しなかった。 地味に様々な窓のドラマが進んでいくのが面白い。冒頭の写真と壊れたカメラだけでスチュワートが何者なのか“語る”演出も素晴らしい。 観客にとってはいきなりジミーと口づけを交わすグレース・ケリーの存在も事件です。 「君は誰だ」という一言はジミーにとっては冗談のつもり、観客にとっては一瞬ドキリとさせるセリフ。 あれだけ開放的という事はそれだけあの界隈で事件がなく平和だったという事だろう。ベランダで夫婦仲良く寝ている人間までいますし。 そこで後半に“事件”が人知れず、いや唯一目撃してしまう恐怖。 ヒッチコック映画で人や動物が死ぬのは最早お約束です。 劇中で窓を覗くスチュワートは、退屈を紛らわすように音に耳を傾け、窓を覗きまくる。住民もそれを“許容”するように窓を開け続ける。 コレが「北北西に進路を取れ」だとあのヘリがスチュワートに襲い掛かります(嘘) 後半の窓におけるやり取り。最愛の人が独りで犯人の下に潜り込むスリル、犯人が戻ってくるまでの緊張、それに怪我で何もしてやれないもどかしさ、穏やかな演奏に掻き消される悲痛な叫び。 それを見て逃げようと思えば逃げられたスチュワートもあえて逃げず、犯人との“一騎打ち”を選ぶ!記者として、男としての意地。犯人も警察が来たにも関わらず臆せずに目と目が合ったジミーの元に向う。 音、光、影が織り成す緊張、窓際での攻防、住民の動きをあえて早回しにする事でより緊張を高める。 片脚と引き換えに掛け替えの無いものをより深めたラストも良い。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-01-22 00:24:04) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 「覗き」の裏窓での何気ない会話の数々が快感である。決して、こちら側の結婚をめぐる会話と連携する話題としてのあちら側(向かいの複数の窓)の画像の数々があるという見え見えの発想ではなく、ただ単に裏窓の視空間を前にしての何気ない会話として快感なのである。ヒッチコックはだからミステリーなどで勝負するような人ではない。あのセールスマンは実は犯人ではなかったというオドロキの研究書も、したがって 無用な気がする。 【ひと3】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-08 13:11:15) |
22.普通の監督なら代表作といわれる作品を撮るのも大変なのに、ヒッチコックの場合代表作が多数あり、あまり知られていない作品も面白いという凄い人。そのヒッチコック映画の中でもこれは最高の1本だと思います。室内からの視点で物語が進行するのもヒッチコックならではの設定で、これを飽きさせずに最後まで見させます。グレース・ケリーも美しさの絶頂。 【仏向】さん [DVD(吹替)] 10点(2010-08-01 11:06:09) |
21.《ネタバレ》 場面の(ほぼ)全てをジェフが掌握する映画と言えばよいのか。そう、物語はジェフの視線の先で行われる。つまり、そこには常にジェフという第三項が介入しているということになるのである。バレリーナの卵が踊り、未婚女性が幻の彼と杯を交わし、演奏家がピアノを弾き鳴らすその先には常にジェフがいる。このようにして、ヒッチコックは「私とあなた」、「敵と味方」、「善と悪」といった、二項関係で終始する対決の図式(西部劇、アクション・・・etc)を抜け出して、第三者、第三項的な映画を創出した。興味深いのは、主人公であるジェフが物語を動かす重大な役目を担っていると思いきや、結局のところアパートの住人が織り成す物語を覗き見る「観客」でしかない、とるにたらぬ存在だということである。つまり私達が「映画をみてかれこれ思惟する」ようにジェフは「窓辺の向こうの出来事を覗き、事件の真相を巡って相談している」のである。いやむしろこういった方がよい。ジェフは、私達見る側と完全に同化している、ジェフは私であり、私は窓の向こうで起こることをこそこそ見ている、と。だからこそ、クライマックスのシーン、犯罪者と思しき大男がジェフの部屋を突然入ってきたとき、観客は自分の部屋に入られたかのような新鮮な驚きを覚えるのだ。 【ノマド】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-17 14:44:38) |
