1.《ネタバレ》 途中まではなかなかできたトリックだと思ってたんですけど、やはり凶器から発射された銃弾を、あんな場所に放置しておくこと自体、ずいぶんうかつな犯人で残念です。
一見、他のコロンボ作品にある「犯人が自分でこける」パターンに見えますが、そこまでもいかない(つまり、犯人があの偽装工作をしなくても、銃弾を掘り起こされた時点でアウトなので)、ただ、犯人が不注意だったという事件で。
あと、不愉快な登場人物が多い話で。特に不倫を居直る妻、最悪。「いつから警察は道徳問題に口をだすように」(かなり不正確)全く恥知らずの女ですね。だから、正直あいつが犯人として捕まっても別に同情はないですよ。
コロンボってつまらない作品は何本かあるんだけど、不愉快な作品はほとんど無い。
その数少ない不愉快な作品のうち一本がこれ。
上記した妻の人物像もですが、間男の図々しさも嫌ですね。
こういう存在を容認する文化も西洋、特にフランスなんかにあるようですが、自分は生理的にうけつけません。