1.《ネタバレ》 泣く子も黙るアメリカのパヨクおじさん、マイケル・ムーア監督によるトランプ猛批判ドキュメンタリー。この人お得意の、悪意ある編集と底意地の悪いユーモアは今回控え目で、なんとも切れ味の悪い作品になっちゃってましたね、これ。かつてブッシュ大統領をばっさばっさとぶった切ってたあの頃のエネルギーはどこへやら。今回の相手はドナルド・トランプと言うこれ以上ないくらいの好敵手であるはずなのに、途中から水質汚染問題やら銃規制問題やらに脱線しまくって、最終的には民主党も悪かったしオバマなんて最悪だったんだよで終わり。いやいや、これじゃトランプ大統領に完全に負けてますやん!「もう俺はこの国の未来に希望を持つのなんてやめた。あとは若い奴らで頑張ってくれ」って、ちょっと諦めすぎちゃいまっか。もはやこれでは敗北宣言に近いと思います。マイケル・ムーアさん、あんた最近大丈夫なん?と思わず心配になっちゃうレベル。正直、一本のドキュメンタリーとしてみても非常にレベルの低い作品だったと言わざるを得ません。