26.《ネタバレ》 トールキンによる原作小説は未読です。ペーパーバックを読みかけたことがあるのですが、早々に挫折しています。原作小説の後発作品へ与えた影響の大きさは、未読ながらも、感じないわけにはいられないほどであり、ちょっと別格の存在感を放っている作品です。特に初期のロールプレイングゲームの世界観に与えた影響が顕著ですよね。そんな偉大な原作の映像化ですから、当然、期待値が高く、ハードルも高いわけですが・・・なんなく乗り越えていると思います。画面の端から端まで、ディテールにこだわり抜いて、丁寧につくり込まれた映像の力に、圧倒され、ため息が出ます。壮大な自然造形を、旅の一行が、列をなして移動するところを遠く上空から捉えるシーンが結構あるのですが、Blu-rayの精細さが際立つところです。変に妥協してDVDで見たりせず、10年以上待って正解だったなと素直に思いました。ファンタジーへの没入感、アドベンチャーへの没入感。たしかにロールプレイングゲームに似た感触であり、やはり原点なんだなと感じました。特典映像もたっぷりで、関係者インタビューやメーキング等たいへん興味深い内容です。こちらはDVDで画質が悪いのですが、Blu-rayを綺麗に見せるために、わざとやってるんでしょうかね。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2023-03-23 19:45:22) |
【pillows】さん [DVD(吹替)] 10点(2014-03-29 14:33:16) |
24.《ネタバレ》 いやーホント素晴らしい!尺が長い為マニア向けかと思いきや全く無駄がありません。追加されてるシーンは物語を補完するのに重要な役割を担ってると言えます。序盤のホビットの村の美しさからして心を奪われてしまいました。最高の娯楽性と芸術性を併せ持った大傑作ですね。これは必見です。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-07 02:26:45) |
23.物語の導入部ですが、通常版を観てるのでホビット庄の牧歌的な風景と音楽が心を癒されます。EXTを観るのは実は通常版の後の方がいいんじゃない?って思ったりもしますが…どちらにしろまずはこの壮大なファンタジーを観ていただきたいです!(^O^) 【鉄仮面】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-12-10 12:05:12) |
22.《ネタバレ》 冒頭のホビット庄の豊かな緑の瑞々しさが素晴らしかったです。 フロドが守りたかったもの、そして彼が永遠に失ってしまったもののかけがえのなさを感じると胸が痛みます。 姉に勧められて初めて上映版を見たときには「登場人物紹介+α」っぽい作品という感想でしたので、どうしてそこまで絶賛するのかが理解できませんでした。SEEを見てからはガラっと印象が変わりました。 【ゆきち】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-21 21:38:34) |
21.ボロミア贔屓の私は、もう大満足でしたね(笑) 3時間半という長さが気にならなくなるぐらいの完成度の高い映画でした。 【R澤】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-07-21 22:04:37) |
20.《ネタバレ》 素晴らしい作品です。劇場版での不足を見事に補っております。導入部のホビットの説明からアラゴルンの心情を綴ったエピソード、ロスロリエンでのエピソードなど、物語を円滑に進めていく上での重要な追加シーンが効果的に作用し、非常に完成度が高い作品に仕上がっていると思います。特に大好きだったギムリとガラドリエルとのシーンが追加されてて大満足です。(劇場版でのガラドリエルは厳格さだけが際立っていたので・・・。)文句なしの10点満点です。 【わたた】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-07-20 04:04:06) |
19.SEE版を全作観た。10点以外有り得ない。『ス○ーウォーズ』も『ハリー○ッター』もこの映画の前にはひれ伏すしかない(ファンの方ごめんなさい)。 でもそれぐらい凄い。映画史に残る偉業だ。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 10点(2007-07-31 22:44:26) |