20.ヒッチコックの映画の中でも一番のお気に入りです。ヒッチコック自身が覗きを楽しんでいるかの如く感じられる。そんなヒッチコックならではの遊び心満点の楽しいサスペンスです。グレイス・ケリーの美しさにこの映画を観て彼女のファンになりました。とにかくヒッチコックならではのユーモアいっぱいで観ていて本当に楽しいし、ハラハラドキドキさせる映像テクニック、どれをとっても超一級品のサスペンス映画です。 それにしてもただでさえ美しいグレイス・ケリーがヒッチコックにかかるとより一層、美しく輝いて見えるのは何故だろう?やっぱりヒッチコックは天才だ!そしてヒッチコックにとってグレイス・ケリーが一番のお気に入りに違いないだろう! 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-15 22:28:14) (良:2票) |
19.《ネタバレ》 カメラが主人公の部屋を写すだけで、職業やギプスの原因を映し出す。マンションの一室と裏庭から見える景色。数少ない出演者。音楽は劇中に流れるもののみ。たったそれだけで1本の映画を作ってしまう。スゴイ。凄すぎる。身動きのとれないジミー・スチュワートの素晴らしい演技、グレース・ケリーの美しさ。いつの間にか観客側も隣人の生活を覗き見し、見てしまったことから主演陣と同じ好奇心を抱く。サスペンス一辺倒でなく、ユーモアとの緩急も見事。クライマックスの、犯人が部屋に来るシーンは、えぇっっらい恐い!!変に盛り上げる音もなく、ただ聞こえるのはじわじわと犯人が上がって来る足音のみ。「めまい」や「サイコ」よりも、僕は好きです。 |
18.サイコに続いて最近観たヒッチコック作品。なんていうか、新しいおもちゃで遊ぶような気持ちにさせてくれる、おもちゃ映画やったかな。なんかノゾキ見バーチャルゲーム?だから、ウワー、覗き見させられてるーっていう観てる俺らがこの映画を、おもちゃで遊ぶように楽しんで、こっちからのってあげると、めちゃくちゃおもしろくなってくるような。あそこの人達が窓をいつも全開にしてるのも、関係ない人達の生活をたっぷり見せるのも、舞台劇のようなセットも、リアリティーのない世界観も、なんか、そーいう気分を味あわせてくれる。あんまりサスペンスっぽくないしね。これを、普通にリアルなサスペンスにして恐怖感あおって作っても、昨今に氾濫する普通のサスペンス映画になってもーて、ここまで有名にならんかったとは思う。リアリティーや、普通のサスペンスのような恐怖感、どんでん返しを期待する人にはつまんないちゃうかな。覗き見ゲームを楽しみたい人や、舞台劇が好きな人にはオススメ。後、会話もオシャレで楽しめました。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-01 03:59:32) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 ラストの情景は二人の将来に不安を残すかのように思わせる。うたた寝のJ.スチュワートの姿に読んでいた冒険小説?からファッション雑誌に切り替えるG.ケリー。まだ彼には女性の真の姿が見えていないという事であるかのように。 【Mr.MONK】さん 10点(2003-12-16 01:33:23) (良:1票) |
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16.秀逸。おもしろい。話の全てがアパートの一室とそこから眺めた光景だけで構成されている。舞台転換のない映画、なんていうんだっけ?こういうの、私は大好き。 脚を骨折して療養中の探検家がアパートから外を覗くと、隣のアパートの裏窓の中が丸見え。彼は覗きを趣味にし始める。声は聞こえないけれど、住人の動きから推測すると、様々な人間模様が・・・。 恋人のできないミスロンリー、悲しいラブソングをひくピアニスト、いつも男に囲まれているミスグラマー・・・。そんなある日、ある住人の不審な行動に彼は疑問を抱く・・・。 設定からして面白そうでしょ? 主人公の恋人役のグレース・ケリーの美しさも目をみはるものがある。 日常の中にもある「裏窓」的風景を記事にしてみました。 →「セルの中の出来事」http://escargot1.exblog.jp/2334072/ 【よしの】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-22 16:29:12) |
