2.《ネタバレ》 ▼自分の気持ちが萎え、クタクタになりそうな時にみる映画です。それにしても、最近見る機会が多くなったような・・・。▼戦国時代という極限状態で、自分を貫き通した人々を名優達がそれぞれに演じているから、いつも気持ちを奮い立たされるのでしょうか?それらを冷静にみつめる本覚坊遺文がいたから多くの激情を少し離れて感じられたのかもしれません。▼三船敏郎はやはり千利休のイメージにしては、ややギラギラと強いところがあり、三国連太郎のそれとはやや異なった雰囲気でした。戦国時代だから、その強さが感じられた方が良いのかもしれませんが。▼太閤は、芦田伸介では少し立派過ぎ、山崎務の方が太閤らしかったような気もしましたが、権力者の威厳・怖さは充分に感じることが出来ました。▼映像がそれこそ、侘び・寂びの世界を美しくとらえられており、さすが日本映画と思います。