5.《ネタバレ》 前半の方は少女が怖かったが、後半からは可愛く見えてきた。
そんなどうでもいいことに注目してしまう。
どうもオカルト・ホラー映画は、宗教だとか悪魔だとかをテーマに押し出すと、(中身は違うんであろうが)どれも似たり寄ったりな内容になってしまう気がしてならない。
メッセージ性も同じくなってしまうんだろうな。
結局 宗教ってのはそいつの「個」がどっかへ行ってしまいがちだから、作品にも個性だとかオリジナリティだとか出にくいんだろう(適当)。
一種の型にはまってしまうので気をつけましょう。
やっぱり「オーメン」を連想。なんとなく。
それよりも圧倒的な蟲プレイ。少女と蟲とくればやっぱり日本人ならナウシカ。
なぜそこに行き着くかって?この作品が弱いからさ。
だから美少女とかファンタジー的CG大袈裟演出とかでカヴァーしなければ作品として成り立たない。
煙突の蓋を閉めた後の背後に男が立っていて、瞬間部屋の明かりが消え、
それからパソコンのモニタに少女の不気味な顔が映り、
暗い階段を上っていくと雷が光るという、この必殺コンボのような恐怖演出の流れの
妙な巧みさは何?なかなかいいじゃん。
結局はファンタジーなんだけれど。全く怖くないし、幻想的な情景がチラホラ。
そっちの方が好きだったり。