18.《ネタバレ》 映画館で見た最初の版を見たとき、面白いんだけどすごくがっかりもしてました。 だって、かなり端折った印象が拭えなかったのと、字幕の酷さ、それと重要な部分が入っていない事でした。特にエルフ嫌いの筈のドワーフのギムリがエルフに魅了される過程は実は非常に展開として重要なんだけど、その場面が無いのが非常に残念だったのですが、これではしっかりと入っています。小説で呼んでいる人は絶対にこのシーンが無いことを不満に感じたと思うんですよ。映画から入った人にもこの後の2部3部と続く中、不思議だったんじゃないかな。最近の人の傾向として2時間を越える映画は嫌がられるし、映画館の回転数を考えても決して良くない事から、このような3時間を越える映画が製作されにくくなったのも残念な話ではあります。字幕に関しては監修が入り、日本語訳小説を意識したのが非常に良かったですね。戸田女史の気持ちもわからなくは無いですけど、小説の日本語訳の力ってのはやはり影響力があるんですよ。それがこの版ではかなり修正されていたので安心しました。 残念な箇所もまだあります。物語に影響が無いからでしょうけど、トム・ボンバディルと奥方が出なかった事等、小説からカットされているシーンもまだあるんですよね。もう1時間延ばし、休憩を挟むことで(DVDで2枚組みだから入れ替えのタイミングが休憩になるけど、劇場公開されたときはどうだったのだろう?)、対応すれば、もっと保管できた気がするのですけどね。 劇場版で嫌になった人にはこれをもう一度見て欲しいですね。 【奥州亭三景】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-11-22 09:10:19) |
17.私をDVDコレクターにさせた作品。時間が長いことに苦言を呈される方がおりますが、私には時間を忘れさせてくれる程、終始ワクワクさせられた文句なしの最高傑作です。 【憲玉】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-09-10 00:27:20) |
|
16.これ以上でもこれ以下でもないそんな映画。3部作の始まりとして相応しい映画。この素晴らしさを思う存分堪能して下さい。満点!! |
15.《ネタバレ》 皆さん!見てくださいよ!! そして、興味を持った方は是非!原作を! 原作をもうすでに読み終えていた方、映画になるということはこういう物を言うんだと思いますよ。劇場版が封切られたとき...あれ!あのシーンは?まあ、しょうがないか長すぎるものな。と、納得していた貴方!!そうそこの貴方ですよ。満足しますよ!もちろん全部は入れられません。しかし必要なところはよく押さえられていて話の繋がりがとても自然になり、よりいっそう旅の仲間たちの意思、使命感、責任感、勇気が描かれていると思います。ボロミアについて皆さんの書き込みが多いみたいですが、ある意味一番共感が持てる人物像だから関心が集まるのでしょう。もちろん人間だしこの中では一番恐れに弱いのでは。もっと、能力的に言ったら何もかも弱いホビットでさえ 果敢にすすんで勇気を示しているのに...そんな風に思いながら、でもボロミアだって愛する国、愛する人、を何とかしてサウロンから救おうとしている。そこに弱い人間だからこそ共感できる人物像を見るのでしょう。 【としべい】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-30 16:02:48) |
14.《ネタバレ》 まったく時間がたつのをかんじさせませんね。イライジャ・ウッド好演してますね。 |
13.監督のファンだし、続く二作については文句なく素晴らしいと思うが、残念ながら一作目については手放しに褒めらずにいた――この特別版を観るまでは。 30分増えただけで、まったく別の作品になっている! キャラクターひとりひとりに厚みが増し、通常版では詰め込みすぎに思えた脚本が、長くなって逆に自然で無理のないものとなっている。原作が大長編であるだけに、特別版のほうが本来の出来に近いのだろう。 主人公が弱々しいのでのめり込むのはたやすいし、異世界を舞台とした物語でありながら、登場人物たちの抱く感情は普遍的で理解できるものだ。CGを駆使した迫力満点の映像と、心から感動できる人間ドラマを両立させている映画はなかなかない。遊園地で遊ぶように楽しんで、しっとりした小説を読むように泣くことができる。とても贅沢な作品だ。 ところで、通常版を鑑賞したときは「ドワーフのギムルはだんだんお笑い専門になってきて可哀そうだなあ」と思っていた。しかし特別版を観て、最初から最後までお笑い専門だったことを知った。思ってたよりずっととぼけた、愛すべきキャラクターだったんだなあ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-04 16:30:11) (笑:2票) |