15.とにかく最高の映画です。骨折中で外出できないカメラマン、裏窓から見える隣のアパート、美しい恋人に、笑えるおばさん。もう全てが大好きです。「裏窓」ってタイトルだけでも好奇心揺さぶられます。全てが最高なんですけどその中でも何がすばらしいってグレース・ケリーの美貌でしょう。私の中で映画史上最も美しい女優が彼女です。もう完璧な顔です。そしてこれが彼女のベストワンです!!! 【Mary】さん 10点(2003-11-13 00:12:44) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 やっぱりヒッチ、いや、ムッシュイッチコック(フランス人はHの発音ができないからこうなっちゃう)ってすげーなぁ、と、何度見ても思ってしまう1本である。絵(映像)の力を最大限に生かすことにおいては、この人の右に出る監督はいないのではないか?と思ってしまう位、彼の映像はすごいのである。まずオープニング。普通ならばナレーションで説明してしまうところなのだが、ヒッチコックは全てカメラ1台で説明してしまうのである。アパートの住民について、主人公の職業、現在、そして怪我した理由までを、全部絵で見せてくれるのである。だから話も早いし、次の展開にスムーズに入れる、というわけだ。次に、ジェフの「のぞき」。普通ならば、覗かれている本人をもっと撮るだろう。彼の部屋で、彼が何をして、何を思っているのか、いちいち説明してしまいがちであるが、ヒッチコックにはそれはどうでもいいようだ。いや、「覗く」ことで生まれる距離感を、彼はうまく利用しているのである。つまり、何をやっているのかわからない状態にして、「怪しさ」を醸し出しているのである。その辺の作りは見事としか言いようがない。それに、ラストのストロボをたくシーン。よくもまぁあんなものを考え出したもんだと思ってしまう。あのアイデアを捻り出すのに相当苦労したはずである。なぜなら、早々簡単に出てくるような類のアイデアではないからである。ヒッチコック万歳。私もこんな映画が撮れたら幸せだろうな、と思ってしまう。 【おっさんさんさん】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-09-14 02:24:53) (良:2票) |
13.何回観たかは覚えていませんが、ストーリーがわかっていても危険なところでは観るたびハラハラして手に汗握ってしまいます。妖精みたいに可憐なくせに、最初から最後までジェームス・スチュワートをふりまわすグレース・ケリー。彼女の暴走に胸をかきむしられながら、追いかけて抱きとめることもできないジェームスの苦悩の表情がまたセクシー。もちろん上質のユーモアもたっぷりで、少しも退屈させません。名作です。 【Rei】さん 10点(2003-06-04 21:45:11) |
【しゅう】さん 10点(2003-06-03 01:16:06) |
11.原作は短篇であるが、よくここまで映像化したなと思う。ヒッチコックはお気にいりであるが、中でもこれが一番。年中、録画してあるのでビデオを観ている。そのたんびに、母に「また観てる。飽きないの?」と言われる。 【クロ】さん 10点(2003-05-26 01:24:21) |
10.常に主人公の視点で事件が進むので、観客一人一人が主人公になりきって見ることができる。カメラワークが素晴らしい! 【李将龍】さん 10点(2003-05-25 22:33:29) |
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8.よくもまあここまでおもしろくできたかと思うと涙がでる 恋人が犯人の部屋に侵入していくところなんかもう鳥肌もの おばはんもいい味だしとる そしてラスト 普通あそこで落ちるかぁ- 【おう】さん 10点(2003-04-16 01:57:59) |
7.これはおもしろかった!あんなにあからさまに窓から見えるなんてことはないだろうとか、ラストでの犯人の行動はマヌケとか。そんな文句をいつもヒッチコックの作品に対しては言ってしまいたくなるのだが、そんな細かいことはどうでも良いぐらいにおもしろい!!ラストはドキドキものでした。ジョークの効いたスチュワートとケリーの会話もおもしろい。グレース・ケリーの美しさも注目です。全てのヒッチコック作品を見たわけではないですが、ベストな作品に変わりはないでしょう。 【デリング】さん 10点(2003-01-15 12:16:28) |