1.《ネタバレ》 洋画「エンド オブ ホワイトハウス」では北朝鮮をあからさまに、かつ酷く悪し様に描いていますが、本作は北朝鮮の存在を仄めかしているだけで、アメリカほど酷い描かれ方はされていないのがとても評価できます。核で脅し続けるアメリカに対し、ステルス爆撃機に爆弾を仕掛けて落とした工作員の言い分も故国と家族を守ろうとした為であり、それなりの正当性があるように思います。最後、登場人物の一人がチヘにお菓子をあげるシーンがありますが、日本と北朝鮮が本当に和解できる可能性があるという意味かもしれない。核という人類が生み出した史上最悪の兵器がこの世にある限り、この話がフィクションでなくなる日が来るかもしれない。