12.《ネタバレ》 「みんなのシネマレビュー」前から楽しく読ませて頂いていました。 このたびお仲間に入れて頂けて、とても嬉しいです。 さて、劇場で『旅の仲間』SEE上映があり、何を置いても駆けつけました。 大画面でどっぷりとお話しに浸かることが出来、満足です。 皆さんおっしゃるように、ボロミアの苦しい胸のうちが良く分かり、ラストの矢のシーンの辛さが身に沁みます。 私はサムが詩を語り、「こんなじゃ駄目だ。」と自問自答するシーンも好きです。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-05-26 20:24:12) |
11.個人的にボロミアが好きなので♪良かった。二つの塔から、なんでみんな同じマントなのかとかいろいろな疑問が解けた。ま、これからハマってしまったので10点以外ないでしょう。 【さら】さん 10点(2005-03-16 16:39:05) |
10.ガラドリエルから一人ずつ贈り物をもらうシーンが入っていたのが一番うれしかったです。普通に全編通して見た後、音声解説付きでまた見直して、あんたやばいんじゃないのってくらいに何度も何度も見ています。高い金額を払って買ったかいがありました。ところで、ジャック・ブラックが出ている隠し映像があることを最近知って、見てみました。かなりお下品ですけど、笑っちゃいました。SEE版ならではのお遊びですね。 【づらちゃん】さん 10点(2004-12-02 12:53:12) |
【weber】さん 10点(2004-09-02 18:49:50) |
8.最高クラスの娯楽性、芸術性を併せ持ち、しかも荘厳な風格まで持ったのが真の映画だと思うんですけど、それって「ゴッドファーザー」と、そしてこの「ロード・オブ・ザ・リング」くらいしか歴史上存在しないような気がします。それほどのスーパー傑作なわけですが、このSEEはもんのすごいことになってます。こちらを見てしまうと、映画館で興奮したものは不完全版と呼ばざるをえません。なによりボロミアの復権がうれしいですね。劇場版では肝心なシーンがカットされ、さらに日本語字幕でもめちゃくちゃにされてしまい、ほぼ悪役扱いだったボロミア。しかしこのSEEを見ると、そのあまりに人間臭いキャラクターに共感せずにはいられません。彼は人間としての強さと弱さの両面を見せ、それゆえに感動させるのです。とくに、指輪の魔力に溺れたことを悔い、獅子奮迅の活躍を見せる最後のバトルはたまりません。あれこそ男です。どこか超越したアラゴルンよりも、私はボロミアの方が好きですね。人間の弱さや邪悪な面を嫌い、人間に対して極端な不信感を持つアラゴルンですが、そんな彼を変えたのもボロミアでした。SEEではふたりの友情がよりしっかりと描かれており、特にラストでは、ボロミアの死をきっかけにアラゴルンが人間の王になる決意をしたことがわかります。そして、このDVD版の吹き替えの出来もすさまじいものがありました。本当に完璧な吹き替えで、このDVDは9800円の価値は十分すぎるほどあります。こんなありがたいバージョンが世間のほとんどの人の目には触れないんですよね。映画ファンやってて本当によかったっす。10点といわず、12点くらい献上したい気持ちです。 【ザ・チャンバラ】さん 10点(2004-06-19 16:27:24) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 僕は指輪物語は、ここから始まった。映画館での迫力は知らないものの、この映像、展開の上手さにすっかりこの映画の世界にハマってしまった。架空世界の話とは思えないくらいにそれぞれの話が細かく出来上がってる。人間ドラマとしても見応えがあり、無駄な話なぞ何も無い。上映時間の枠におさめるのは、本当に辛かったと思う。本編は、やっぱりボロミアの人間臭さ―倒れてしまったのは本当に悲しいが、最後に己の愚かさに気づくあたり、何とも複雑な感情がこみ上げる―と、ガンダルフのカッコ良さ。老いてはいるが、誰よりも優しく誰よりも力強い。エルフの美しさに見とれる時もありますが、やはりここはボロミアとガンダルフでしょう。文句なしの10点!! |